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⚽Uー18プリンスリーグ東海開幕 浜名高が金星、清水ユースに2-1

 サッカーの高円宮杯U―18(18歳以下)プレミアリーグとプリンスリーグ東海が6日、開幕した。浜名高―清水ユース 後半31分、決勝点となるゴールを奪って喜ぶ浜名高のFW津田=清水ナショナルトレーニングセンター
 プリンスリーグには静岡県勢8チームが出場。県Aリーグから今季15年ぶりに昇格した浜名高が、昨季2位の清水ユースを2―1で破り〝金星〟を挙げた。昨季プレミアリーグから降格した磐田ユースをはじめ、藤枝東高、藤枝明誠高、静岡学園高Ⅱも白星スタートを切った。
 プレミアリーグ西地区の静岡学園高は7日の開幕戦で東福岡高と対戦する。

FW津田が2得点 15年ぶり昇格の勢い
 15年ぶりのプリンス開幕戦で格上を撃破しても、浜名の内藤監督は「練習から高い強度でやっている。自分たちの土俵で戦えた」と冷静に振り返った。浜名高―清水ユース 後半31分、ヘディングで決勝点となるゴールを奪う浜名高のFW津田=清水ナショナルトレーニングセンター
 個人技で上回る清水に対し、全体をコンパクトに保ってプレスを掛け続けた。輝きを放ったのはFW津田。互角の展開から後半23分、前線でこぼれ球を拾うと力強いシュートで先制。「練習より試合の方がアイデアが沸く」と31分にもクロスを頭で合わせ追加点を挙げた。
 チームの走力は最後まで落ちず、反撃を1点に抑え勝ちきった。自信の源は、大学生相手に練習試合を重ねた春休みの関東遠征。シュートの威力と決めきる力の必要性を感じ、練習でゴムチューブを使って蹴る時の踏み込む動作を確認。開幕から結果を出した津田は「得点王を狙う」と宣言した。
 次節は磐田ユース戦で強豪との試合が続く。「個々の判断力を上げ、もっと落ち着いて試合を運びたい」と指揮官。近年、再び勢力を伸ばす伝統校が台風の目になる予感を漂わせた。

清水ユース 台所事情響く 前線のプレス不発
 昨季プレミア参入戦に進みながら惜敗した清水ユースは本来の力を発揮できず黒星発進。沢登監督は「すべてうまくいかなかった。結果を受け止めるしかない」と唇をかんだ。浜名高―清水ユース 前半、攻め込む清水ユースのMF小竹(右)=清水ナショナルトレーニングセンター
 主力選手がトップチームに帯同したり、けが人が相次いだりと苦しい台所事情で開幕戦に臨んだ。持ち味のパスサッカーは影を潜めロングボールを蹴る場面が多く、後半37分に挙げたFW宇山の1ゴールにとどまった。
 次節に向け、指揮官は「前線からの守備がチームの生命線。練習を積み、ここから成長したい」と決意を新たにした。

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