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⚽藤枝MYFC 河上復帰 中盤の核に 「チーム浮上のきっかけつくる」

 昨季利き足の右膝に大けがを負ったJ2藤枝のMF河上将平(東海大翔洋高出)が6日のルヴァン杯1回戦のJ3琉球戦で約7カ月ぶりの公式戦復帰を果たした。チームは格下に敗れ、リーグ戦も開幕から1分け1敗とエンジンが掛からないが、「自分が浮上のきっかけをつくる」と決意を示す。

右膝の大けがを乗り越え、約7カ月ぶりに公式戦出場を果たしたJ2藤枝のMF河上=藤枝MYFCサッカー場
右膝の大けがを乗り越え、約7カ月ぶりに公式戦出場を果たしたJ2藤枝のMF河上=藤枝MYFCサッカー場

 昨年7月末の試合で右膝前十字靱帯(じんたい)を断裂し、リハビリを続けてきた。琉球戦は同点の場面で後半途中から出場。「試合前は久しぶりで慣れない感じもあったが、ピッチに入ったら自然になじめた」。ボランチに入ると、持ち前のスピードを発揮して中盤を活性化させた。
 超攻撃的スタイルを志向する中でGKからつなごうとしてパスミスを招き決勝点を奪われたが、「やろうとしていることは間違ってない。今は我慢の時」と前を見つめる。
 ただ、今季ここまでチーム全体としてシュート数が少ない試合が続いている。「もっと相手ゴールに近い位置でボールを奪わないと」と現状を分析した上で、「自分が入れば、2倍の運動量で周りを助けることができる」と自負する。
 長丁場のシーズンで、先を読む力も兼ね備えたユーティリティープレーヤーは藤枝に欠かせない存在。「須藤監督のサッカーはハイプレスが前提。その核になる選手としてプレーで表現したい」。けがを乗り越え、チームを勝利に導く準備はできている。
 (寺田拓馬)

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