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プロ野球 29日開幕 阪神は巨人と伝統の一戦

 プロ野球は29日にセ、パ両リーグ計6試合が行われて開幕する。28日は各チームが調整し、昨季38年ぶりの日本一に輝いた阪神は2年続けて開幕投手を務める青柳らが練習した。伝統の一戦として東京ドームで迎え撃つ巨人は阿部新監督の初陣となり、戸郷が6年目で初の大役を担う。
 パ4連覇を目指すオリックスは宮城が5年目で初の栄誉に浴し、京セラドーム大阪で小久保新監督が率いるソフトバンクの有原と投げ合う。今江新監督の楽天は早川、西武は今井がともに初の開幕戦先発で、楽天モバイルパーク宮城で対戦。ZOZOマリンスタジアムではロッテが小島、日本ハムは伊藤で発進する。
 セではDeNAが横浜スタジアムで広島を迎え、注目新人の度会(ENEOS)が先発出場する予定。それぞれ東と九里が先発登板する。神宮球場はヤクルトがサイスニード、中日は柳が先発。

名将と新監督 互いに警戒  伝統の一戦で開幕を迎える両チームは東京ドームで調整。開幕投手として投げ合う阪神の青柳と巨人の戸郷らが、軽めに体を動かし翌日に備えた。
 記者会見では指揮官同士が、緊張感を漂わせながら対面。球団初のリーグ連覇が期待される阪神の岡田監督は、「(オフから)今年は絶対に巨人が一番のライバルになると思っていた」と警戒。「足を使うなど、動ける選手がスタメンに入ってくると思う。その辺は要注意」と分析した。
 このカードは昨季、巨人が6勝18敗1分けと大きく負け越している。名将に挑む阿部新監督は「(阪神は)本当にバランスが取れているチーム。紙一重のいい試合になると思う。そこを何とか取れるように精いっぱいやりたい」と力を込めた。

セ・パ12球団監督談話
 阪神・岡田監督
 連覇の一点に向かって、全員で優勝を勝ち取るシーズンにしたい。今年は巨人がライバルになるとオフから思っていた。伝統の巨人阪神戦でいいゲームをして、この1年野球界を盛り上げていけるようにしたい。
 広島・新井監督
 若い選手が成長してきているので開幕してからも楽しみがたくさんある。競争は続いていくし、戦いながら強くなっていかないといけない。一戦一戦、全員で戦っていく。昨年以上にファンの皆さんを楽しませたい。
 DeNA・三浦監督
 昨年クライマックスシリーズで負けてから取り組んできた走塁面は変わりつつある。武器を一つ増やそうとしてきて、しっかり準備はできた。シーズンは長いので、これからも進化しながら全員で戦っていく。
 巨人・阿部監督
 伝統の一戦で開幕できることをすごくうれしく思う。(阪神とは)紙一重のいい試合になると思う。全力でぶつかっていきたい。何とかプロ野球界を盛り上げられるように、精いっぱい、一年間やっていく。
 ヤクルト・高津監督
 やれることは全部やり尽くした。いいスタートを切りたい。全選手に期待。昨年、悔しい思いをしたので、やり返す一年にしたい。一番を目指したい。勝つために何をしなければいけないか、しっかり判断したい。
 中日・立浪監督
 ここ数年は低迷しているが、昨年の秋から何とか巻き返そうとやってきた。優勝を目指してチーム一丸となって頑張っていきたい。軸の部分では今回中田選手を獲得した。若い選手は失敗を恐れずにやってくれればいい。
 オリックス・中嶋監督
 (3連覇は)去年までの話。新しい1年をしっかり戦い、勝つことを考えていきたい。(選手の移籍があり)新しい打線、新しい投手陣なので、臨機応変に全てに対応できるようにしていきたい。
 ロッテ・吉井監督
 選手達がやりやすい環境をつくるのに、一生懸命頭を使おうと思っている。これから伸びていく若い選手がたくさんいるので、失敗を恐れず、じゃんじゃんチャレンジしてほしい。ファンが見て楽しい野球をやりたい。
 ソフトバンク・小久保監督
 多くのけが人が出たりはしていないので、不安がない状態でのスタート。どのメンバーで、どうしたら勝てるかの積み重ねが優勝になる。キーマンの柳田と近藤には当たり前だが、全試合に出てもらいたい。
 楽天・今江監督
 不安と楽しみが入り交じっている状態。東北の皆さんに喜んでもらえるような試合をしたい。厳しい戦いになるのは、みんなが分かっていると思う。しっかりと自分たちの足元を見つめて、一つずつ前に進んでいければ。
 西武・松井監督
 選手の表情も非常にいい。いい試合、熱い試合をできるように頑張っていく。今井らしい投球を思い切りしてもらいたい。(チームとして)良い時も苦しい時もあると思うが、全力で前を向いて頑張っていきたい。
 日本ハム・新庄監督
 (就任)3年目のことしは選手たちが爆発してくれる予感がする。どんなプレーをしてくれるか、ものすごく楽しみな年。相手が防げない点の取り方をして、投手がしっかり抑えて勝つ野球をしてほしい。

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