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JR静岡駅北口の再開発ビル「M20」完成式 4月から学校入居、飲食店など営業

 JR静岡駅北口で建設が進んでいた再開発ビル「M20」の竣工(しゅんこう)式が25日、同所で行われた。4月から学校法人静岡理工科大グループの学校が入居し、約800人の学生が通うほか、低層階では商業施設が営業する。県都の玄関口の新たなにぎわい拠点として期待される。

再開発ビルの完成を祝い、乾杯する関係者=25日午前、静岡市葵区
再開発ビルの完成を祝い、乾杯する関係者=25日午前、静岡市葵区

 地下1階、地上15階建てで延べ床面積約1万8千平方メートル。地下1階から地上2階までは飲食店などが、地上3階以上は静岡デザイン専門学校や静岡理工科大の研究室、オフィスが入る。
 ビルの名称は所在地の「御幸町20番地」に由来し、一般公募から選ばれた。2020年9月に御幸町9番・伝馬町4番地区市街地再開発組合が設立され、22年6月に着工した。総事業費は約92億5千万円。
 竣工式で再開発組合の植田聞滋理事長は「若者が行きあう新たな発見の場所、静岡を象徴する場所となることを目指す」とあいさつ。来賓の難波喬司市長は「大勢の人が通行する重要な地区。未来に希望を持てる静岡市の実現に向けて大きな力となる」と祝福した。

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