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【バスケ女子Wリーグプレーオフ】シャンソン、アイシン振り切り準々決勝へ 次戦は強敵トヨタ自

 バスケットボール女子Wリーグのプレーオフは30日、群馬・高崎アリーナで開幕し、レギュラーシーズン(RS)5位のシャンソン化粧品は85―79でアイシン(RS8位)との1回戦を制し、31日の準々決勝に進んだ。2季続けてプレーオフ準決勝で敗れているトヨタ自動車(RS4位)と対戦する。

シャンソン化粧品―アイシン 第1クオーター、シュートを放つシャンソン化粧品・吉田(右)=群馬・高崎アリーナ
シャンソン化粧品―アイシン 第1クオーター、シュートを放つシャンソン化粧品・吉田(右)=群馬・高崎アリーナ
シャンソン化粧品―アイシン 第3クオーター、攻め上がるシャンソン化粧品・吉田=群馬・高崎アリーナ
シャンソン化粧品―アイシン 第3クオーター、攻め上がるシャンソン化粧品・吉田=群馬・高崎アリーナ
シャンソン化粧品―アイシン 第3クオーター、フリースローを決めるシャンソン化粧品・吉田=群馬・高崎アリーナ
シャンソン化粧品―アイシン 第3クオーター、フリースローを決めるシャンソン化粧品・吉田=群馬・高崎アリーナ
シャンソン化粧品―アイシン 第1クオーター、シュートを放つシャンソン化粧品・吉田(右)=群馬・高崎アリーナ
シャンソン化粧品―アイシン 第3クオーター、攻め上がるシャンソン化粧品・吉田=群馬・高崎アリーナ
シャンソン化粧品―アイシン 第3クオーター、フリースローを決めるシャンソン化粧品・吉田=群馬・高崎アリーナ

 シャンソンは開始3分20秒で12―2と先行。第2クオーター(Q)に一時逆転されたが、後半は小池遥の3点シュートなどで第4Q序盤に最大19点のリードを築いた。そこから連続11失点するなど残り1分12秒で80―78と詰め寄られたが、吉田舞衣の3点シュートなどで振り切った。
 1回戦のもう1試合は、トヨタ紡織(RS6位)が82―54で日立ハイテク(RS7位)を下した。

▽1回戦
シャンソン化粧品(リーグ5位) 85(23―20 21―21 27―15 14―23)79 アイシン(リーグ8位)

トヨタ紡織(リーグ6位) 82(19―8 17―15 23―9 23―22)54 日立ハイテク(リーグ7位)


エース吉田 勝負どころでスリー  会場に漂うアイシンの大逆転ムードを、シャンソンのエースが一掃した。第4クオーター(Q)残り53秒。最大19点リードを80―78まで迫られた土壇場で、吉田が鮮やかにリングを射抜いた。「勝負どころで決めるのが役割」。決定的な3点シュートで、宿敵への挑戦権をもぎ取った。
 188センチのウチェが15得点、12リバウンドながら徹底マークに決め手を欠く状況を、吉田が外から打開した。開始直後の2発でチームを乗せ、41―41の前半終了間際にブザービーター。最後の1本はウチェが4点プレーを献上した直後だ。23得点、11リバウンド。リーグ終盤に調子を落とし「チームに貢献できず歯がゆかった」との思いを、ここ一番で爆発させた。
 ただ、今季はエース頼みにはならない。先発5人が2桁得点。第3Qは主将小池が「内角が警戒されれば外が空く。1本入って迷いがなくなった」と3本を沈めれば、鷹のはし(沼津市立高出)も苦しい時間帯に得点をつないだ。鵜沢監督も「全員が数字に表れない部分でも仕事をしてくれた」と、選手層に手応えをにじませる。
 準々決勝は、2季続けてプレーオフ準決勝で敗れたトヨタ自動車と。小池は「意地と意地のぶつかり合い。2年分の借りを返す」と雪辱に燃える。
(運動部・山本一真)

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