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テーマ : 議会しずおか

牧之原市長「ダム堆砂解消を」 市議会一般質問 国や県に要望方針

 牧之原市の杉本基久雄市長は15日の市議会6月定例会一般質問で、リニア中央新幹線工事に伴う大井川の水問題に関し「工区について論じると同時に、根本的な問題を解決することが必要」と強調し、流域市町と協議した上で、水の安定確保と治水の両立に向け、上流部のダムの堆砂問題解消を県や国に要望する考えを明らかにした。大石和央氏に答えた。
 大石氏は、大井川の水問題や南アルプスの自然保護に対して、どのような姿勢で臨むかを質問。杉本市長は冬場の渇水期では表流水不足が発生し、慢性的に取水制限が行われている現状を説明し、多くの土砂が堆積する井川ダム、畑薙第一ダムの健全化に向け「ダムの再編事業が進む天竜川と同等の対応を要望していく」と述べた。畑薙橋上流の赤崩をはじめ、南アルプスの山から流出する土砂の抑制についても対策の必要性を示した。
 田代ダムの取水抑制案については、過去の河川流量データなどを踏まえ「渇水期に県外流出分を戻す表流水が常にあるのか疑問」との見解を示した。

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