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テーマ : 浜松市

庭木の枝添え 【春の彩りワンコインでできる花あしらい 3月】

 春が近づき、樹木や草花の勢いが盛んになってきた。自宅に花を飾るアイデアを紹介する「ワンコインでできる花あしらい」の3月は、静岡市葵区の生花店「ミルクフラワーズ」で、剪定[せんてい]した庭木の枝などを生花と組み合わせて楽しむアレンジを提案してもらった。

コニファー&ガーベラ

 春は常緑樹の剪定に適した時期。庭木として人気が高い、円すい形の樹形が特徴的なコニファーの枝を小さく切り、浜松市産の大輪のガーベラと共に生けた。細くとがった花弁のスパイダー咲きはインパクトがあり、元気なオレンジ色がコニファーの黄緑によく合う。
 ガーベラは茎をやや短く切って低い位置に安定させ、コニファーは枝の流れをそのまま生かして。

マートル&カーネーション

 マートルは銀梅花[ぎんばいか]の名もある常緑低木。夏の葉は鮮やかな緑だが、今時期は少し赤みがかった柔らかい色合い。花器の色に負けない、存在感のあるボルドー色のカーネーションを合わせた。ピンク色で縁取られた複色の花弁が華やか。
 従来の飾り方とは逆に、カーネーションを高い位置に、マートルを低い位置に置いてまとめると、新味のあるアレンジになる。

パンジー&ハゴロモジャスミン&スカビオサ

 これから最盛期を迎えるパンジーと、勢いを増すつる性植物のハゴロモジャスミンを庭から拝借し、丸くかわいいスカビオサの花と組み合わせた。パンジーはベージュ系の八重咲きを選んで優しい印象に。
 ふんわりと外に広がる形を意識し、スカビオサを外に飛び出すように配置した。パンジーは花器の口近くに置くと全体が引き締まる。ハゴロモジャスミンのつるがアレンジに動きを与えてくれる。

ちょっとアドバイス
 鮮やかな色が付いたデザイン性のある花器は、コロナ禍後の世界的なトレンド。明るく洗練された雰囲気を演出してくれる。

紹介者

 浅井友一(あさいともかず)さん
 ミルクフラワーズ(静岡市葵区本通)代表。生花のほか観葉植物や花器、植物を引き立てる雑貨などを幅広く扱い、花のあるライフスタイルを提案する。

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