農地地すべり防止 巡視員に委嘱状 浜松市・県西部農林事務所
静岡県西部農林事務所は10日、浜松市浜名区引佐町の農地地すべり防止区域巡視員の委嘱状交付式を同町の市引佐支所で開いた。村越紳人農山村整備部長が新任4人、再任10人の地域住民に委嘱状を手渡した。
同町では、13区域が農地地すべり防止区域に指定されている。巡視員は市と地元自治会からの推薦で選ばれ、地すべりの前兆とされる山肌のひび割れや湧水の発生などを観察するほか、排水路などの施設も点検して県に報告する役割を担う。村越部長は「安全に留意して巡視に取り組んでほしい」と呼びかけた。
同事務所は、12日にも同市天竜区の巡視員19人に委嘱状を交付する。同区では18区域が防止区域に指定されている。