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テーマ : ジュビロ磐田

⚽ジュビロ磐田 FW後藤に復調の兆し 町田戦のアシスト「吹っ切れた」

 J2磐田のFW後藤啓介(18)=磐田ユース出=が復調の兆しを見せている。前節町田戦で途中出場ながら、DF松原の一矢報いるゴールをアシスト。ここまで22試合に出場し5得点を挙げる高校生ルーキーは6月11日の仙台戦以来ゴールから遠ざかる。「吹っ切れた」という鮮やかなアシストをきっかけに、次節19日の甲府戦での活躍につなげたい。

復調の兆しを見せている磐田のFW後藤=ヤマハ大久保グラウンド
復調の兆しを見せている磐田のFW後藤=ヤマハ大久保グラウンド

 首位町田との天王山は後半18分からピッチに登場し最前線へ。試合終了間際、ペナルティーエリア付近の中央。高い打点のヘディングで相手に競り勝ち、ゴール前に走り込んだ松原の前に落とした。「何が起きたのか分からなかった」という無我夢中のプレーで相手を追い込んだ。
 町田戦では、相手のFW藤尾に存在感の違いを見せつけられた。パリ五輪のFW候補の藤尾はゴール前への果敢な攻撃で二つのPKを獲得。そのうち1点を自ら決めた。飛び級でパリ五輪出場を狙う後藤は藤尾について「少し意識していた」と明かした上で「ああいうプレーができれば自分も選ばれるはず」と刺激を受けた。
 チームのJ1昇格とともに、パリ五輪代表入りへアピール材料とするためにも今季10ゴールを目標に掲げる。昨年のワールドカップカタール大会で最前線からがむしゃらに追う献身的なプレーをしたFW前田大然(セルティック)にも影響を受ける。町田戦の敗戦にも「積み上げてきたものが崩れるわけではない。残り全勝すれば問題ない」。開幕戦で2得点したスーパールーキーはまだ優勝を諦めていない。
 (名倉正和)

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