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⚽藤枝MYFC 連敗のチーム 突破口に MF大曽根 古巣仙台戦へ意欲

 持ち前の推進力で暗雲を振り払う。連敗中のJ2藤枝でMF大曽根広汰(24)が7日のホーム仙台戦に意欲をみなぎらせている。相手は一昨年まで所属した古巣。「自分が得点して必ず勝つ」と決意を固める。

古巣仙台との対戦に意欲をみなぎらせる藤枝のMF大曽根(手前)=藤枝MYFCサッカー場
古巣仙台との対戦に意欲をみなぎらせる藤枝のMF大曽根(手前)=藤枝MYFCサッカー場

 スピードと技術を併せ持つMFで今季はWBにも挑戦している。キャンプ中のけがで出遅れたが、第6節のホーム熊本戦で後半途中から今季初出場すると決勝ゴールを挙げた。昨季のホーム最終戦でも得点し、次節には自身ホーム3戦連発が掛かる。
 連敗した愛媛、いわき戦はいずれも後半途中からピッチに入った。J2で2年目のチームは超攻撃的スタイルを掲げながら相手に研究され、思うように得点できずにいるが、「それでも空いているスペースを見つけ、パスをつなぐのが自分たちのサッカー。勝ち負けより大事なものがある」と信念を貫く。
 昨季は期限付き移籍で藤枝に加わったが、「須藤監督の下で成長したいと覚悟を決めた」と今季は完全移籍を選んだ。相手陣深くまでランニングで裏を取り、ドリブルで仕掛けるプレーも持ち味。指揮官は「攻守ともいい立ち位置を取る賢さがあり、一発で仕留める得点能力も優れている」と期待を寄せる。
 守備の堅い仙台から得点するには速い攻撃も必要。「先発出場して前線からプレスを掛け、ショートカウンターを狙いたい。いい守備はいい攻撃につながる」。背番号13が反撃の突破口を開く。
 (寺田拓馬)

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