あなたの静岡新聞
▶ 新聞購読者向けサービス「静岡新聞DIGITAL」のご案内
あなたの静岡新聞とは?
有料プラン

テーマ : ジュビロ磐田

⚽ジュビロ磐田、韓国・大田と練習試合 守備連動に手応え 鹿児島キャンプ(7日)

 J1磐田は7日、鹿児島市の白波スタジアムで韓国Kリーグ1部大田(テジョン)と練習試合(45分4本)を行い、合計3ー1で勝利した。磐田は主力、控えの混成で1本目は両チーム無得点。2本目は11分にMF平川怜のクロスをDFリカルドグラッサが押し込み先制。15分にロングスローの流れから失点し1ー1。3本目はMF藤原健介、4本目はMF藤川虎太朗の得点でともに1ー0だった。

磐田―太田 2本目11分、磐田のリカルドグラッサ(左)がシュートを決める=鹿児島市の白波スタジアム(写真部・坂本豊)
磐田―太田 2本目11分、磐田のリカルドグラッサ(左)がシュートを決める=鹿児島市の白波スタジアム(写真部・坂本豊)


 ▽練習試合(45分×4本)
 磐田 3 0ー0 1 大田
      1ー1
      1ー0
      1ー0
 ▽得点者【磐】リカルドグラッサ、藤原、藤川
 ※メンバーは非公表


流れから3得点も今季初の失点
 主力組を固定しないまま臨んだ韓国1部大田戦は、勝利こそ収めたものの、収穫と課題が入り交じる結果に終わった。セットプレーから3得点したJ2鹿児島との対外試合から一転、流れの中から3点を奪ったが、今季初の失点も喫した。
 2本目の先制点は、J2熊本から移籍したMF平川のクロスがもたらした。中盤左サイドで先発し、正確な球をDFリカルドグラッサの左足に合わせた。ここまでの対外試合2試合はチーム内の連係が合わず球に絡む機会が少なかった。だが、この日は「タイミング良く攻撃できた」と3試合目でようやく存在感を示した。終盤にはトップ下のMF金子と入れ替わり、本職の中央でもプレーした。
 2本目に喫した今季対外試合での初失点はロングスローの流れから。チームとしてセットプレー対策に重点を置いているだけに課題が残った。金子は長身のFWペイショットが戻っていなかったことを指摘。さらにJ1では町田などとの対戦で重要になるとの認識を示し「いい教訓になった」と引き締める。
 鹿児島での対外試合はキャンプ最終日のJ2清水戦を残すだけ。この日はけが明けの選手を除き多くが90分近くプレーした。横内監督は失点したが、守備面での連動性に一定の手応えを感じる一方、攻撃に関しては「もっと回数を増やさないといけない」と3得点にも満足した様子はない。開幕スタメンを見極めるのは、もう少し先になりそうだ。
 (運動部・名倉正和)

DF小川、故障からの回復アピール
 故障で出遅れていた32歳のベテランDF小川(磐田ユース出)が大田戦の1本目に30分間出場し、今季初実戦となったピッチに立った。けが人が多い右サイドバックに入ると、豊富な運動量と安定した守備で順調な回復ぶりをアピールした。
 キャンプ直前の大久保グラウンドでの練習中に両方のふくらはぎを痛めたが、鹿児島入りして状態を上げて実戦に臨んだ。「体力的には悪くなかった。ゲーム形式は積めていないので修正は必要」と振り返った。
 GK川島、MF山田に次ぐチーム3番目の年齢となるベテランは「どれだけ攻撃に関われるか。『自分で行く』という若者のような気持ちでやりたい」と力強く言った。

いい茶0
▶ 追っかけ通知メールを受信する

ジュビロ磐田の記事一覧

他の追っかけを読む