五輪新種目で注目！「ブレイキン」静岡県協会が発足 磐田の山田さん、強化選手１号に
パリ五輪の新種目として注目されるブレイキン（ブレイクダンス）の普及や、県内選手の強化支援を目的とした「県ブレイクダンス協会」が３１日、浜松市中央区で発足した。２０２６年のユースオリンピックなどの大会に向けて強化選手制度を創設し、国内外で活躍する選手の輩出を目指す。
同市出身の元世界王者で、市内でダンススタジオを経営するＹＵ－ＹＡさん（３３）＝本名・大柳豆勇也＝が会長を務める。正しい知識を持ち安全に競技に打ち込める環境づくりと、県内選手の技術向上の両輪で取り組む。ポイント制による県内ランキングの導入や、強化選手らを集めた合宿の実施などを構想しているという。
第１号の強化選手には、磐田市の高校１年山田琵葉さん（１５）を指定した。普段からＹＵ－ＹＡさんの指導を受ける山田さんは、２３年度の全日本ポイントランキング３位で、２６年にセネガルで行われるユースオリンピックに向けた日本ダンススポーツ連盟（ＪＤＳＦ）の強化選手にも選ばれている。
浜松市中央区のダンススタジオで開かれた発足式で、ＹＵ－ＹＡさんは「ライバルと切磋琢磨（せっさたくま）できる環境をつくり、静岡をブレイクダンスのまちにしていきたい」と語った。アクロバティックなパフォーマンスを披露した山田さんは「全日本選手権は出場した２回ともベスト１６で止まってしまっている。まずは日本一を目指し、将来は世界一になるのが夢」と意気込んだ。
（細江支局・大石真聖）
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