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東レ、総力戦で4強入り WD名古屋撃破 バレーVリーグ男子

 バレーボールのVリーグは23日、東京・大田区総合体育館で、男子1部のファイナルステージ準々決勝2試合を行った。レギュラーラウンド6位の東レは同3位で昨季覇者のWD名古屋にフルセットで競り勝ち準決勝に進出した。

東レ―WD名古屋 第1セット、アタックを決める東レ・富田(中)=大田区総合体育館(写真部・坂本豊)
東レ―WD名古屋 第1セット、アタックを決める東レ・富田(中)=大田区総合体育館(写真部・坂本豊)
東レ―名古屋 第1セット、フェイントを決める東レ・富田(右)=大田区総合体育館(写真部・坂本豊)
東レ―名古屋 第1セット、フェイントを決める東レ・富田(右)=大田区総合体育館(写真部・坂本豊)
東レ―WD名古屋 第2セット、相手のスパイクをブロックする東レの高橋(左)と富田=大田区総合体育館(写真部・坂本豊)
東レ―WD名古屋 第2セット、相手のスパイクをブロックする東レの高橋(左)と富田=大田区総合体育館(写真部・坂本豊)
東レ―WD名古屋 第4セット、相手のスパイクをブロックする東レ・富田(9)と高橋=大田区総合体育館(写真部・坂本豊)
東レ―WD名古屋 第4セット、相手のスパイクをブロックする東レ・富田(9)と高橋=大田区総合体育館(写真部・坂本豊)
東レ―WD名古屋 第5セット、懸命にボールつなぐ東レ・富田(9)=大田区総合体育館(写真部・坂本豊)
東レ―WD名古屋 第5セット、懸命にボールつなぐ東レ・富田(9)=大田区総合体育館(写真部・坂本豊)
東レ―WD名古屋 第1セット、アタックを決める東レ・富田(中)=大田区総合体育館(写真部・坂本豊)
東レ―名古屋 第1セット、フェイントを決める東レ・富田(右)=大田区総合体育館(写真部・坂本豊)
東レ―WD名古屋 第2セット、相手のスパイクをブロックする東レの高橋(左)と富田=大田区総合体育館(写真部・坂本豊)
東レ―WD名古屋 第4セット、相手のスパイクをブロックする東レ・富田(9)と高橋=大田区総合体育館(写真部・坂本豊)
東レ―WD名古屋 第5セット、懸命にボールつなぐ東レ・富田(9)=大田区総合体育館(写真部・坂本豊)

 ▽男子準々決勝
 東レ(リーグ6位) 3(25―22 24―26 25―23 23―25 15―12)2 名古屋(リーグ3位)
 JT広島(リーグ4位) 3―1 日本製鉄堺(リーグ5位)

 東レはアタック決定率で相手を上回り、試合を優位に進めた。セッター酒井啓輔(浜松商高出)のトス回しがさえ、パダル・クリスティアンが強打で29得点、富田将馬(沼津市立高中等部出)が16得点と攻撃力を引き出した。ブロックも13本と強みを発揮した。
 JT広島(レギュラーラウンド4位)と日鉄堺BZ(同5位)は3―1でJT広島が勝った。24日は準決勝を行い、東レとサントリー(同2位)、パナソニック(同1位)とJT広島が決勝進出を懸けて対戦する。

総力戦、司令塔のトスさばき光る  レギュラーラウンド6位の東レが3位のWD名古屋を撃破した。ベンチ入り14人のうち13人が出場する総力戦での粘り勝ち。一人一人が篠田監督の起用に応えた。指揮官は「(セッター)酒井の調子が良かったということ」と攻撃陣の能力を引き出した司令塔のトスさばきを評価した。
 相手のエース、クレクが状態不良で欠場。篠田監督は「出る想定で戦術を組んでいたので最初はバタついた」と明かす。酒井は「(205センチの)クレク選手がいない分、相手のブロックが同じ高さだったので誰かを避けるというのでなく、バランス良く上げることを考えた」と好調のパダルを軸に、速攻やパイプ攻撃を絡めて相手の堅守を切り崩した。
 アウトサイドヒッター富田の対角には、守備力のある米山と攻撃力が売りの小沢が状況に応じて併用された。攻守のバランスを取りながら、つなぎ役を担った富田は「相手はディグ(スパイクレシーブ)がいいのでラリーが続くのは分かっていた。細かいところをしっかりやろうとチームで共有して臨んだ」とうなずいた。
 5季ぶりのプレーオフで初出場の選手が多く、39歳の米山は「相手がどうあれ勝てたことは(若手の)自信になる」と受け止める。準決勝は218センチのムセルスキー擁するサントリー。レギュラーラウンドは一度も勝てなかったが「必要以上に恐れずに自分たちの力を発揮すること」と米山。小沢も「失うものは何もない」と捨て身でぶつかる覚悟だ。
(運動部・結城啓子)

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