あなたの静岡新聞
▶ 新聞購読者向けサービス「静岡新聞DIGITAL」のご案内
あなたの静岡新聞とは?
有料プラン

テーマ : ジュビロ磐田

⚽ジュビロ磐田 京都に3ー0で快勝 J1第7節

 J1リーグは7日、各地で第7節9試合が行われ、磐田は京都に3―0で快勝した。京都―磐田 後半20分、ゴールを決める磐田・ペイショット(中央)=サンガスタジアムbyKYOCERA京都―磐田 後半6分、先制ゴールを決めて喜ぶ磐田・西久保(中央)=サンガスタジアムbyKYOCERA
①サンガS▽観衆10972人
磐 田 3勝4敗(9) 3(0―0 3―0)0 京 都 1勝3分け3敗(6)
▽得点者【磐】西久保(1)マテウスペイショット2(2)

 【評】サイド攻撃を仕掛ける相手にブロックを組み好機を待った。前半30分、藤原がシュートを打ったが、ブロックされ、44分にはペイショットがPKを蹴ったがGKに止められた。後半6分、藤原の右CKを西久保が頭で決めて先制した。20分には右クロスをペイショットが頭で合わせて2点目。さらに26分には再びペイショットが同じ形で3点目を奪った。守っても相手の攻撃をしのぎ切った。

FWペイショット2発 連勝に導く
 前半のPK失敗を補って余りある2ゴールだった。磐田の新外国人FWペイショットが来日初ゴールを含む2得点でチームを今季初、J1では2019年11月以来となる連勝に導いた。ともに190センチの長身を存分に生かしたヘディングシュートだった。京都―磐田 後半20分、ゴールを決め、祝福される磐田・ペイショット(右から2人目)=サンガスタジアムbyKYOCERA京都―磐田 後半26分、自身2点目のゴールを決める磐田・ペイショット(中央左)=サンガスタジアムbyKYOCERA
 前半終了間際、相手と競り合って獲得したPKはGKの足に当たってはじかれた。心が折れかけたハーフタイム。ロッカールームに戻ると仲間に「絶対ゴールするから」と励まされ奮起した。
 開幕から得点を量産するFWジャーメインとは対照的に6試合で無得点。前節新潟戦の前、コーチ陣からブラジルやウクライナ時代に躍動する自身のゴール集を見せてもらった。どれも持ち味の近いサイドに飛び込んだ得点だった。自身1点目のDF西久保のクロスも、2点目のMF松本からのラストパスも動き出しを見直し「入るべき場所に入ったゴールだった」。
 献身的なポストプレーでは新潟戦でアシストをマークするなど持ち味を発揮していた。だが「FWという職業はゴールがないと長く生きられないポジション」と覚悟を持って京都戦に臨んでいた。
 この日で3連戦が終わり、次節名古屋戦まで5日間の準備期間がある。チームは11位に浮上。「いい試合をしたが、修正点もある。ホームで戦うので連勝を伸ばしたい」。これまでチーム総得点の9割近くがジャーメインに偏っていたが、頼もしい相棒が名乗りを上げた。

DF西久保 今季初先発・ゴールで存在感
京都―磐田 後半26分、自身2点目のゴールを決めて喜ぶ磐田・ペイショット(右)=サンガスタジアムbyKYOCERA  磐田のDF西久保が右サイドバックで今季初先発、フル出場し存在感を示した。ヘディングでのJ1初ゴールとペイショットのゴールをお膳立てする右クロスで今季初の連勝に貢献。J2千葉から加わった高卒3年目は「連戦はチャンスだったので結果を出したかった」と素直に喜んだ。
 DF松原が状態不良で、右サイドバックの植村が左サイドバックに回ったため、出番が巡ってきた。後半6分の先制点は自慢の跳躍力を生かしてCKでの空中戦を制した。「いい球が来たので狙い通りだった」と胸を張った。
 守備では前半に背後を取られるシーンもあった。「相手との距離感がつかめていなかったので修正したい」と今後の課題を挙げた。

Uー23代表の鈴木 脳しんとう疑いで交代
 パリ五輪アジア最終予選を兼ねたUー23(23歳以下)アジア・カップに臨む日本代表に選ばれた磐田のDF鈴木が京都戦で試合終了間際、相手と接触し脳しんとうの疑いで交代するアクシデントがあった。京都戦直後に代表へ合流予定だったが、8日に病院で検査した後に遅らせるという。横内監督は記者会見で「意識はしっかりしていて大丈夫だと思う」と述べた。
 (運動部・名倉正和、写真は写真部・堀池和朗)

いい茶0
▶ 追っかけ通知メールを受信する

ジュビロ磐田の記事一覧

他の追っかけを読む