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テーマ : ジュビロ磐田

⚽ジュビロ磐田 G大阪に競り負け 自陣ミス、連係面で課題 J1第4節

 明治安田J1リーグは16日、各地で第4節が行われ、磐田は敵地でG大阪と対戦し、1-2で敗れた。
G大阪―磐田 前半、競り合う磐田・ジャーメイン(左)=大阪・パナスタ
①パナスタ▽観衆24341人
 G大阪 2勝1分け(7) 2(1―0 1―1)1 磐田 1勝3敗(3)
 ▽得点者【G】宇佐美(3)ダワン(1)【磐】ジャーメイン(5)


 【評】磐田はG大阪に競り負けた。
 前半4分、自陣ゴール前でのパスミスから宇佐美に決められて先制を許した。相手のハイプレスに押される形で決定機をつくれず、1点リードを許して折り返した。
 後半12分にはサイドを崩されて2点目を失った。だが15分に松原のクロスをジャーメインが中央で合わせて1点差に追い上げた。終盤はペイショットを起点にゴールに迫った。終了間際のジャーメインのシュートが止められて力尽きた。

横内監督就任後、初のリーグ戦連敗 2戦連続で先制許す
G大阪―磐田 前半、相手にボールを奪われる磐田・松本(右)=大阪・パナスタ
 試合終了直前に、磐田のFWジャーメインが放った渾身(こんしん)のヘディングシュートは相手GKの好守に阻まれ、万事休す。横内監督が就任2年目で初のリーグ戦連敗を喫した。終盤追い上げながらも勝ち点を奪えず、J1の高い壁を前にもがいている。
 柏戦に続き2試合連続で先制点を許したのが痛かった。開始直後、DF松原の自陣でのパスが相手に狙われた。「ミスから失点してしまい入りが悪かった。自分のミスで勝ち点を失った思い」と責任を背負い込んだ。
 後半に失った2点目も、先制点を奪われ、警戒していたFW宇佐美に再びクロスを上げられた。J1の個の力を痛感させられる試合になった。
 それでも、190センチのペイショットを前線に投入した後半は相手を上回る7本のシュートを放ち、相手ゴールを脅かす回数が増加。2試合ぶりとなる今季5点目を挙げたジャーメインは「シュートチャンスが増えた」と効果的なポストプレーを評価する。一方で「もっと彼を生かす周りの努力も必要」と連係面を課題に挙げた。
 まだ4試合を終えたところだが、勝ち点は試合数を下回る3にとどまる。主将の山田は「成長する速度を上げないといけない」と危機感を示せば、指揮官は「このままずるずる行くわけにはいかない。中断期間で修正したい」と30日の鹿島戦を見据える。開幕からほぼ固定メンバーで戦っているだけに控え組の台頭も欠かせない。
 (運動部・名倉正和)
G大阪のコーチとして昨シーズンまで在籍した磐田と戦った遠藤氏(左)=大阪・パナスタ
G大阪―磐田 前半4分、G大阪・宇佐美(右端)に先制ゴールを決められて肩を落とす磐田・松原(右から2人目)=大阪・パナスタG大阪—磐田 前半、攻め込む磐田・松本(14)=大阪・パナスタG大阪―磐田 前半、相手にボールを奪われる磐田・上原(左)=大阪・パナスタG大阪―磐田 後半15分、磐田・ジャーメイン(左から3人目)が頭でゴールを決めて1点を返す=大阪・パナスタ(写真は写真部・小糸恵介)
宇佐美が3試合連続得点で連勝 G大阪
 16位だった昨季とは見違えるような戦いぶりだ。G大阪はスペースを突いて仕掛ける基本は変えず、素早い攻守の切り替えを全員が意識して2連勝。1得点1アシストで立役者となった主将の宇佐美は「みんなでボールを奪った。チームのおかげ」と謙虚に話した。
 序盤から攻勢だった。前半4分、ゴール右で岸本が相手と競って触れたボールを宇佐美が左足で冷静に蹴り込む。クラブでは1997年のエムボマ、松波以来となる開幕3試合連続ゴール。後半12分には左クロスでダワンのヘディングシュートをお膳立てした。
 開幕から3戦連続負けなしは7年ぶり。宇佐美は「うまくいかなかった時、うまくいっている時になぜそれが起こっているのか選手間で共有できている。去年と全然違う」と言う。「一瞬で崩れるのを知っている。危機感を持ってやり続けたい」と気を引き締めた。

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