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テーマ : ジュビロ磐田

⚽元ジュビロ磐田主将の大井健太郎 指導者見据え豪州で奮闘

 J2磐田の元主将でオーストラリア3部相当イースタン・ライオンズ所属のDF大井健太郎(39)=藤枝東高出=が日本で指導者となる将来を見据え、現地で奮闘している。「いずれJリーグのコーチや監督として戻ってきたい」。セカンドキャリアを描きながら来季もメルボルンでプレーする意向だ。

オーストラリアで奮闘する大井健太郎(中央)。現地で運営するサッカースクールの子どもたちを連れて古巣磐田を訪問した=ヤマハ大久保グラウンド
オーストラリアで奮闘する大井健太郎(中央)。現地で運営するサッカースクールの子どもたちを連れて古巣磐田を訪問した=ヤマハ大久保グラウンド

 “3部”クラブで選手としても活躍  大井は2003年入団から15年間、磐田に在籍し最終ラインの一角を担った。湘南、新潟時代も含めてJリーグ通算425試合に出場し24得点。21年目の今季はオーストラリアに渡り、ライオンズの中心選手として活躍し、チームのベストプレーヤー賞にも選ばれた。「昇格できなかったのは残念だが、大きなけがなくできた」と振り返った。
 今年4月にはメルボルンに自らの名前がついたサッカースクールを開設し約50人の子どもたちが通う。技術の高い日本のサッカーには現地の関心が高く、日本代表の好調さにも支えられて人気は上々だという。「日本の指導者は優秀。現地では基礎を教わっていない子も多い」との思いから基本技術を大切にする場を目指す。9月末には現地の子どもたちを連れて古巣磐田の練習を見学した。
 選手と事業運営の二足のわらじに悩むこともあるという。「お金をもらってサッカーをしているので自分のこともやりたい。スクールで子どもたちには成長して帰ってもらいたい」。将来をじっくり考え「海外経験を生かして、他の人にはできないコーチになりたい」と懸命に自らが進むべき道を模索している。
 (名倉正和)

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