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⚽静岡 1勝1敗で最終日へ 甲信越静U-16大会

 静岡、山梨、長野、新潟4県の16歳以下の選抜チームが参加する第17回甲信越静U-16サッカー大会(静岡新聞社、山梨日日新聞社、信濃毎日新聞社、新潟日報社、各県サッカー協会主催)が26日、エコパスタジアム補助競技場などで開幕した。静岡は山梨との対戦では松浦大峨(藤枝明誠高)のゴールで先制したが、1-2で逆転負け。長野戦は佐野輝典(沼津U-18)が得点を挙げ、1-0で競り勝った。

静岡―山梨 後半、ゴール前で積極的に仕掛ける静岡のMF松浦(右)=エコパスタジアム補助競技場
静岡―山梨 後半、ゴール前で積極的に仕掛ける静岡のMF松浦(右)=エコパスタジアム補助競技場

 大会は総当たりのリーグ戦方式。4県代表が交流を深めながら国民体育大会から改称される国民スポーツ大会に向けたチーム強化を目指す。静岡は最終日の27日に新潟と対戦する。

山梨 2(1-1 1-0)1 静岡
▽得点者【静】松浦(望月)【山】山田、保坂

静岡 1(1-0 0-0)0 長野
▽得点者【静】佐野

新潟 4(2-0 2-0)0 長野

新潟 2(1-0 1-0)0 山梨

支配率上回るも 連係不足を露呈  激しい風雨が時折打ち付ける中、静岡は持ち味のパスサッカーを発揮できず1勝1敗。鈴木監督(裾野高教)は「ピッチの状態は難しかったが、もっと自分たちで試合をつくりたかった」と反省した。
 山梨戦は試合開始からボール支配率で上回り、前半24分にMF松浦(藤枝明誠高)が裏に抜け出し先制。今大会で初めて県選抜入りしたMFは「スピードに乗ったドリブルが自分の武器。アピールできた」と胸を張った。
 しかし、ロングボールで対抗する相手に対し、セカンドボールを拾えず次第に流れを失って逆転負け。連係不足でゴール前までボールを運べず、終始優勢に進めた長野戦もCKから奪ったDF佐野(沼津U-18)の1得点にとどまった。
 今大会のメンバーは半数弱が、今月初めの県ヤングサッカーフェスティバルとは違う選手。国スポ本大会に向け、チーム内の競争力を上げたいところ。SBで不動のレギュラーを狙う佐野は「攻撃参加が自分の長所。あすの新潟戦はパスをつなぐ静岡本来のスタイルで複数得点を取って勝ちたい」と決意を新たにした。
 (寺田拓馬)

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