あなたの静岡新聞
▶ 新聞購読者向けサービス「静岡新聞DIGITAL」のご案内
あなたの静岡新聞とは?
有料プラン

テーマ : 浜松市

泰平への思い「開」に込め 京都・清水寺の森貫主が揮毫 浜松・極楽禅寺

 浜松市中央区雄踏町の極楽禅寺はこのほど、境内の大鐘と鐘楼の建立20年を記念し、毎年12月に京都の清水寺で「今年の漢字」を揮毫(きごう)する森清範貫主を招いた記念行事を開催した。森貫主は、住民のアンケートをもとに選んだ文字「開」を住民ら約120人が見守る中、力強く書き上げた。

「開」を書き上げた森貫主(右)と小川住職=浜松市中央区雄踏町の極楽禅寺
「開」を書き上げた森貫主(右)と小川住職=浜松市中央区雄踏町の極楽禅寺
法話で清水寺の歴史について話す森貫主=浜松市中央区雄踏町の極楽禅寺
法話で清水寺の歴史について話す森貫主=浜松市中央区雄踏町の極楽禅寺
「開」を書き上げた森貫主(右)と小川住職=浜松市中央区雄踏町の極楽禅寺
法話で清水寺の歴史について話す森貫主=浜松市中央区雄踏町の極楽禅寺

 2004年3月、小川大峰住職が青少年の健全育成と教育の充実を願い、檀(だん)信徒らの協力を得て、高さ2・7メートル、直径1・5メートル、重さ4・3トンの「教育の大鐘」を建立した。
 森貫主が縦1・5メートル、横1・3メートルの紙に、世の中が前向きに開いていくよう思いを込めて「開」の文字を力強く書き上げると、住民から歓声の声が上がった。
 森貫主は観音信仰や清水寺の歴史についての法話も行い、「仏教の根源は命の思想。命ほど大事なものはなく、戦争はしてはならない」と強調した。
 神田尚総代は「彼岸や終戦記念日などには鐘をついて、平和に思いを託してもらえれば」と話した。
 (浜松総局・小林千菜美)

いい茶0
▶ 追っかけ通知メールを受信する

浜松市の記事一覧

他の追っかけを読む