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テーマ : ジュビロ磐田

⚽ジュビロ磐田 首位町田に競り負け PK2失点 サッカーJ2第30節

 明治安田J2リーグは12日、各地で第30節の6試合が行われ、磐田は首位の町田に1─2で敗れた。

町田―磐田 試合終了間際、シュートを決める磐田・松原(中央)=町田・Gスタ(写真部・宮崎隆男)
町田―磐田 試合終了間際、シュートを決める磐田・松原(中央)=町田・Gスタ(写真部・宮崎隆男)

②Gスタ(町田1勝1分け)▽観衆11918人  町田 19勝6分け4敗(63) 2(1―0 1―1)1 磐田 15勝9分け6敗(54)
▽得点者【町】エリキ(17)藤尾(4)【磐】松原(5)


 【評】磐田は町田にPKで2失点して、競り負けた。
 序盤から相手の圧力に押されたが、カウンターで好機を狙った。前半14分には速攻から最後は古川が詰めたが、決められなかった。前半終了間際には相手にPKを与えて先制点を許した。
 後半も相手の猛攻に耐えきれず再びPKを献上して11分に追加点を奪われた。終盤は選手交代で攻撃のてこ入れを図った。試合終了間際に松原が1点を返したが及ばなかった。  手痛いPK2失点  優勝争いを左右する大一番だったが、2位の磐田は首位町田に力負けした。3連勝で一気に肉薄を試みたものの、はじき返された。負けなしは11戦で止まり、5月27日以来の手痛い黒星を喫した。
 痛恨の失点はともにこれまで守備を支えたセンターバック2人が与えたPK。町田のFW藤尾を止めきれず、たまらずペナルティーエリア内で倒した。1点目は鈴木海、2点目はリカルドグラッサだが、相手の個の高さをたたえるしかなかった。鈴木海は「ゲームを壊してしまった。手を使って倒してしまうのは自分の弱さが出た」と唇をかんだ。
 前節仙台戦で負傷交代したMF上原に代わり、MFドゥドゥがボランチに入った。それに伴い空いた2列目の中盤左にはMF古川がスタメン復帰した。だが、左サイドから背後を突かれ、攻めても得点につながる見せ場はつくれず「何もさせてもらえなかった」。
 目立ったのはボール保持者に泥くさく体を寄せる町田の守備強度の高さと、リードを保つ試合運びのうまさだった。最終盤のゴールで一矢報いたDF松原は言葉を絞り出す。「大勢のサポーターが来てくれてこの試合に懸けていた。自分たちの方が弱いと認めざるを得ないのはつらい」
 これで1試合少ない首位町田との勝ち点差は9に開いた。「終わりではない。次のゲームに目を向けて一丸となってやっていく」と横内監督。気丈に言ったが、優勝を狙う状況は厳しさを増した。
 (名倉正和)
 

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