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天浜線、観光商品第1弾 花博合わせ沿線巡り 4~5月催行 穴場訪問や体験

 天竜浜名湖鉄道(浜松市天竜区)は6日、産学官金連携の「観光プロジェクト研究会」で企画した観光商品の第1弾を発売した。浜名湖花博20周年記念事業に合わせて鉄道沿線を巡り、国内外からの誘客を図る。

観光商品を紹介する観光プロジェクト研究会の関係者ら=6日午後、浜松市中央区
観光商品を紹介する観光プロジェクト研究会の関係者ら=6日午後、浜松市中央区

 旅行商品は5種類で4~5月に催行し、神職の解説付きで小国神社(森町)を見学したり、浜松市在住の作家いぬじゅんさんとともに小説の舞台を訪れたりする。価格帯は日帰りが1人1万4500円、1泊2日は4万円台から10万円ほど。天竜浜名湖鉄道の松井宜正社長は「大手旅行会社のツアーにはない、穴場の観光スポットや体験型プランを盛り込んで特色を出した」と話す。
 天浜線沿線では、地域の企業団体などが連携して花の植栽活動「花のリレー・プロジェクト」を展開している。活動を観光振興につなげるため、同鉄道と浜松いわた信用金庫、浜松学院大、浜松・浜名湖ツーリズムビューローが2023年11月、研究会を立ち上げて観光商品づくりを検討してきた。訪問先の選定などで同大学生のアイデアを生かすなど、幅広い客層の誘致に向けてそれぞれの知見を活用したという。

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