⚽ジュビロ磐田が今季初実戦 新戦力が躍動 東海大熊本に5-0
昨季に続き布陣は4―5―1。1本目は序盤から押し込み12分、左サイドバックに入った鹿沼のクロスを右サイドバックの西久保がゴール前に頭から飛び込み先制。26分には西久保のクロスを新外国人FWペイショットが右足で押し込んだ。
2本目は無得点に終わったが、3本目の7分にDFリカルドグラッサが3点目。26分には新人の植村が中央に切り込み左足で4点目を奪った。さらに終了間際、韓国Kリーグから移籍したMF石田が頭でダメ押しした。
J2千葉から移籍し、初実戦で1ゴール1アシストをマークした西久保は「先制点は空中戦の強さを見せられた」と胸を張った。ペイショットは「結果を残せて安心した」と〝来日初ゴール〟の喜びをかみしめた。
2本目で古川が左サイドバックに入るなど、本職ではない位置でもチャレンジする姿勢を求めている。躍動した新戦力を含め、指揮官は「自分がどういう選手か全員に見せてほしい」。対外試合のレベルが上がっていく今後に向けてさらなるアピールを求めた。
▽練習試合(30分×3本)
2―0
磐田 5 0―0 0 東海大熊本
3―0
▽得点者【磐】西久保、ペイショット、リカルドグラッサ、植村、石田
※メンバーは非公表
元日本代表GK川島、久々の実戦で安定感 14年ぶりにJリーグ復帰した元日本代表GK川島が1本目に30分間ピッチに立ち、フランス時代の昨年5月以来、半年以上ぶりに実戦復帰した。大学生が相手で攻撃を受ける場面はほとんどなかったが「こういう形で練習試合ができたのは自分にとっても大きい」と手応えを語った。
最後尾から陣形の指示を出してチームに安定感をもたらし、30分間を危なげなく無失点。「開幕へどういうことができるか詰めていく。フィジカルだけでなく感覚的な部分も研ぎ澄ませていきたい」。背番号1を背負う大ベテランの守護神は頼もしく言った。