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テーマ : ジュビロ磐田

⚽自動昇格争い決着へ J2最終節 清水「自力で勝ち取る」 磐田、逆転へ必勝期す


 J2は12日に各地でリーグ最終節を行い、三つどもえとなった残り1枠のJ1自動昇格争いが決着する。自動昇格圏の2位清水は、敵地で17位水戸と対戦。勝てば無条件で、引き分けでも3位磐田と4位東京Vがともに引き分け以下で昇格が決定する。清水を勝ち点1差で追う磐田は、敵地での18位栃木戦で自動昇格に望みをつなぐ白星を目指す。清水と磐田は11日、完全非公開で最終調整した。

清水、クロス攻撃入念準備 水戸戦
自動昇格を懸けた最終節水戸戦に向けて調整する清水イレブン=三保グラウンド
 清水は磐田、東京Vの結果次第で引き分けの場合でも昇格の可能性があるが、見据えるのは勝利のみ。秋葉監督は「自力で勝ち取る」と決意を込める。
 今週の練習では、水戸の失点パターンで目立つクロス攻撃を念入りに反復。4得点で快勝した前節の再現を目指す。無失点だった守備面も、「1本チャンスを作られている」(DF鈴木)とさらに引き締めを図った。
 最終節までもつれる自動昇格争いは、前回J2を戦った2016年と同様。7年前の決勝点は途中出場の選手だった。前節の後半にピッチに投入され、貴重な追加点を挙げたMF岸本は「(得点は)常に決めてやると思っている」とヒーローに名乗りを上げる。
 今週の練習初日にはMFホナウドが不在だったものの、翌日から合流。先週の練習中に左手甲を骨折し、痛みを抱えた状態だというが、「試合に入ったら痛みは忘れる。準備はできている」と強行出場も辞さない。
 敵地にはベンチ外の選手も乗り込むことが決まっていて、チーム一丸でJ1復帰をつかみ取るつもりだ。
 (市川淳一朗)

磐田 伊藤槙の代役、鈴木海か 栃木戦
7日の公開練習で栃木戦に向けて調整する磐田の選手たち=ヤマハ大久保グラウンド
 磐田は3月の前回対戦で栃木に2―0で快勝したが、栃木の総失点45は磐田の43とほぼ変わらない。横内監督は栃木について「しっかりブロックをつくりカウンターを仕掛ける。前線に高さがあって危険」と分析する。
 センターバックの伊藤槙は累積警告で出場停止。代役は8月の町田戦以来、磐田で出番がなかった世代別日本代表のDF鈴木海が濃厚だ。鈴木海は元日本代表の矢野、イスマイラと高さのあるFWを警戒し「クロスやセットプレーに特長がある。100%でシュートを打たせない」と気を引き締める。
 前節水戸戦で負傷交代したDF松原の状態が気になるが、代役候補のDF小川も気合十分。「絶対勝利が必要。攻めあぐねるのは避けたい」と攻撃参加に意欲を示す。
 5バックでゴール前を固める相手は、万が一先制点を許すと、さらに強固になりそう。是が非でも先取点を奪い、主導権を握りたい。前節途中出場でチーム5点目のアシストをマークしたMF金子は「どんな状況でもチームが勝つためのプレーを選択したい」と出番を待つ。
 (名倉正和)

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