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焼津・福一漁業 国際認証「MSC認証」取得 

 焼津市の水産会社「福一漁業」(近藤太一郎社長)は4日までに、環境保全や資源管理に配慮した漁業にお墨付きを与える国際機関の認証「海洋管理協議会(MSC)漁業認証」を取得した。英国に本部を置く国際NPOで、制度を運営するMSCジャパンが同日発表した。
 中西部太平洋で操業する遠洋マグロはえ縄漁船2隻が認証の対象で、2023年のメバチ、キハダ、ビンナガマグロの漁獲量は計456トン。混獲の記録や餌魚の情報の整備など、同社の漁業改善プロジェクトの取り組みが評価された。認証は国内で26件目、静岡県内では2件目。
 近藤社長は「国内外で持続可能な水産物への需要が高まる中、今回の認証取得が日本のマグロ文化の発展につながるよう、漁業者と一丸となって取り組んでいきたい」とコメントした。

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