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インフラ整備 地域守る 石井組社長/石井肇氏【サンフロント21懇話会~熱き地域人】

 ―10日に創業125周年を迎えた。

石井肇氏
石井肇氏

 「2年前に社長に就任し、世の中の大きな動きを日々感じている。富士市は製紙の他に新たな産業の創出にも積極的で、企業の建設などの可能性が広がっている。インフラを整備し、地域を守る使命を果たしていきたい」
 ―社会の変化への対応は。
 「SDGs(持続可能な開発目標)やゼロカーボンに関わる取り組みを進めたい。現場では担当者が業務に集中できるよう、関連法規などに明るい建設ディレクターが事務的補助に当たる体制をつくった。DX推進プロジェクトのチームも組み、施工の精度や効率を高めている」
 -人手不足は業界の課題。
 「人材育成のため、部長職を講師に必要な知識や技術を学ぶ研修を仕組み化した。また能力の高いベトナム出身者を採用し、社員教育の活性化につながっている」

 【石井組】1899年創業。建築、土木、舗装、解体など総合建設事業の他に、グループとして流通、不動産、給食事業を展開。従業員100人。富士市水戸島元町4の10。

 【サンフロント21懇話会】県東部の企業、各種団体、行政関係者などで構成し会員は約300人(2月末現在)。入会の問い合わせは静岡新聞社・静岡放送東部総局<電055(962)6520>へ。

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