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浜岡原発、稼働容認が「停止」上回る 菊川市調査で初

 菊川市は15日、2023年度市民アンケートの結果を発表した。「浜岡原発(御前崎市佐倉)の今後についてどう思いますか」との設問では「安全が確認できれば稼働した方がよい」との回答が43・8%(前年度比6・0ポイント増)になり、「停止しておいた方がよい」の31・8%(同6・0ポイント減)を上回った。14年度に同設問を市民アンケートに加えて以降、初めて稼働容認派が慎重派を上回った。

浜岡原発に関する市民意識調査の変化
浜岡原発に関する市民意識調査の変化

 アンケートは4月に無作為で選んだ2千人を対象に行い、1050人から回答を得た。回答率は52・5%。同設問への回答はほかに「どちらともいえない」15・5%、「わからない」7・6%が続いた。
 稼働を容認する回答は17年度以降緩やかに上昇を続け、「停止」は下降する傾向にあった。徐々に差が縮まり、22年度はともに37・8%と初めて並んだ。
 長谷川寛彦菊川市長が同日の定例記者会見で示した。稼働を容認する意識の広がりについて「家計に大きな影響を及ぼす電気料金の値上げが大きな要因ではないか」と分析した上で「稼働した方がいいと思う人が多いが、まずは安全がしっかり担保されることが重要だ」と強調した。

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