⚽ドゥンガ氏「新しい歴史つくって」 ２０年ぶりジュビロ磐田訪問【一問一答】
Ｊ１磐田のクラブＯＢでブラジル代表主将や監督を歴任したドゥンガ氏（６０）が２０日、ヤマハ大久保グラウンドを訪れた。磐田の練習を視察後、報道陣の取材に応じた。ドゥンガ氏は２４日に行われる神戸との開幕戦（＠Ｓ＋・シズサカマッチ）を間近に控えたチームに「Ｊ１昇格に満足することなく、磐田の新しい歴史をつくって」とエールを送った。
主なやりとりは次の通り。
ー練習を視察した感想は。
「選手がものすごくモチベーション高くやっている。監督もいい指導をしている。藤田さん（スポーツダイレクター）がしっかりチームを統率しているという印象だ」
ー開幕戦はヤマハスタジアムで観戦する。
「しっかりと試合を見させていただく。ただ、自分がプレーしたくなってしまうかもしれない（笑）。初戦でいい結果を求めるのが大事。特に今年の磐田は若い選手が多い。ホームでやるので持っているものを見せて。目につく選手がいたので試合で見てみたい」
ー磐田でプレーした時を振り返って。
「欧州でプレーし、その後、ワールドカップにも出た。同じようなレベルで磐田でもやると心がけた。自分がいる間に磐田がすごく成長した。勝者のメンタリティーを持ったチームになったのがすごくうれしい。代表選手が少なかったが、去る時は１０人程になった」
ーどんなチームになってほしいか。
「一番大事なのは日々成長すること。もちろんＪ１に上がるのはうれしい。満足することなく二度と落ちないように。Ｊ１定着だけでなく成長することに尽きる」
ーかつてのように代表選手を輩出するチームになるためには。
「サッカーは個人ではない。チームでどれだけしっかりしたプレーができるか。全員が成長すれば自然と代表に呼ばれるはず」
ーＪ１で活躍するために必要なことは。
「まず昨年昇格したことは忘れる。満足することなく日々改善する。競争をチーム内に取り入れるのも大事。アグレッシブに心で魂でプレーしてほしい」
（運動部・名倉正和）
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