浜松総局 小林千菜美
こばやし・ちなみ 1999年、三島市生まれ。2022年入社。整理部を経て浜松総局。
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屋外彫刻に親しみを 浜松・中央区 親子連れら清掃活動
浜松市内の公共施設などに置かれている屋外彫刻の掃除を行う市民団体「彫刻みまもり隊みつばち」はこのほど、銅像と石像の清掃体験会を中央区の舞阪図書館で行った。地元の親子連れが、同市出身の彫刻家水野欣三郎が手がけた「花神」の銅像とフクロウの石像の掃除に取り組んだ。 掃除を通じ、地域の彫刻の歴史や魅力を感じてもらう企画。参加者らは像に水をかけ、洗剤のついたブラシでホコリや汚れを落とし、最後にぞうきんで拭き仕上げた。へばりついていたクモの巣などを取り除き、ピカピカに輝かせた。 参加した舞阪小3年の鈴木恭子さん(8)と1年の結子さん(6)姉妹は「コケを取るのが楽しかった。きれいになってうれしい」と話
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バスケって楽しいね 浜松・浜名小 B1三遠選手招き教室
浜松市浜名区の浜名小でこのほど、バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)三遠ネオフェニックスの選手らを招いたバスケ教室が開かれた。5年生約130人がプロ選手からバスケの楽しさを学んだ。 兪龍海選手と元選手の鹿毛誠一郎、岡田慎吾両アンバサダーが参加した。児童は、選手からボールを奪うゲームやハーフコートを使ったゲームに挑んだ。背の高い選手に必死に食らいつき、ボールを奪ったり、シュートを決めたりしていた。 サッカーを習っている内山世梛さん(10)は「サッカーと違って、ゴールが小さくて難しかった。バスケもやってみたいと思った」と話した。 3人によるトークセッションも行われ、基礎体力をつけること
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⚾掛川西、9回突き放す 袋井に9-1 全国高校野球静岡大会3回戦
▽3回戦(浜松第2試合) 掛川西 100001106―9 000001000―1 袋井 ▽三塁打 鈴木、田中、堀口(掛)▽二塁打 石川2、杉山(掛)佐々木、伊藤(袋) ▽試合時間 2時間28分 【評】掛川西は九回に袋井を突き放し、16強入りを果たした。掛川西は初回、5番桑原の内野ゴロの間に先制すると、1点リードで迎えた七回には2年鈴木の適時三塁打で貴重な追加点を挙げた。九回には3四死球に4安打を絡め、打者10人の猛攻で6点を加えた。 袋井は5人の継投で終盤まで粘ったが、九回に力尽きた。 エールに応え 2年生投打で躍動 最終盤まで目の離せない緊張感のある試合展開だった。ロースコアで
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保育士の卵、赤ちゃんと触れ合い 子育ての楽しさ学ぶ 浜松の専門学校
浜松市中央区の東海こども専門学校で保育士や幼稚園教諭を志す学生約30人がこのほど、赤ちゃんとの触れ合い体験を同校で行った。0~1歳児12人と指遊びや音楽に合わせた体操を楽しんだ。 子育ての大変さや楽しさを学ぼうと、赤ちゃんを抱いたり、ミルクをあげたりした。学生たちは最初は緊張した面持ちだったが、徐々にこつをつかんだ。指遊びや体操では、子どもたちが一緒に楽しそうに体を動かした。母親へのインタビューも行い、エコーや出産時の写真を見ながら、子どもに対する思いを尋ねた。 鈴木琉美さん(20)は「子どもだけでなく、保護者の支援も大事だと理解できた」と話した。
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被災地石川訪れ炊き出し 浜名湖産の料理で元気に 浜松調理菓子専門学校の教職員
浜松市中央区の浜松調理菓子専門学校の教職員がこのほど、能登半島地震で被災した石川県珠洲市を訪問し、浜名湖産のウナギとゴボウを使った郷土料理「ぼくめし」と浜名湖のアオサノリのお吸い物の炊き出しをした。土用の丑(うし)の日を前に、避難所や仮設住宅で生活する被災者に温かい食事を届けた。 友永茂雄校長と教員2人が、2カ所で料理を振る舞った。災害ボランティア「はままつnanet」がコーディネートし、食材の供給は浜名湖養魚漁業協同組合などが協力した。 同市の大谷避難所は仮設住宅工事が始まったばかりで、住民に100食を提供した。住民からは「おいしい料理で元気が出た」「久しぶりにみんなに会えてうれしい」など
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海水浴シーズン到来! 弁天島海開き 神事で安全祈願
浜松市中央区舞阪町の弁天島海浜公園海水浴場は14日、海開きした。同所で行われた神事「海開き修ばつ式」には、同町の観光協会や商工会の関係者ら約20人が出席し、シーズン中のにぎわいと安全を祈願した。 海開きと同時にライフセーバーによる監視態勢が始まり、親子連れが遊泳や水遊びを楽しんだ。家族と一緒に訪れた市立浜名小2年の関穂乃歌さん(7)は「少し冷たかったけど、楽しかった」と話した。 開場は8月末までで、期間中は安全確保のため釣りを禁止している。同観光協会の渭原庸雄会長は「暑い日が続いているので、小まめな水分補給を行い、熱中症に気をつけて楽しんでほしい」と話した。
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ウナギ給食で夏も元気に 中央区・舞阪小 土用の丑の日前に 浜名湖産使用「ぼくめし」に舌鼓
「土用の丑(うし)の日」を前に、浜松市中央区の舞阪小で9日、浜名湖産のウナギを使った「ぼくめし」が給食で振る舞われた。全校児童約410人が地元の自慢のウナギを味わい、食文化に理解を深めた。 ぼくめしのほか、豚汁やごまあえなどが並んだ。児童は柔らかく煮たウナギやゴボウを、ご飯とよく混ぜて「ぼくめし」を楽しんだ。 ウナギは夏バテ防止効果も期待され、暑い日が続く中、児童は元気をもらった様子。口いっぱいにぼくめしをほお張った。1年の桔川湊さん(6)は「甘じょっぱくておいしかった。また食べたい」と笑顔を見せた。 同校は食育の一環で、毎月1回の「ふるさと給食」の日に、浜松にゆかりのある食材を使っ
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ハワイ在住 鈴木凛々さん 8月にキッズゴルフ世界選手権出場 親子二人三脚で「1位を」
米国で8月に開かれる世界最高峰のジュニアゴルフメジャー大会「USキッズゴルフ世界選手権」に出場するハワイ在住の鈴木凛々さん(8)が、浜松市で練習に励んでいる。父成治さん(41)の出身地に一時帰国し、世界の大舞台に向けて調整している。 7月中旬まで日本に滞在し、中央区のゴルフ場で毎日300~400球を打ち込む。 凛々さんが本格的にゴルフを始めたのは2年前。ティーチングプロの資格を持つ成治さんが教えるレッスンに足を運んだことがきっかけで、成治さんが凛々さんを指導する。水風船を運ぶ動きを通してスイングの体の運び方を学んだり、目標の障害物を狙って打ったりと親子二人三脚で練習に汗を流す。「パパと協
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浜松の高齢者施設、駄菓子屋で活気 入居者と子ども交流促進
浜松市中央区笠井町のサービス付き高齢者向け住宅「おおるり笠井」に7日、玄関を活用した駄菓子屋がオープンした。入居者の高齢者と地域の子どもたちが交流する機会をつくろうと、毎日午前9時から午後4時半まで、菓子やアイスを販売する。施設内のコミュニティールームも開放し、勉強したり、飲食したりすることもできる。 オープニングイベントとして駄菓子屋に加え、「KIZUKIの食堂」(同区)の軽食販売やポップコーンの無料配布を行った。多くの子どもたちが足を運び、施設内は活気にあふれた。5歳の息子と訪れた近所に住む河野希さん(36)は「子どもの初めての買い物経験に良さそう」と話した。 須山建設グループで高
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バケツリレーで初期消火、住人救出も パルモグループ2社に感謝状 浜松市消防局
浜松市中央区三幸町で5月に発生した住宅火災で、初期消火や屋内の高齢男性の救出に尽力したパルモグループの「パルモDC」と「彩和」に4日、市消防局中消防署から感謝状が贈られた。 壁と屋根の隙間から煙が上がるのに気づいた彩和の三沢在さん(25)が119番し、パルモDCの松田昇さん(66)ら両社の社員9人と協力し、バケツリレーで消火活動をしたり、近隣住民に家主の情報をたずねたりした。 その後、住人の男性を救出し、会社で休ませた。男性は命に別条はなかった。 同署曳馬野出張所で贈呈式が行われ、坂口健次署長が感謝状を手渡し、「適切な通報から人命救助まで日頃の備えがつながった果敢な行動」とたたえた。松
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マングローブ じっくり観察 庄内学園児童 環境問題に理解深め 浜松市中央区
浜松市中央区の小中一貫校、庄内学園の小学6年生約50人が2日、総合学習の一環で浜名湖に隣接するオイスカ浜松国際高(同区)を訪れてマングローブを観察し、環境問題への理解を深めた。 マングローブの管理を担う同校の中村勝年事務長が特性などを解説した。「一番の敵は人間がポイ捨てしたごみ」と強調し、雨の翌日に川から流れ着いたペットボトルや発泡スチロールごみがマングローブ周辺に集まり、悪影響を及ぼしていることを説明した。同校生徒が当番制でごみを片付けていることも紹介した。 児童は湖岸に移動し、栽培しているマングローブの育成品種「メヒルギ」の葉や根を観察したり、湖の生き物を探したりした。漂着したごみ
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竹細工で浜松の名所や屋台表現 中央区の岡田さん、創作20年 8月展示
浜松市中央区神田町の岡田洋一さん(89)の竹細工が地域住民を楽しませている。楽器メーカーを定年退職後、約20年にわたって建物や花など約50点以上を創作した。 モチーフは浜松ならではの、アクトタワーや浜松城、地元の屋台など。秋祭りで公民館に展示した際には「すごい。本当に全部つくったの」と作品の完成度の高さに目を丸くする住民もいたという。 使用する竹は、市内の知人を介して入手し、竹の切り出しから始める。特別な工具を使用せず、自作の道具で一から手で作る。製図はせず、手の感覚や勘が頼り。会社時代に、楽器の部品を製作するための、機械製作で培った技術が役立った。 一つの作品にかける時間は長く、屋
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記者コラム「清流」 言葉の尻に「思う」を
生後間もなくして国の指定難病「色素性乾皮症」を発症し、治療を続ける浜松市の新貝海陽ちゃん(3)の母親が市内中学校で講演を行った。治療法がないといわれる息子の病気を治そうと、講演や交流サイト(SNS)で発信を続けている。 講演で30代まで生きるのが難しい海陽ちゃんと生きる日々の中で感じる命の尊さを語ると同時に、言葉についても言及した。SNS上で心ない言葉を投げかけられたつらい経験から「その言葉を相手に向かって使っていいのか考え、言葉の尻には『(私は)思う』を添えてほしい」とゆっくりと優しく呼びかけた。 言葉は、人とつながるために大切に扱うべきものだと再認識した。日常で使う何げない言葉の選び
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田んぼアート 雄踏中生挑戦 デザイン考案「完成楽しみ」 浜松市中央区で田植え体験会
浜松市中央区雄踏町で農業体験を通して地域活性化に取り組む団体「らびりんすゆうとう」はこのほど、同区で田んぼアートの田植え体験会を開いた。雄踏中の自然環境工作部や美術部の生徒ら約70人が参加し、作業に汗を流した。 デザインは同中美術部が考案した「ピアノの演奏を背景にチューリップを眺めるキツネ」。かつて12月に行われていた地元の「地の神様」をまつる風習「すココン」で、子供たちが各家庭に赤飯をもらいにいく際にまねをしたとされるキツネを描いた。今月まで開催した浜名湖花博と、11月の浜松国際ピアノコンクールもテーマに加えた。 参加者は縦15メートル、横50メートルの田んぼで、複数のもち米の苗を丁
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土にギュッ!サツマイモ苗植え 浜松市浜名区の園児「焼き芋にしたい」
浜松市浜名区の「子育てセンターかきのみ」の2~5歳児約100人が24日、同区中瀬の畑でサツマイモの苗植えを体験した。 600本の紅はるかの苗を一人3~5本植えた。JAとぴあ浜松の活動の一環で、中瀬支店の職員や地元農家が指導した。園児たちは地元農家らからアドバイスを受けながら、真剣な表情で丁寧に植えた。 11月に収穫する予定。園児は「ギュッギュッって土に押すのが楽しかった」「焼き芋にして食べたい」と目を輝かせた。 (浜松総局・小林千菜美)
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風船の縁 大切に 浜松・積志小と武生東小(越前市)が交歓会
メッセージ付きの風船の飛来をきっかけに1961年から交流が続く浜松市中央区の積志小と福井県越前市の武生東小の交歓会が20日、積志小で開かれた。武生東小の5年生33人を積志小の全校児童約800人が出迎えて交流を深めた。 積志小児童は、風船や「ようこそ浜松へ」と書かれたプラカードを手に出迎え、運動場で赤や青、黄色といった色とりどりの約500個の風船を空に放って歓迎した。児童たちは空高く舞った風船を追いかけ走ったり、手を振ったりしていた。 両校の5年生は、3年生からそれぞれ文通で交流し、この日が念願の初対面。自分の名前が書かれた紙を持った相手と緊張しながら握手を交わした。積志小の阪本朝陽さん(
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浜松大空襲と平和憲法考える 浜松市中央区で集会
浜松市の市民団体「浜松市憲法を守る会」は18日夜、浜松市中央区で「6・18浜松大空襲と平和憲法を心に刻む集会」を開いた。会員ら約10人が参加し、当時の証言や現在の国の防衛政策などから、平和の大切さを再認識した。 歴史研究者の竹内康人さんが「証言から学ぶ浜松大空襲」をテーマに講義した。浜松大空襲による親戚や友人の死を聞いても、何の感情も湧かなかったと語った人の証言を紹介し、「戦争は人の心までも破壊する」と語った。 戦争の被害、加害の歴史を学ぶ重要性を訴え、「平和に向けて、戦争の準備に対抗し、反対することが重要」と呼びかけた。
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有楽街舞台に演劇披露 浜松・中央区 多彩な表現 観客魅了
静岡県内外のパフォーマーや音楽家が路上で公演する「路上演劇祭Japanin浜松2024」(実行委員会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、浜松市中央区のアルコモール有楽街で開かれた。15個人・団体が出演し、多彩な表現で観客を魅了した。 「旅する有楽街」がテーマ。出演者は約280メートルの道を“舞台”に、思い思いにパフォーマンスした。 静岡文化芸術大の学生団体「出張お芝居!ぷちまり」の友人を探す旅に出るアヒルの物語や、東京を拠点に活動するURARAさんの新聞紙を体に巻いた踊りなど、個性豊かな劇の数々が披露され、観客から大きな拍手が起きた。 実行委の里見のぞみ
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「小さな幸せ集めて」 子が指定難病 両親講演 浜松・曳馬中
浜松市中央区の曳馬中で10日、紫外線を受けると重度のやけどを負い、皮膚がんのリスクが高まる国の指定難病「色素性乾皮症」を患う同区の新貝海陽ちゃん(3)と母の真夕さん(36)、父の篤司さん(40)を招いた講座が開かれた。全校生徒600人ほどが聴講し、命を大切にし、今を生きることの重要性に理解を深めた。 真夕さんが病気や日常生活について生徒に説明した。海陽ちゃんは生後まもなく病気が発覚し、以降太陽を浴びることができなくなった。命を守るため、日中の屋外などでは顔を覆う帽子などを身につけ、全身を防護し生活している。現在も治療法がなく、30代まで生きるのが難しいとされる。 真夕さんはSNSで心ない
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土からジャガイモどっさり 浜松・浜名小児童 収穫に笑顔
浜松市浜名区の浜名小2年生約110人がこのほど、同校近くの畑でジャガイモの収穫を体験した。 畑で育った「男爵いも」を、スコップや手を使って掘り起こした。「よいしょよいしょ」と声を出しながら作業に汗を流し、土の中からジャガイモが見つかると友人と喜び合った。 収穫したジャガイモは、児童が各家庭に持ち帰る。鈴木結菜さん(7)は「掘って見つけるのが楽しかった。シチューにして食べたい」と笑顔を見せた。 同体験は、JAとぴあ浜松浜名支店と地域協力団体「小松報徳社」の1部署1協同活動の一環で、職員やボランティア約10人も参加し、児童の収穫を手伝った。
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ブラジル人の事業 フェアで応援 浜松・中央区 求人募集や手工芸
在浜松ブラジル総領事館などは2日、「在日ブラジル人による小規模企業・起業家フェア」を浜松市中央区の市総合産業展示館で開いた。静岡県内外の在日ブラジル人が手がける企業や個人事業主が出展し、約130のブースが並んだ。 企業、手工芸、キッチンカーに分かれ、企業ブースでは人材派遣のウェブサイトを運営する会社などが来場者に求人募集の紹介をした。手作りのアロマキャンドルやバッグを販売した手工芸ブースでは、多くの家族連れがブラジルの工芸文化を楽しんだ。 在日ブラジル人の交流やブラジル文化の発信をしようと、コロナ禍前の2019年に続き、2回目の開催。フェアを盛り上げようと、ブラジルの伝統的な格闘技「カポ
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おやつ食べたら歯磨き 浜松・鴨江小で専門学生が指導
浜松市中央区の鴨江小の4年生が4日、浜松歯科衛生士専門学校の学生から歯磨きの大切さや効果的な磨き方を学んだ。 健康教育実習の一環で学生たちがイラストを使い、虫歯や歯肉炎の原因となる歯垢(しこう)、プラークを解説した。「1ミリグラムのプラークの中には10億個のばい菌が入っている」との説明に児童から驚きの声があがった。 模型を使って正しい歯の磨き方も説明し、「シャカ、シャカ、シュ」と唱えながら鉛筆を歯ブラシに見立てて磨いたり、プラークを除去する練習をしたりした。 授業を受けた神谷蒼太さん(9)は「おやつを食べたら、必ず歯を磨きたい」と誓った。 学生たちは4月から授業の準備をしてきたという
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花や果物 繊細な水彩 浜松・中央区で植物画展
浜松市で植物画を学ぶ「グループすみれ」の植物画展が4日、中央区のクリエート浜松で始まった。9日まで。 メンバー13人と講師の永野節子さんが花や果物を題材にしたボタニカルアート50点を出品した。コスモスやチューリップ、タケノコ、トウガラシなどを水彩で繊細に描いた。出品者の金田恵子さんは「見て気持ちが晴れて、植物の良さを感じてもらえれば」と話した。
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自転車マナー向上のモデル校に 浜松学院高と浜松開誠館高指定
浜松学院高(浜松市中央区)と浜松開誠館高(同区)が本年度の高校生自転車マナーアップモデル校に指定された。浜松中央署の協力で自転車事故防止の活動や安全啓発に取り組む。 浜松学院高でこのほど、生徒会長の細谷典平さん(17)と、交通副委員長の五十嵐心花さん(17)に指定書と交通安全のマナーなどが書かれたリーフレットが同署の坂本健三地域交通官から渡された。五十嵐さんは「イヤホンを装着して自転車に乗る高校生が多いと感じるので、注意を呼びかけていければ」と話した。 両校の指定は2年連続。坂本地域交通官は「自ら啓発活動に参加することで、事故防止の意識を高めてもらえれば」と語った。
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もち米収穫楽しみ 浜松・飯田小児童が田植え「大変だけど楽しい」
浜松市中央区の飯田小の3年生約90人がこのほど、同校近くの水田で田植えを体験した。田んぼのぬかるみに足を取られたり、カエルなどの生き物を見つけたりしながら楽しそうに作業に汗を流した。 約40年ほど前から続く伝統行事。地元農家杉山達雄さん(75)らの指導で、広さ約500平方メートルの水田に、もち米「葵美人」の苗を植えた。児童らが植えやすいようにまっすぐに引いたひもの上に25センチ間隔で赤いリボンを付け、杉山さんが「苗を5本ずつ取って、しるしを目印に深く植えて」とアドバイスを送った。 大塚夏葵さん(8)は「(田んぼのぬかるみに)足を取られて思ったよりも大変だったけど、とても楽しかった」と笑顔
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ジャガイモ収穫 バケツいっぱい 浜松学院中生が家庭科授業で
浜松市中央区の浜松学院中の2年生が3日、同区恩地町の畑でジャガイモの収穫体験を行った。約20杯分のバケツがいっぱいになるくらいの大量のジャガイモが取れた。 荒廃農地の利活用に取り組む「恩地町環境みどり会」の協力で、「男爵いも」の収穫に汗を流した。2人一組で息を合わせてスコップを使い、土からジャガイモを掘り起こした。収穫したジャガイモは手で一つ一つ丁寧に土を払い、バケツに収めた。 中村竜太朗さん(13)は「ジャガイモの収穫は初めてだったが手際よく、楽しく収穫できた」といい、尾高陸都さん(13)は「次は一から育ててみたい」と語った。 技術・家庭科の食育授業の一環。収穫したジャガイモの一部は
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95万人 西川さんに記念品 のたね、ふらまるもお祝い ガーデンパーク最終日【浜名湖花博2024】
浜松市中央区で開かれている「浜名湖花博2024」(実行委員会主催)の来場者が2日、主催者が目標としていた95万人を突破した。最終日の浜名湖ガーデンパーク会場で、節目の来場者となった磐田市の会社員西川岳彦さん(61)、パート従業員の妻恵子さん(56)に記念品が贈られた。 実行委副会長の影山剛士湖西市長らが、ペチュニアの苗や県内産の新茶などを贈った。ガーデンパークの「のたね」やフラワーパークの「ふらまる」ら両会場のキャラクターも登場し、セレモニーを盛り上げた。 2人は20年前に開催された浜名湖花博に子どもと一緒に来場したことがきっかけで、ガーデンパークに足を運ぶようになったという。2日前にも
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記者コラム「清流」 情報発信工夫を
近年の地震や豪雨災害を踏まえ、各地の避難所運営訓練の内容に工夫が施されるようになった。車椅子利用者の支援手順を確認したり、災害関連死を防ぐため栄養のある食材や地元の野菜を使った非常食を準備したり。 一方で感じたのは「情報」への課題だ。ある参加者から「今どこで何が進んでいるの」と声をかけられた。運営は拡声器で説明していたがなかなか伝わっていなかった。「視覚的に分かる情報の随時発信を」と訴えたのは、熊本地震でろうあ者相談員として支援に当たった県聴覚障害協会の小倉健太郎事務局長。 避難所生活の安心材料の一つの鍵を握るのは適切な情報の伝達だ。災害時は、誰もが当事者となり、必要な情報を求める。誰が
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浜松合唱団 6月16日、35回目の記念定演へ練習に熱 「混声とオルガン 楽しんで」 浜松市中央区
浜松合唱団は6月16日午後2時半から、定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)を浜松市中央区のアクトシティ浜松で開く。 英国の作曲家ラターの「ミサ・ブレイビィス」など全18曲を披露する。パイプオルガン伴奏やアカペラなどの美しいハーモニーで会場を楽しませる。団員のほか公募で集まった60人が、ステージで「大地讃頌」を歌うコーナーも設けた。 このほど同所で行った練習では、全日本合唱連盟名誉会長の岸信介さんの指揮で、強弱やバランスを確認した。岸さんは「もっとスーッと柔らかい入りで」などとアドバイスした。 今回は35回目の記念演奏会で、会場には歴代メンバーの写真などを展示する。 広報担当の和田あ
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高(城南静岡) 連続2冠 400自も制す【水泳 浜名湾高校生選手権】
第75回浜名湾高校生選手権水泳競技大会(県水泳連盟、浜名湾游泳協会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)は最終日の26日、浜松市中央区の市総合水泳場で男女競泳13種目と飛び込みを行った。 静岡県勢は女子400メートル自由形で高遥香(城南静岡)が自己新記録で頂点に立ち、大会2連覇。前日の800メートル自由形の2連覇に続き、2冠も果たした。女子100メートルバタフライでは大沢千依(磐田農)が大会記録にわずかに届かなかったものの栄冠をつかんだ。 前週に予定されていた同中学生選手権の飛び込みも実施した。 自己新快勝 世界へ闘志 女子400メートル自由形で約4秒差をつけて頂点に立った高(城南静岡)。
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世界的トランペット奏者 中高生にプロの技伝授 浜松市中央区でブラスフェス
浜松市中央区のアクトシティ浜松で、世界的トランペット奏者ラインホルト・フリードリヒ氏をメインゲストに迎えるコンサート「浜松ブラスフェスティバル」を前に、主催者の浜松トランペットサークルは22日夜、同氏を講師に招いたトランペット講座を同所で開いた。 フリードリヒ氏はドイツ出身で、ドイツ音楽コンクール優勝、ミュンヘン国際音楽コンクール準優勝の経験がある。この日は、市内の中高生らを対象にトランペットの基礎的な演奏指導や代表生徒への公開個人レッスンを行った。中高生は楽器を持参し、一緒に口や指を動かすなどしてプロの技術を肌で体感した。 浜松ブラスフェスティバルは25日午前10時から開催する。フリー
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競泳・浜名湾中学生選手権 栗田(とこはSS)個人3冠含む全5冠
第76回浜名湾中学生選手権水泳競技大会(県水泳連盟、浜名湾游泳協会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)は最終日の19日、浜松市中央区の市総合水泳場で男女競泳15種目の予選、決勝を行った。 静岡県勢は栗田彩華(とこはSS)が女子400メートル自由形を制した。初日の800メートル、200メートル自由形と合わせて個人3冠を達成。栗田はリレーも含めると、出場した全5試合で頂点をつかんだ。100メートルバタフライは川村誠吾(グランツ)が55秒55、片山詩織(浜名湖SS)は1分1秒55と、男女ともに大会新の好記録で優勝して会場を沸かせた。 2日間で東海3県から74チーム、約730人が出場した。 「5
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記者コラム「清流」 花ある日常 心豊かに
小学生のころ、毎週月曜の早朝に祖父が自宅に花束を持って訪れた。「きれいな花は心を豊かにするんだ」と手渡され、祖父が育てた色とりどりの花を抱えて学校の教室に持っていくのが祖父から託された大事な“仕事”だった。 教室に飾られた花を見て友人や先生が喜ぶ姿を覚えている。自宅では友人と枯れそうなパンジーを使って色水を作ったり、学校の昼休みにはツツジの蜜を吸ってみたり。日常の中にはいつも花があった。 浜名湖花博2024が開幕した。園内で花との記念写真を楽しむ人の姿はもちろん、土産で花を購入する人の姿が印象に残った。小さな男の子が「水いっぱいあげたら大きくなるかな」と優しく両親
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昭和にタイムスリップ 来場者、ステージや食満喫 浜松市中央区
浜松市で活動する大道芸遠州喜楽座は12日、昭和文化を楽しむイベント「昭和だよ!全員集合‼」を浜松市中央区の市ギャラリーモール・ソラモで開いた。大道芸を通じて街を活性化させようと初めて実施し、子どもからお年寄りまで多くの家族連れがステージや飲食などを楽しんだ。 バナナのたたき売りの披露では、出演者が言葉巧みに笑いを誘いながら来場者にバナナを売った。袋井市の飲食店と協力し、卵焼きやウインナーなどを詰めた昭和弁当も販売した。年代物の家具や家電なども展示して、〝昭和の街〟の雰囲気を演出した。 古賀玲子会長は「親子3代で楽しんでもらえるイベントにできた」と話した。
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養護施設の児童ら 種植え作業に汗 はままつフラワーパーク
浜松市中央区の児童養護施設「清明寮」の児童・生徒14人が12日、同区のはままつフラワーパークで園芸作業に取り組んだ。児童らは職員の手ほどきを受け、8カ所の花壇にジニア、センニチコウ、キバナコスモスの種を植えた。 種を袋から取り出し、容器を使って手で堆肥と混ぜてから、花壇に均等に広がるようにまいた。竹ぼうきで優しく土をたたくようにし、種を土の中に入れ込む作業も行った。花は7月中旬ごろから、見ごろを迎えるという。 清明寮の児童は2022年から、5月と11月に園芸作業を体験している。同区の松川電気が支援し、同社の社員4人も参加した。
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体験や講座、来場者満喫 西遠女子学園生がボディーペイント 浜名湖花博
西遠女子学園(浜松市中央区)の自然科学部の生徒が11日、同区で開催中の浜名湖花博2024(実行委員会主催)のはままつフラワーパーク会場で、花を用いたボディーペイントの体験イベントを行った。パーク内のフジやビオラを押し花にし、ワセリンをつけて来場者の顔や手首に貼った。花びらを重ねてハートやチョウを表現するなどし、体験した子どもやお年寄りは口々に「かわいい」と笑顔を見せた。同パークのマスコットキャラクター「ふらまる」や市のマスコットキャラクター「出世大名家康くん」も訪れ、ペイントを楽しんだ。 同学園の高校1年新村彩乃さん(15)は「ペイントをきっかけに花博にもっと興味を持ってもらえたら」と話し
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亡き父思い ラッパ隊けん引 和合町西和・初代凧揚会組長の娘、子ども会盛り上げ【浜松まつり3日目】
浜松まつり最終日の5日、浜松市中央区の凧(たこ)揚げ会場や市中心部では「こどもの日」にちなんだ子ども凧揚げや、子どもラッパ隊による演奏会などのイベントを展開した。大人たちは子どもの健やかな成長を喜ぶとともに、祭りの伝統の継承を願った。 「オイショ、オイショ」。凧揚げ会場で行われた子ども凧揚げ。糸をたぐる町衆をもり立てる子どもラッパ隊の先頭に立ち、和合町西和子ども会会長の佐藤順子さん(41)はひときわ大きな声を上げた。佐藤さんの父小野隆司さんは、同町が祭りに初参加した36年前に初代凧揚会組長を務めた。11年前、64歳で世を去った父の思いを受け継ぎ、佐藤さんは子どもたちと町の凧を見上げた。
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「町の垣根」越え 子どもが交流 長上地区7町【浜松まつり’24】
浜松市中央区の長上地区7町は凧揚げ会場近くの砂浜で、5年ぶりに子どもたちの合同交流イベントを開催した。 小池、市野、中田、下石田、上石田、天王、原島の各町の子ども約110人と大人たちが参加した。7町の凧印を描いたオリジナル連合凧を当番町の下石田町の凧揚会らが中心となって空に揚げ、盛り上げた。 子どもたちは大人のラッパ隊の演奏とともに、じゃんけんをして負けた人が勝った人の後ろに付く「じゃんけん列車」で遊んだ。ラッパの音に合わせて体を揺らし、勝敗に一喜一憂しながら楽しんでいた。 下石田町凧揚会の斎藤哲也組長(52)は「子どもたちがたくさん集まってくれて非常にうれしい。来年以降も、町を越えた
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寮生、蜆塚町の一員 初子凧を大空へ「町の大きな力」 静大浜松「あかつき寮」【浜松まつり’24】
浜松まつりが開幕した3日、浜松市中央区の凧(たこ)揚げ会場では、子どもの成長や長寿を願う大凧が次々と舞い上がった。各町の関係者は力を合わせて糸をたぐり、それぞれの思いを込めて空を見上げた。 「行けー、しっかり引けー」。凧揚げ会メンバーが大学生に指示する声が飛んだ。静岡大浜松キャンパスの学生自治寮「あかつき寮」の寮生が蜆塚町の一員として祭りに参加し、大空に初子の凧を揚げた。 円を描くように走り、糸を引く作業に汗を流す。祭り未経験の1年生の参加が多く、当初は苦戦した。凧揚げ会の「片手を曲げ、固めて引く感じ」の助言を意識し、挑戦し続けること1時間以上。凧は勢いよく舞い上がった。昨年に続く参加の
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浜松まつり開幕前に 中野市長、統監部員らを激励
浜松市で開かれる浜松まつり(3~5日)の開幕を前に、中野祐介市長が2日夜、参加町の凧(たこ)揚げ会幹部経験者らで構成するまつり組織委員会企画統制監理部の事務所を訪ね、部員たちを激励した。 期間中、灰色の制服姿で、会場の警戒などに当たる。中野市長は「(飲酒など新型コロナに伴う規制が解除されて)5年ぶりのフル開催。例年以上に最高の祭りになるようご尽力を」と要請した。
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力作ずらり 美術愛好家団体の作品展 31日まで ホテルコンコルド浜松
静岡県西部の美術愛好家でつくるサークル労美(岡本昌弘代表)の作品展「春の労美展」(静岡新聞社・静岡放送後援)が31日まで、浜松市中央区のホテルコンコルド浜松で開かれている。 会員15人が手がけた油彩や水彩を並べた。期間中に2回、作品を入れ替え、会員の個性豊かな計約50点を楽しむことができる。読書をする女性や夜に外にいる猫、雲にかかる富士山などが来場者の目を引く。
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子どもラッパ隊継承 町一丸「元気に響け」【浜松まつり’24 にぎわい復活へ㊦】
勇ましい音色が浜松市内各所で響き渡る。近づく本番に向け、小学生らが連日の練習に励む。本番で勇壮な凧(たこ)揚げ合戦や、練りを盛り上げる子どもラッパ隊。コロナ禍を経て、各町関係者は演奏技術の伝承へ指導の熱がこもる。 「やっと納得できる音を出せるようになった」。中央区安松町のラッパ隊の浮気奨人君(10)=芳川小5年=は、練習を終えて声を弾ませた。初めて参加した昨年は「みんなの足を引っ張ったらどうしよう」と不安な気持ちを拭えなかった。「今年は元気よく吹きたい」とやる気を燃やす。 ラッパ隊の活動を再開した昨年。同町では当初、子どもが1人しかいない事態に直面した。ピーク時は約80人が活動したが、祭
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静大付属浜松小に新校舎 ICT活用 授業に注力
浜松市中央区の静岡大付属浜松小中はこのほど、小学校の新校舎落成式を行った。児童・生徒や同大関係者など約840人が新しい学びやの完成を祝った。 新校舎は鉄筋コンクリート造り3階建てで、延べ床面積4373平方メートル。校舎一体型の小中一貫校に向け、中学の東側に新設し、中学校舎とつなげた。小中の職員室も一体化した。 普通教室12部屋すべてにプロジェクターを設置し、ICT(情報通信技術)を活用した授業に力を入れていく。児童は7日から新校舎での生活を始める。 式典で鈴木秀幸校長は「新校舎ではこれまで以上に友人と楽しく学んでほしい」と児童に呼びかけた。代表児童の6年の鈴木悠太君は「長い歴史に培われた伝統
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浜松まつり 盛り上げの華 鳴り物熱く 音域自在に作曲も 「ラッパの神様」本間さん
浜松市で5月3~5日に開催される浜松まつりで、「ラッパの神様」と呼ばれる名人がいる。中央区十軒町の会社員本間寛人さん(43)。同町に生まれ、まつり歴約35年の本間さんは、凧(たこ)揚げを盛り上げようと練習を怠らず、本番への準備は万全だ。 祭りを一段と盛り上げるのが信号ラッパ。使う音は4音で、指でなく息で音を変化させるため、吹き分けが難しい。本間さんは息のスピードで音の高さを変え、1オクターブ半ほどの上の音域まで自由に出すことができる。長年、祭りのラッパを研究し、早出町でまつりに参加する静岡文化芸術大の奥中康人教授(55)は、夜の練習時に隣町の十軒町の音が聞こえ、感化されているといい、「普通
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聴覚障害「黄色いバンダナ」で知って 避難所での認知、情報共有へ 浜松の手話サークル製作
浜松市で活動する浜松手話サークルやまびこ会が、災害時の避難所などで頭に巻いて自身が聴覚障害者であることを示す「防災バンダナ」を製作した。耳が不自由な障害者への円滑なサポートにつなげ、障害者と健常者がともに災害時の困難を乗り越えられるようにと願いを込めた。 70センチ四方の黄色いバンダナの角に「耳がきこえません」「支援が必要です」などの文字を記した。永井克典会長(62)は「聴覚障害者が健常者に話しかけるのはハードルが高く、勇気がいること。耳が聞こえないことを認知してもらい、困難を一緒に乗り越えたい」と、コミュニケーションのきっかけになることを期待する。 自身も避難所でできることなどを表示す
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⚾駿河総合10得点 浜松北にコールド勝ち 春季高校野球静岡県大会1回戦
▽1回戦(浜松第1試合) 駿河総合2003500―10 浜松北 1001000―2(7回コールド) ▽三塁打 嶋村(駿)▽二塁打 石川、磯部(駿)▽ボーク 大石(浜) ▽試合時間 1時間30分 【評】駿河総合は13安打で10得点し、浜松北に七回コールド勝ちした。 駿河総合は1点リードして迎えた四回2死二、三塁で1番嶋村の右翼への三塁打と敵失が絡み、3点を追加。五回には石川、磯部の下位打線が連続二塁打を放つなど5点を奪って試合を決めた。 浜松北は、6失策と守備のミスが響き、追い上げられなかった。 嶋村、勝利を引き寄せる長打「狙い通り」 石川見事な公式戦デビュー 2ー1の四回2死二、
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種育て 地域でシェア 循環“持続可能な街”へ始動 浜松・富塚協働センター
浜松市中央区の富塚協働センターは16日、果樹の育成と、種を分かち合う「シェアシード」のプロジェクトを同センターで始めた。種は住民が自宅で育て、循環して利用する“持続可能な街”を目指す。 同センター内の児童会に通う富塚小の児童など約40人が参加した。実験農園のフォレストガーデン富塚が協力し、種取りや苗木を植える作業に汗を流した。屋外の庭では、児童が馬ふんと水を手で混ぜた堆肥を畑に入れ、スコップを使って穴を掘り、ブルーベリーやグアバなどの果樹の苗を植えた。シカクマメのさやをむき、種を取る作業も行った。 全国公民館連合会によると、シェアシードなどの取り組みをする公民館は
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静岡人インタビュー「この人」 「リオ・ブランコ国家勲章」を獲得した外国人学校の理事長兼校長 松本雅美さん(浜松市中央区)
ブラジル政府が外交分野などの功労者に贈る「リオ・ブランコ国家勲章」を受けた外国人学校ムンド・デ・アレグリア(浜松市中央区)の理事長兼校長。大学でスペイン語を学び、民間企業での勤務経験後、2003年に同校を開校した。20年以上にわたり、ペルーやブラジルなど南米系の子どもたちの教育に力を入れてきた。三重県出身。 -受賞の感想は。 「学校の取り組みが認められてうれしい。苦労も多かったが、たくさんの人が手を差し伸べてくれたおかげ。信念を持って続ければ思いは伝わる。約20年、子どもたちに成長させてもらい、感謝している」 -学校を開校した理由は。 「子どもを持つペルー人の親たちから、『浜松に母国
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絵画教室生の風景や人物画120点並ぶ 21日まで浜松・中央区
浜松市中央区の画家小杉義武さんが講師を務める絵画教室の合同作品展が16日、同区のクリエート浜松で始まった。21日まで。 アトリエYOU、杉友会に通う約60人が水彩や油彩など約120点を出品した。50号以上の作品も数多く並ぶ。フランスの田舎の風景やウクライナ侵攻に怒る男性など個性豊かな作品が来場者を楽しませている。 小杉さんは「アートの見方が広がるようなきっかけになれば」と話した。
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ピアノとバイオリンのコラボ 21日に浜松・中央区でコンサート
NPO法人夢プロジェクト・浜松は21日午後1時半から、チャリティー演奏会「夢コンサート」(静岡新聞社・静岡放送後援)を浜松市中央区の市福祉交流センターで開く。 同市出身のジャズピアニスト中嶋美弥さんらで編成するピアノトリオ「Dear Blues(ディアブルース)」と、同市出身のバイオリニスト洸斗さんが共演し、「情熱大陸」など約10曲を披露する。 入場料2000円。問い合わせは事務局<電053(454)3600>へ。
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アマモ増やして豊かな海に 舞阪小児童、巨大水槽に浜名湖海水注ぐ 浜松・中央区「ウォット」
浜松市中央区の浜名湖体験学習施設「ウォット」の中庭で海草「アマモ」の育成が始まるのを前にこのほど、舞阪小5年生約70人が施設を訪れ、巨大な水槽に浜名湖の海水を注いだ。一般社団法人静岡UP(静岡市)の「浜名湖ワンダーレイク・プロジェクト」の一環。 地元漁師の徳増隆二さんや静岡大農学部の笹浪知宏教授らも参加した。徳増さんが「アマモを増やすことで漁業が復活するかもしれない。一緒に頑張ってアマモを増やそう」と呼びかけ、児童らは最大4・3トンの水が入る巨大水槽にバケツリレー形式で次々と海水を注いだ。 今後は水槽に苗を入れて育て、来館者の観察開始は5月ごろを予定している。 アマモは「海のゆりかご」
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「青春」「希望」花博で表現 俳優・志穂美悦子さんと高校生ら
「浜名湖花博2024」(浜名湖花博20周年記念事業実行委員会主催)が開かれている浜松市中央区のはままつフラワーパークで13日、花のボランティア活動などで活躍する俳優志穂美悦子さんと浜松開誠館中・高(同区)の華道部生徒が浜松産ガーベラを使った花生けパフォーマンスを披露した。 志穂美さんは、大きな流木を置き、その隙間を使って、青やピンクのガーベラなどを力強く生けた。大勢の来場者が見守る中、約20分にわたって手を休めることなくパフォーマンスを続けた。志穂美さんは「人生はいつだって青春。何歳になってもチャレンジをするという思いで花を生けた」と語った。 華道部の生徒11人はガーベラを使った造形に挑
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ブラジルの食文化や音楽 花博で堪能 ステージや屋台
「浜名湖花博2024」(浜名湖花博20周年記念事業実行委主催)が開かれている浜松市中央区の浜名湖ガーデンパーク会場で13日、ブラジル文化を楽しむイベント「フェスタ・ド・ブラジル」が開かれた。ステージでは静岡県内外のブラジル人ら10団体が跳躍器具によるパフォーマンスや音楽ライブなどを披露した。 キッチンカーや雑貨ブース計約25店も並び、薄い生地でひき肉などの具材を包んだブラジルの伝統料理「パステル」が人気を集めた。大勢の来場者が詰めかけ、ブラジルの食文化や音楽に触れた。在浜松ブラジル総領事館のガルシア・アウデーモ総領事や浜松市の山名裕副市長らによるブラジルの国花「イペー」の植樹も行った。
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囲碁の名場面、報道写真で振り返る 日本棋院100周年で展示 21日まで
日本棋院創立100周年を記念した報道写真展(日本棋院、新聞囲碁連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)が11日、浜松市中央区のプレスタワー1階ロビーで始まった。21日まで。 1924年から100年にわたる囲碁の名場面を振り返った写真パネル20点が並ぶ。77年に初代棋聖に輝いた故藤沢秀行名誉棋聖や、仲邑菫三段(韓国棋院に移籍)が2023年の女流棋聖戦で史上最年少で初タイトルを獲得した様子などが、囲碁ファンらを楽しませている。
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20歳未満飲酒ダメ JR浜松駅周辺で5年ぶり啓発活動
静岡県小売酒販組合連合会などは9日、20歳未満の飲酒防止と、飲酒運転の撲滅を呼びかける啓発活動をJR浜松駅周辺で行った。浜松小売酒販組合や警察、税務署などの関係者約50人が、駅利用者らに啓発グッズやチラシを配布した。 浜松中央署生活安全課署員が「未成年の飲酒は事故や暴力につながりかねない。みんなで減らしていければ」と呼びかけた後、参加者たちは通勤者らに丁寧に声をかけていった。 毎年4月の「20歳未満飲酒防止強調月間」に合わせた行事で、コロナ禍の影響で5年ぶりに開催した。浜松小売酒販組合の高木秀治理事長は「飲酒による大きな事故が起きないよう呼びかけていければ」と話した。
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浜松“食の旅”を満喫 ガストロノミーツーリズム 市民ら地元食材堪能 しょうゆ搾り体験も
浜松・浜名湖ツーリズムビューローはこのほど、食を楽しむ旅「ガストロノミーツーリズム」の一環で浜松産の食材を使った料理を堪能するなどのモニターツアーを開催した。公募で選ばれた市民や観光業界関係者など約20人が、浜松の食を通じた日帰り旅行プランを楽しんだ。 浜名区都田町のフレンチレストラン「LENRI(レンリ)」で、浜松産のジャガイモや、ブランド牛「峯野牛」、同レストランの農園で収穫したグレープフルーツなどを使ったコース料理を味わった。 同区の明治屋醤油(しょうゆ)や花の舞酒造で施設見学や体験も行った。 参加した小川典美さん(中央区)は「しょうゆ搾り体験が印象に残った。搾ってその場ですぐ口にでき
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記者コラム「清流」 “プロ”の心構えで
2月下旬、浜松市浜名区で住宅が全焼する火事があった。冬の乾燥と風で数分のうちに一気に燃え広がる火や出てくる煙を住民が不安そうに見守っていた。視線の先には、消火活動に汗を流す消防隊や周辺道路の交通規制をする警察官など現場のプロの姿があった。 数日後に分かったのはもう2人の“地域のプロ”の存在だ。80代の女性2人が、住人の女性(99)を救出したという。燃え上がる炎に腰を抜かしそうになりながら玄関や裏口を回り、ドアをひたすらたたいた。ようやく聞こえた住人の「はい」の返事に安心し、住人の家族への連絡も試みた。 「2人だったからできたことだね」。互いを見つめ合い、ほほ笑む2
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泰平への思い「開」に込め 京都・清水寺の森貫主が揮毫 浜松・極楽禅寺
浜松市中央区雄踏町の極楽禅寺はこのほど、境内の大鐘と鐘楼の建立20年を記念し、毎年12月に京都の清水寺で「今年の漢字」を揮毫(きごう)する森清範貫主を招いた記念行事を開催した。森貫主は、住民のアンケートをもとに選んだ文字「開」を住民ら約120人が見守る中、力強く書き上げた。 2004年3月、小川大峰住職が青少年の健全育成と教育の充実を願い、檀(だん)信徒らの協力を得て、高さ2・7メートル、直径1・5メートル、重さ4・3トンの「教育の大鐘」を建立した。 森貫主が縦1・5メートル、横1・3メートルの紙に、世の中が前向きに開いていくよう思いを込めて「開」の文字を力強く書き上げると、住民から歓声
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米国の高校生 和菓子作りや茶道など文化体験 オイスカ浜松国際高
浜松市中央区のオイスカ浜松国際高は2日、米カリフォルニア州のヘンリー・M・ガン・ハイスクールの生徒を招いた文化交流会を開いた。和菓子作りや茶道体験を通して、日本文化を紹介した。 同スクールの生徒8人と教員4人が参加した。和菓子屋「大城製菓」(浜名区)の職人が練り切りの作り方を伝授。職人は「和菓子は四季を目で楽しむもの。季節によって形を変える」と説明しながら、木製の三角棒や手先の使い方などを指導した。 米国人生徒らは、桜と紅葉の2種類の練り切りに挑戦し、真剣な表情で三角棒を上下に動かしたり、あんにグラデーションを施したりした。茶道体験では、オイスカ浜松国際高茶道部員の指導で茶室への入り方な
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浜名湖花博開幕1週間 初夏の日差し、にぎわう週末 チューリップが園内彩る
はままつフラワーパーク(浜松市中央区)で始まった「浜名湖花博2024」(浜名湖花博20周年記念事業実行委主催)は30日、開幕から1週間を迎えた。雨模様の天候が続いた中で初めて青空が広がった週末、多くの来場者でにぎわった。 気温が上昇し、初夏を思わせる日差しに包まれた園内は、彩り豊かなチューリップが見頃となっている。この日は、多くの家族連れや外国人観光客が訪れ、花々を鑑賞した。レジャーシートを広げて弁当を食べたり、半袖の子どもたちが芝生の上を元気よく走り回ったりする姿も見られた。 会場ではソメイヨシノの開花時期に合わせて4月6日まで、夜間開園を実施中。ライトアップされた幻想的な光景を楽しめ
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生命賛美、新時代の花博23日開幕 はままつフラワーパーク/塚本こなみ園長インタビュー
「浜名湖花博2024」(浜名湖花博20周年記念事業実行委主催)が23日、浜松市中央区で開幕する。主会場ははままつフラワーパーク(23日~6月16日)と浜名湖ガーデンパーク(4月6日~6月2日)で、計95万人の来場者を目標に掲げる。開幕を控えたはままつフラワーパーク会場の見どころや魅力を塚本こなみ園長(74)に聞いた。 -会場のテーマは。 「『デジタルとリアルの美しさ』。サクラやフジ、アジサイなど季節ごとに変化するリアルの花はもちろん、最新デジタル技術を使って花の魅力を発信する。パーク中心の噴水池ではプロジェクションマッピングの国内最大級の大噴水ショーを行う。幅約40メートルの水滴のスクリ
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楽友会オーケストラ浜松、客席一体のステージに 23日公演へ練習
浜松市などの音楽愛好家でつくる「楽友会オーケストラ浜松」(高林克則団長)が、23日午後2時から浜名区のサーラ音楽ホールで開く公演「都田の杜にオーケストラがやってきた2」(静岡新聞社・静岡放送後援)に向けて練習に励んでいる。 17日には、20~80代の団員約80人が中央区幸のあいホールに集まり、全体練習を行った。リズムや強弱などを丁寧に確認し、音合わせを繰り返した。本番では、バレエ組曲の「白鳥の湖」や大河ドラマ「どうする家康」のテーマ曲など10曲ほどを披露する。 コンサートは20年以上にわたって毎年開催していた市内病院での演奏会がコロナ禍で開けなくなり、代替として昨年初開催した。高林団長
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「花歴書」植物の魅力愉快に キャラクター、「自己PR」考案 西遠女子学園高生 紹介板手描きで準備【浜名湖花博2024】
西遠女子学園高(浜松市中央区)の自然科学部の部員が「浜名湖花博2024(浜名湖花博20周年記念事業実行委員会主催)」の23日の開幕に向け、植物紹介板「花歴書」の準備を進めている。はままつフラワーパーク会場の15種ほどの花や木のキャラクターを考案し、ユーモアたっぷりに魅力を発信する。 部員はキャラクターのイラストを手描きで創作し、「自己PR」や「住所」などをまとめている。花の形に特徴のあるカンヒザクラは「下向きで鐘のような形で咲き、濃い紫紅色の花弁をつけるのじゃ」と紹介。乾燥地が原産のリュウケツジュの住所欄には「水はあまりいらないんだが、乾くのもよくねぇんだよな」などと記した。 部員の中川
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西遠女子学園×浜松市動物園 「かわいい!」ミニタオル商品化 レッサーパンダをデザイン
浜松市中央区の西遠女子学園と市動物園が連携してオリジナルのミニタオルを制作し、市動物園の売店で販売開始した。自然科学部がデザインを担当し、かわいらしい動物のイラストが目を引く。 大きさ22センチ四方のミニタオルに、木の枝に寄りかかるレッサーパンダを描いた。周りには赤いリンゴがちりばめられている。 生徒は昨年夏頃に動物園に足を運び、商品化に向けた視察を行った。園内の動物の中で、部員の大多数がかわいいと感じた動物を選んだ。レッサーパンダのほか、ミーアキャットとカピバラも候補に挙がり、3候補のイラストを完成させた。同園の意見も反映した結果、レッサーパンダの商品化に決まったという。 デザイン
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浜松の障害者施設 運営ピンチ 築40年で移転、クラウドファンディング募る
浜松市中央区笠井町の障害者支援施設「だいち」と、放課後等デイサービス「たいよう」が運営資金のピンチを迎えている。4月の指定更新を迎えるにあたり、築40年以上のだいちの建物が要件の建築基準法と消防法に適合しているか確認がとれず、移転を余儀なくされためだ。関係者は「利用者の笑顔を守りたい」と、クラウドファンディング(CF)で費用の寄付を呼びかける。 だいちは知的障害のある20~60代の利用者24人が通所し、木工製品やレザー、ハンカチなどの作業に取り組んでいる。たいようは発達に課題があり、市内の特別支援学校などに通う児童10人が放課後に集まる居場所になっている。 施設を運営する認定NPO法人笠
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女性目線 社会構造考える 管理職養成へ講座 浜松いわた信金
浜松いわた信用金庫はこのほど、女性管理職養成講座を浜松市中央区で開いた。社内公募で集まった本部と営業店の係長以上の女性職員約20人がジェンダー意識や日本の社会構造などの理解を深めた。 県立大経営情報学部の国保祥子准教授が「女性のための経営学」をテーマに講演した。女性管理職の少なさや男性の方が高い所得格差のデータを示した上で、女性の働く環境がより良くなるような行動の重要性を指摘。「『女性活躍』と言われているが、まずは女性が仕事を続ける社会そのものに意味がある」と強調した。女性職員たちは「リーダーシップのあり方を自分なりに見つけていきたい」などと意見を述べた。 (浜松総局・小林千菜美)
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スポーツSDGs、かるたで学ぼう 常葉大浜松生制作、児童ら体験
常葉大浜松キャンパスの学生が作成した「スポーツSDGsかるた」の体験会がこのほど、浜松市中央区の上島小で開かれた。制作に携わった4人の学生のほか、5年生の約130人が参加し、かるたでSDGs(持続可能な開発目標)に取り組む大切さを学んだ。 東京五輪のレガシー(遺産)に関心を持ってもらおうと、同大健康プロデュース学部心身マネジメント学科の学生らが約半年かけて完成させた。かるたの絵札のイラストは同学部こども健康学科の学生が手がけ、小学生低学年でも分かりやすいかるたになるよう工夫を凝らした。 児童らは1グループ5人ほどに分かれ、学生と白熱した札の取り合いを繰り広げた。「その用具 捨てる前に
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遊覧船「ガーデンクルーズ」 花博開幕へデザイン刷新 浜名湖ガーデンパーク
浜松市中央区のはままつフラワーパークで23日開幕する「浜名湖花博2024」(浜名湖花博20周年記念事業実行委員会主催)で、会場の一つである浜名湖ガーデンパーク(4月6日開幕)の会場内の東西水路を往復する遊覧船「ガーデンクルーズ」の新デザインが7日、お披露目された。運航会社の関係者が船着き場で着水作業を行った。 「ヒマワリ号」と「ガーベラ号」の2隻を、浜名湖花博のマスコットファミリー「のたねファミリー」が描かれたカラフルで楽しいデザインに刷新した。船内の座席シートを改修したり、エンジンのメンテナンスを行ったりもしたという。 水路は約750メートルで片道約7~8分間で運航する。著名な造園家石
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記者コラム「清流」 答え合わせ
「キリンの首は本当に長かった」「ライオンの顔は怖くて、パンダは抱いたら温かかった」。児童が本物そっくりのぬいぐるみをなでながら、そう言った。 浜松市中央区の静岡県立視覚特別支援学校に県内初の“動物園”が開園した。視覚に障害がある児童に多様な動物に触れるきっかけを作ろうと、埼玉県の男性が動物のぬいぐるみ33体を寄贈し、展示した。児童らは開園とともに、駆け出したり、教員の手を引っ張ったりして動物のもとへと向かった。「これはなに。熊か、いや違う」。足につけられた点字シートと体を行ったり来たりして、興奮している様子が印象に残る。 “動物”の体や表情
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牧之原の児童 サーフィン花壇へ植栽 浜名湖ガーデンパーク
牧之原市の萩間小6年生約30人が4日、浜松市中央区のはままつフラワーパークで23日に開幕する「浜名湖花博2024」(浜名湖花博20周年記念事業実行委員会主催)に合わせ、会場の一つである浜名湖ガーデンパーク(4月6日開幕)で花壇の植栽をした。 児童が考えた「海空緑、みんなが優しい牧之原」をテーマに、約30平方メートルの花壇に、学校で育てたペチュニアやパンジーなどに加え、静岡県の特産品マーガレットなど15種約700株を植えた。 児童は持ち寄ったサーフィンの波を描いたデザイン図を参考にしながら、スコップで土を掘り、花の間隔などを意識して丁寧に植栽した。花壇には児童が色を塗ったり、海岸で集めた流
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浜松医大、中学生が取材 医療現場を理解 「記事」執筆へ
浜松医科大と静岡新聞社は2日、同大で働く医師らを取材して記事を執筆する中学生向けワークショップ「職業図鑑ワークショップ 浜松医大をバズらせろ!!」(全4回)の初回を浜松市中央区の同大で開いた。浜松、磐田両市の生徒6人が参加し、同大のキャンパスを歩きながら医療現場の基礎知識を学んだ。 同大の次世代創造医工情報教育センターの教員らが講師を務めた。生徒は自己紹介をした後、教育や研究など同大の取り組みに理解を深めたり、キャンパスツアーで学生生活をのぞき見したりした。 ツアーでは学生が講義を受ける講義実習棟や猿、ネズミなど動物を扱う動物実験棟を訪れた。実際に白衣に着替え、担当者からモニターを使っ
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浜松パワーフード 3部門頂点決定 前菜「浜松産トマトのタルト」 主菜「三ケ日牛鋤焼き」 食事「峯野牛ローストビーフポップオーバーサンド」 地元小中生ら審査
浜松の食材を活用した料理イベント「浜松パワーフード推しの一皿総選挙」の最終審査が25日、浜松市中央区で行われた。「前菜・先付・オードブル」「主菜・メイン」「食事(ご飯、麺類など)」の3部門で、事前の市民投票を勝ち抜いた3点ずつ計9点が審査に進み、農業関係者や地元小中学生の試食で各部門の初代グランプリを決めた。 グランプリに輝いたのは、前菜部門が中辻貴博さん(和洋中・ビュッフェ・ダイニング シャンゼリゼ)」の「浜松産トマトのタルト」、主菜部門は百谷正喜さん(個室料亭 八葉亭)の「三ケ日牛鋤(すき)焼き」、食事部門は町田通さん(Cafe&Restaurant LENRI)の「峯野牛ローストビ
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常葉大生が「春弁当」考案 鶏・豚・魚メインの3種 浜松市浜名区で試食会
常葉大浜松キャンパスの学生と食品スーパーのエブリィビッグデーを展開するビッグ富士(磐田市)などは20日、学生が考案した弁当の試食会を同市浜名区で開いた。学生やスーパーのバイヤーなど関係者約10人が、商品化に向けて意見交換した。 弁当のレシピ考案プロジェクトと題し、「おいしく健康 春の彩り弁当 1日に必要な野菜1/3(120グラム以上)が摂れる」をテーマに、同大健康プロデュース学部健康栄養学科2年の芳野琴那さん(19)、長島啓士さん(20)、神戸陽向さん(20)が考案。鶏・豚・魚をメインにした3種の弁当をつくった。 「カレー風味チーズチキン弁当」はスパイスの効いたカレー粉に味がまろやかにな
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静岡県産花に感謝の気持ち込め 浜松・芳川小児童がアレンジ挑戦
浜松市中央区の芳川小で20日、静岡県産の花を生けるフラワーアレンジメント体験講座が開かれた。2年生の児童ら約120人が自身の感性を生かし、オリジナル作品を完成させた。 ピンクや白のガーベラやかすみ草、トルコキキョウなどの花を思い思いの長さに切ったり、花の向きを調整したりして、吸水性のスポンジに挿した。市内の生花店に勤務する3人が講師を務め、「茎は斜めに切るように」「花が自分の体の正面にくるように挿して」などと助言。児童たちは真剣な表情で一本一本丁寧に花を扱い、「どのくらいの長さがいいかな」などと悩みながら完成させた。 粂想真君(8)は「植木鉢みたいなイメージになるよう工夫した。とても楽し
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大型絵画の運搬ピンチ 静岡県内業者減、画材店閉店相次ぐ 地域の作家危機感
地域の絵画展で大型作品を見る機会が減ってしまうかもしれない-。経営環境の悪化などによる画材店の減少により、静岡県内で100号(大きさ約162センチ×130センチ)以上の大型絵画の運搬を担う業者が減っている。県内の美術関係者は「運搬を専門的に担う画材店や画廊の規模縮小は地方だけでなく都心部でも進んでいる問題」と指摘する。 関係者によると、浜松市では十数年前から、経営悪化を理由に店を畳む画材店が相次ぎ、大型絵画の運搬業務をしているのは書絵堂(中央区)と画創清水(同区)の2業者のみ。展示の始まる1週間ほど前に各作家の自宅で作品を受け取り、終了後に作家に返却している。 担当者は「当
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新花壇はSDGs意識、浜名湖花博開幕前にガイドツアー 目まぐるしく変化する草花魅力
浜名湖花博2024の会場となる浜松市中央区のはままつフラワーパークで18日、約1カ月後の開幕に向け、整備した新花壇のガイドツアーが開かれた。午前の部は約20人が参加し、園内の「はなのはら」と「フラワーフォレスト」などを巡ってSDGs(持続可能な開発目標)を意識した花壇の植栽方法を学んだ。 「はなのはら」のデザインを担当した同市出身のランドスケープ・ガーデンデザイナー小倉珠子さんと同園の小沢美緒さんがガイドを務めた。小倉さんは「はなのはら」について「4~6月にかけて咲く花が目まぐるしく変化するので、さまざまな風景を楽しんで」と話した。多様な種類の草花を植えることで「生き物も好む持続可能な花壇
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トラやゾウとふれ合い!? 浜松視覚特支に「さわれる動物園」 本物そっくりぬいぐるみ「ふわっふわ」
本物そっくりのぬいぐるみに触れて動物の顔や毛並みなどの特徴を体感できる「さわれるどうぶつえん」が15日、浜松市中央区の静岡県立浜松視覚特別支援学校で開園した。全国の盲学校で2校目で、県内では初めて。 「盲学校にトラ・ライオンにさわれる動物園を作ろうプロジェクト」に取り組む埼玉県の田中博さんが同校に33体を寄贈した。小学部から高等部の児童生徒約10人が、顔や足をなでるようにして動物とのふれ合いを楽しんだ。 同日の寄贈式には田中さんが出席。約7年間にわたって点訳ボランティアに携わる中で、全盲の男性から「犬というものがどういうものなのか分からない」と言われ、ショックを受けたことがきっかけでプロ
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優良公民館選出でセレモニー 住民祝福、除幕式や餅まき 浜松市中央区・富塚協働センター
浜松市中央区の富塚協働センターは10日、文部科学省の本年度優良公民館表彰で全国6館の優秀館の一つに選ばれたことを受けて同センターで記念セレモニー(同センターイベント事業実行委主催)を開いた。職員や若者ボランティアなどのほか、地域住民約470人が祝福した。 「地域コミュニティーの原点は楽しい時間を共有すること」をキャッチフレーズに、佐鳴湖周辺でアーティストによる屋外ワークショップ「あおぞら協働センター」や、環境イベント「佐鳴湖ごみゼロ運動」などを展開してきたことなどが評価された。 懸垂幕の除幕式や餅まきを行い、幅広い年代の老若男女が受賞の喜びを共有した。若者ボランティア「コミュニティ・アシ
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目指せトリマーや飼育員 児童が仕事体験 浜松市中央区
浜松市中央区の専門学校ルネサンス・ペット・アカデミーは10日、小学生対象に動物の仕事体験イベントを開いた。主に静岡県西部の児童30人が、トリマーや飼育員の業務を学びながら動物との触れ合いを楽しんだ。 参加者は犬の散髪やしつけを学ぶペットコースと、動物や魚に餌を与える飼育員コースに分かれて体験した。犬の模型の散髪では、教員から「ハサミは親指だけを動かすのがポイント」とアドバイスを受けた。カメレオンやハリネズミなどの動物を抱いたり、犬をしつけたりして、命の大切さを学んだ。 動物愛護に関わる仕事に興味を持つ和田東小3年の大庭聡真君(9)は「モルモットに餌をあげるのは難しかったけど楽しかった」と
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サッカー楽しい! 浜松・河輪小児童 ホンダFC選手と交流
浜松市中央区の河輪小で9日、日本フットボールリーグ(JFL)のホンダFCの選手らを招いたサッカー教室が開かれた。全校児童約200人がサッカーの楽しさに触れた。 鈴木理久、岩切拳心の両選手が参加。児童たちは2人一組になってボールを使った練習に汗を流したり、代表児童が選手とリフティングパスをしたりして、パスやドリブルのこつを学んだ。 鈴木選手は「夢を口に出すと責任や覚悟が出る」、岩切選手は「好きなことを一生懸命やって夢をかなえて」と児童たちにエールを送り、練習を重ねる努力の大切さを伝えた。 サッカー選手になるのが夢だという3年の松田悠誠さん(9)は「パスやドリブルが楽しかった。もっと練習し
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静岡人インタビュー「この人」 イルカ研究で「高校生探究・情報コンテスト」奨励賞を受けたクラスの責任者 加藤由依佳さん(浜松市中央区)
クラスでイルカに関する研究を進め、静岡大情報学部が主催する「高校生探究・情報コンテスト」で奨励賞を獲得した。研究の一環で制作した体長約2メートルのバンドウイルカのオブジェは浜名湖体験学習館「ウォット」(浜松市中央区)に展示されている。責任者を務めた西遠女子学園高1年生。16歳。 -なぜイルカの研究を始めたのか。 「きっかけは学園祭の企画。クラスごとに研究し、発表する機会があり、テーマを探す中で県東部や他県でイルカ漁があり、イルカが食べられていることを知って興味を持った。日本の水族館には当たり前にイルカがいるが、海外では肯定的に捉えられていないことに驚き、この問題を研究したいと思った」
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浜松・外国人学校 松本校長に勲章 ブラジル政府が授与
ブラジル政府が外交分野などの功労者に贈る「リオ・ブランコ国家勲章」の叙勲伝達式が1日、浜松市中央区の外国人学校「ムンド・デ・アレグリア」で開かれた。同校の松本雅美理事長兼校長がガルシア・アウデーモ在浜松ブラジル総領事から勲章を受けた。 松本さんは南山大(名古屋市)でスペイン語を学び、スズキなど民間企業での勤務経験を持つ。退職後の2003年、ペルー人の子どもたちの学習環境を整えようと同校を開校し、20年余にわたり、母国語だけでなく、日本語や日本文化の教育に力を入れてきた。 松本さんは「20年前には今日という素晴らしい日が来るとは思ってもいなかった」と声を詰まらせ、「目の前ことを一つ一つやってき
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本番間近 一曲一曲念入り確認 4日演奏会 浜松ウインドオーケストラが合同練習
浜松市を中心とする市民吹奏楽団「浜松ウインドオーケストラ」は2月4日午後2時半から、中央区のアクトシティ浜松中ホールで第21回演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)を開く。本番を前に楽団員らが熱のこもった練習に励んでいる。 演奏会には高校生から50代までの楽団員約40人が出演する。朝ドラやディズニーなどのメドレーを中心に幅広い年齢層が楽しむことができる全8曲を披露する。 1月28日には同区の篠原協働センターで本番前最後の合同練習を行い、音のリズムやバランス、テンポなどを一曲ずつ入念に確認した。木村栄里代表は「普段は吹奏楽を身近に感じることのない人でも楽しめる曲を集めた。足を運び少しでも元気になっ
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記者コラム「清流」 温かい式 若者の支えに
障害があり行政主催の「はたちの集い」への参加が難しい若者の門出を祝う「生人四季(せいじんしき)」を取材した。会場ではサプライズで、子から親に感謝の花束が贈られた。成人を迎えた子だけでなく、さまざまな困難を支え続けた親御さんを“お疲れさま”とねぎらう場になれば、との主催者の思いがあった。 主役を歌や演奏で盛り上げたのは、外国籍の子が多く通う保育園の園児や、老若男女が活動する地元の吹奏楽団。短い時間の中で何度も「おめでとう」「ありがとう」と、祝いと感謝の言葉が聞こえた。温かい雰囲気の中、若者の照れくさそうな表情や、涙を手で拭う姿が印象に残っている。 大事な節目を地域の
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カモ試食、命の大切さ学ぶ 米作学習で育成、スープ作り挑戦 浜松・内野小
浜松市浜名区の内野小5年生が22日、カモに害虫などを食べさせる無農薬の米作「アイガモ農法」で育てたカモの料理を同区の複合施設ニコエで試食した。総合学習の一環で、同区内の水田で米作りに挑戦してきた児童が、育てたカモを食べることで命の大切さを学んだ。 児童はカモガラやにぼしなどのだしの飲み比べをした後、だしや野菜を選んでオリジナルスープ作りに挑戦した。愛知県豊橋市でカモを育てている鳥市精肉店の担当者によるカモの解体作業も行われ、児童は目の前で手際よくさばかれるカモに興味津々に見入った。 料理は児童が育てたカモや地元食材をふんだんに使った炊き込みご飯、サラダ、グラタンなどのランチプレートが並
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大地震想定し避難所運営訓練 浜松・中央区堤町と卸本町自主防 区画整理など手順確認
浜松市中央区の堤町と卸本町自主防災隊は21日、大規模地震の発生を想定した避難所運営訓練を同区の新津協働センターで行った。避難者が生活する区画の整理や簡易テントの設置方法などの手順を確認した。 新津地区自主防災隊連絡会、消防団員、新津中の生徒ら約150人が参加し、各班に分かれて炊き出しなどを行った。 同連絡会の宇野雅彦会長(69)は受付での避難者カードの配布に課題が残ったと指摘し、「反省を生かしてより連携を深めたい」と強調した。新津中2年の生徒会長江川与瑠さん(14)は、多くの高齢者がいる同地区の現状に触れ「まずは自分の命を守ってから避難所に行き、地域のために積極的に手伝えれば」と話した。
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八幡中発達支援学級生と通常学級1年生 共同制作の雑貨販売 ストラップやコースター 浜松市
浜松市中央区の八幡中は17日、発達支援学級の生徒と通常学級の1年生が共同でつくった雑貨の模擬店「小鳩ショップ」を同校体育館で開いた。両学級の生徒計約150人が紙工芸、革工芸、縫製、木工の4班に分かれ、ストラップやコースター、ペン立てなどを保護者や地域住民に100円ほどで販売した。 共生社会に向けた両学級の交流促進や、接客などの販売学習を目的にした恒例行事。生徒たちは夏頃から月1回程度、協力して模擬店の販売物製作や看板作成などの準備を進めてきた。 生徒は両手を伸ばして手作りの看板を掲げ「とてもお得ですよ。いかがですか」などと来場者に笑顔で売り込みをした。ブースでは商品の紹介や使い方を丁寧に
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ヤマハ本社ミュージアム(中央区) 来場10万人、節目来場者に記念品
ヤマハが浜松市中央区の本社に設ける企業ミュージアム「イノベーションロード」の一般来場者が13日、10万人に達し、記念セレモニーが同所で開かれた。節目の来場者となった同区の会社員渥美輝敏さん(37)家族が、橋本誠一館長から記念品のヘッドホンや花束を受け取った。 渥美さんは知人から勧められ、妻麻子さん(36)と息子航ちゃん(5)の3人で初めて訪れた。麻子さんは元バイオリン奏者で、航ちゃんはヤマハ音楽教室に通った経験があり、現在はチェロに触れ始めたという。渥美さんは「たまたま来たのでびっくりした。とても光栄」と喜んだ。 同ミュージアムの企画者の一人として立ち上げに携わった橋本館長は「5年半で1
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浜松で住まいEXPO 22社・団体が耐震住宅や不動産情報PR
「2024浜松住まいEXPO」(静岡新聞社・静岡放送主催)が13日、浜松市中央区の市総合産業展示館で始まった。14日まで。 住まいに関連した22社・団体が出展し、「夢のマイホームを応援!家族の未来、一緒に考えよう!」をテーマに住宅、不動産などの情報を発信。マイホームの取得を検討する来場者に購入までの流れの無料相談を行ったほか、能登半島地震を受けて耐震性の高い住宅の重要性を説明した。 パン屋やキッチンカーなどのブースの出店や、警察や自衛隊などの車両展示も行い、会場は家族連れなど多くの来場者でにぎわっている。 14日は人気絵本「パンどろぼう」の着ぐるみとの写真撮影コーナーも設ける。
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全国で6館、優良公民館優秀館に 「楽しい」地域で共有 富塚協働センター(浜松市中央区)
浜松市中央区の富塚協働センターがこのほど、文部科学省の本年度優良公民館表彰で全国6館の優秀館の一つに選ばれた。「地域コミュニティーの原点は楽しい時間を共有すること」をキャッチフレーズに、幅広い年代の老若男女が集う場所を目指して活動を進める。 同センターは、住民の憩いの場になっている佐鳴湖周辺で、アーティストによる屋外ワークショップ「あおぞら協働センター」や、ごみ拾いボランティアの訴えで始まった環境イベント「ごみゼロフェスタ」などを展開する。 12月下旬には「富塚に豊かな森をつくろう」をテーマに、循環型社会実現を目指す「パーマカルチャー」体験イベントを開いた。パーマカルチャー実験農園のフォ
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丹精込めた米「おいしい」 静岡文化芸術大生、販売前に試食 引佐の棚田に通い汗
浜松市浜名区引佐町の久留女木の棚田で米作りに取り組む静岡文化芸術大(中央区)の学生グループ「引佐耕作隊」が11日、収穫した米の試食会を同大で開いた。大学生協などで15日から販売する。 品種はもっちりとした食感が特徴の「にこまる」。耕作放棄地を活用し、棚田の多面的機能を周知しようと2016年から続く取り組み。 1~4年生の15人が約1、2週間に1回程度、棚田に通い、田植えや稲刈り、脱穀などに汗を流した。 田んぼ3枚計約480平方メートルから約176キロを収穫した。昨年の約2倍の収穫量という。 販売を前にこの日は、メンバー5人が試食し、粒の大きさや味を確認した。炊きたての米を口に運び「
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障害ある若者、20歳の門出 神取さんが激励 浜松市
浜松市の認定NPO法人魅惑的倶楽部(鈴木恵子理事長)は8日、障害があり「はたちの集い」への参加が難しい若者の門出を祝う「魅惑的生人四季(せいじんしき)」(静岡新聞社・静岡放送後援)を中央区のホテルで開いた。本年度に20歳を迎える県西部などの6人とその家族ら約70人が出席し、節目を祝った。 同NPO理事で女子プロレスラーの神取忍実行委員長は「生きているといろいろなことがあるが、今日の日を思い出して歩んで」とエールを送った。若者たちは保護者に感謝の気持ちを込めた花束を贈った。 精神障害がある人が行うサッカー競技「ソーシャルフットボール」の日本代表強化指定選手に選ばれ、代表入りを目指している会
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水中からメリークリスマス 浜松のウォットでサンタが餌やり
浜松市西区の浜名湖体験学習施設「ウォット」の大水槽内で24日、サンタクロースに扮(ふん)したダイバーによる魚の餌やりショーが開かれた。 クリスマスイブのこの日は、多くの親子連れらでにぎわった。子どもたちの「メリークリスマス」というかけ声とともに、約10分のショーが行われた。サンタが水中内でエイやシマアジ、カンパチなどの魚に白い袋から取り出した〝プレゼント〟を配ると、あっという間に魚たちに取り囲まれた。魚が餌を勢いよく丸のみする姿に、来場者からは「すごい」などと驚きの声が上がった。 父親と一緒にショーを鑑賞した野末朋生さん(6)=湖西市=は「カンパチの動きが早くてすごかった」と笑顔を見せた
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記者コラム「清流」 夢をかなえるよりも
夢をかなえるよりも大事なことは、人に優しくすること―。母校の芳川北小(浜松市南区)で児童の目をまっすぐ見つめ、語りかけたのはJ1復帰を決めたジュビロ磐田の主将山田大記選手。国内外の厳しいプロの世界で戦ってきた山田選手は、思いやりの心を持つ大切さを訴えた。その言葉を聞いた児童は「明日からは笑顔で周りの誰かを助けたいな」とほほ笑んだ。 山田選手が学校を去る時には熱き小さなサポーターたちが列を作って待ち構えていた。「喜ぶかな」と顔を見合わせたり、チャントを大声で熱唱し始めたりした。周りは拍手で見送り、その場の誰もが“ホーム”の雰囲気を楽しんでいた。 夢をかなえ、第一線で
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「困難を力に変えて」 バレー元日本代表大林さん(ブレス浜松GM) 浜松で講演
静岡新聞社・静岡放送21世紀倶楽部の12月例会セミナーが20日、浜松市中区のプレスタワーで開かれた。元日本代表でバレーボールVリーグ女子2部ブレス浜松ゼネラルマネジャー(GM)の大林素子さん(56)が、「マイドリーム」をテーマにトークを繰り広げ、夢をあきらめないことの大切さやブレス浜松への思いを語った。 大林さんは幼少期に身長が高いことが理由で同級生からいじめを受けていたことを明かし、コンプレックスをバネに見返そうと、中学1年でバレーボールを始めた。経験から「人を頼ることも大事だが、困難を自分で受け入れて力に変えることも大切」と強調した。 日本代表として過去3度五輪に出場した輝かしい経歴
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本物そっくりのイルカ制作 浜松の西遠女子学園高、ウォットに展示へ
浜松市中区の西遠女子学園高は18日、学園祭の企画の一環で制作したイルカの巨大オブジェを浜名湖体験学習施設「ウォット」(西区)に贈呈した。オブジェは同施設に展示する。 1年星組の約20人が全国の水族館にアンケートを実施するなどしてイルカの研究を行い、体長約2メートルの愛らしいバンドウイルカを制作。骨組みを段ボールで作り、周りに紙を貼り付け、色を塗って1カ月かけて完成させた。ミリ単位で背中の丸みを調整するなど本物に見えるようこだわったという。同校を訪れた大竹純也館長らに手渡した。 11月には研究内容が評価され、静岡大浜松キャンパスで行われた高校生探究・情報コンテスト(同大主催)で奨励賞を獲
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⚽ジュビロ磐田の山田選手 母校で「夢」語る 浜松市南区・芳川北小
浜松市南区の芳川北小は14日、同校出身でサッカーJリーグ1部(J1)への昇格を決めたジュビロ磐田の主将山田大記選手(34)を招いた講演会を同校で開いた。6年生約100人が夢を持つことや人に優しくすることの大切さを学んだ。 講演前に児童から「J1昇格おめでとう」のカードを掲げるサプライズがあり、山田選手は驚いた様子で笑顔を見せた。 講演では、中学時代にけがで3年間ほとんど試合に出場できず、プロへの夢を諦めかけたといい「常に一番の人が夢をかなえる人ではない。苦しい時が勝負」と語った。その上で、「夢をかなえること以上に、人に優しくすることが大事」と語り「周りの家族や友人が困っていたら手を差し伸
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湖西市、過去最高6位 驚異10人抜き、区間賞三つ 監督デビュー戦【市町対抗駅伝】
静岡市で2日行われた第24回県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)は県西部8市町から9チームが出場し、地域の誇りを胸にたすきをつないだ。市の部準優勝の浜松市北部に続き、同市南部が3位、湖西市が過去最高の6位、掛川市も2年連続の10位入賞を果たすなど健闘した。 湖西市は、中嶋克太監督(47)の“デビュー戦”で過去最高の6位に食い込んだ。3選手が区間賞の力走。指揮官は「7位以上を目標にやってきた。想定以上の結果」と満足げだった。 3区金田陽愛選手(11)=湖西岡崎小6年=が驚異の10人抜きで区間タイの記録をたたき出し、チームを勢いに乗せた。「と
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白板アート、全国大会入賞 繊細ペン遣い光る 浜松大平台高美術工芸部
浜松市西区の浜松大平台高美術工芸部の生徒が、教室の黒板やホワイトボードをキャンバスに見立て一面に絵を描く高校生の全国大会「黒板アート甲子園」の白板の部で入賞した。 2年生8人が「光明が差す」をテーマに制作した。悩みをかかえながらも、前に進む姿をホワイトボードに描いた。希望と悩みを白と黒の対比で表現したという。原画を制作した石井ひなさん(17)は「かすれたペン、新しいペンなどさまざまなペンを集めて作品を完成させた」と苦労を語り、部長の松井柚月さん(16)は「みんなで一つの作品を作り上げることができて良かった」と笑顔で話した。 黒板・ホワイトボードメーカーの日学(東京)の主催で、15年に
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教え子の演奏に包まれて旅立ち 浜松市民吹奏楽団の初代指揮者塚本さん 亡くなる前日明かした「大好きな曲葬儀に」
11月25日に81歳で亡くなった浜松市民吹奏楽団初代指揮者の塚本好司さん(浜松市中区)の葬儀が30日、同区で営まれ、楽団員らが集まりトロンボーンやサックスなどの演奏で故人をしのんだ。「音楽のまち」で、大好きだった曲、仲間たちに見送られて旅立った。 塚本さんは約2年前に胃がんを発症し、闘病の末、息を引き取った。29日夜は「通夜コンサート」と銘打ち、塚本さんの思いを受け継ぐ教え子ら200人以上が演奏あり、拍手ありのにぎやかな“音楽祭”を開催。30日の葬儀は一転、しめやかな雰囲気の中、出棺の際に管楽器の柔らかな音色が会場に響き渡った。 闘病中も楽団の練習に足を運び、指
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パン屋にコーヒー店 静岡県内外から集結 サンストリート浜北
浜松市浜北区の商業施設サンストリート浜北で25日、パンの販売イベント「パンストリートはまきた」が開かれた。静岡県内外の16店舗と施設に入るコーヒー店が出店し、開店前から多くの家族連れが列を作った。 チーズたっぷりのフロマージュパンや柿など旬の果物を使用したフルーツサンドが人気を集めた。来場者は何種類ものパンを食べ比べ、食欲の秋を楽しんだ。
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記者コラム「清流」 名前を知る前に
「はじめまして、今日はよろしくお願いします」―。相手の目を見ると同時に1枚の紙を両手で手渡す。 名刺交換は自分を知ってもらうための玄関口で、自分もまた相手を知る入り口になる。「すてきな名前ですね」「こんな遠いところから来たんですか」など会話が弾む瞬間から取材は始まっている。 先日、とある男性から受け取ったのは明るい生き物が描かれた名刺。寒さで手がかじかんでいることを忘れさせ、心がホッとした。名前より先に男性の人となりが分かったような気がした。その後男性はほほ笑みながら紙を裏返し、名前を知ることができた。 まずは名前を知ってから―。と思っていたが、その前にもその人を知るヒントがあると気づ
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台風や大雨...災害時の児童引き渡し、より安全に 浜松の小学校で改善模索
台風や大雨などの災害時に児童を学校から家庭へ安全に引き渡すには―。浜松市内の教育現場で、自然災害時の児童の引き渡し方法について見直しが進んでいる。市教委は4月に学区内のハザードマップ提出を各校に義務付けるなど「防災対策基準」を改定した。学校側はアプリを活用した連絡体制や独自マニュアルの作成によって、保護者や教職員の安全にも配慮した引き渡し方法を模索する。 浜松市では昨年9月に警戒レベル5に相当する「緊急安全確保」の避難情報が初めて出され、家屋への浸水が広範囲に及ぶなど風水害が多発した。学校では児童の引き渡しのタイミングや車での迎えの可否など多くの課題が浮上。市教委は防災対策基準を見直し、大
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巨大塗り絵 ペンキで思い思いに 浜松市中区でワークショップ
JR浜松駅南側に流れる新川の清掃ボランティア団体「カモ・カモンの会」(中山和子代表)は18日、地元の子どもたちを招いて巨大塗り絵のワークショップを浜松市中区の新川モールで行った。 子どもたちは、下絵が描かれた縦3・6メートル、横5・4メートルのブルーシートにペンキを使って思い思いに色を塗った。下絵は「いきものだもの」の名前で活動するイラストレーターの大石晃裕さん(同市出身)が、川に泳ぐ魚たちを笑顔で見る人とカモを描いた。 ワークショップは「新川かわまちづくりプロジェクト」の一環。同会が川底で拾ったごみのほか、市民グループ「浜松魚部」が捕まえたカワアナゴやニホンウナギなども展示した。中山代
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山岳耐久レース 浜松学芸高の植田さん、年代別で優勝 初出場、父と71.5キロ走破
浜松市中区の浜松学芸高2年の植田実来さん(16)が10月に行われた東京・奥多摩の山岳地を舞台とするトレイルランニングの大会「日本山岳耐久レース 長谷川恒男CUP」の10代女子の部で優勝した。本格的に練習を始めたのは今年3月。マラソン未経験だったが約半年の練習を重ね、完走が難しいとされる日本最高峰のレースで栄冠を手にした。 レースは三頭山(みとうさん)など計71・5キロを24時間以内に完走を目指す。昼にスタートし、一夜明けた午前7時ごろ、実来さんは18時間49分25秒でゴールした。 トレイルラン好きの父、友和さん(46)の後押しがあり同大会への出場を決めた。自宅周辺の平地を毎日走り、3カ
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「美容業界に」 日系ブラジル人の挑戦 沼津のヴァネッサさん、来日20年 子育てしながら専門学校、支援者後押し試験合格
約20年前にブラジル・サンパウロ市から出稼ぎで県内に来日した日系ブラジル人の仲里・ヴァネッサ・マサミさん(37)=沼津市=が今秋、美容師の国家資格試験に合格した。週3回ほど三島市内の美容室で働きながら、3年間通信制の専門学校に通った。7歳の娘の子育てをしながら、日本の支援者たちの後押しで夢への一歩を踏み出した。 母国の高校を中退し、17歳で県内の車の部品製造工場で働くために来日した。派遣された県東部の複数の工場で生活の資金を稼ぐ毎日。「お金は稼ぐことができた。しかし、工場の仕事は自分のやりたい仕事ではなかった」と物足りなさを感じていた。 転機は4年前、勤務していた工場の移転で働けなくなり
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静岡国際オペラコンクール パク・サムエルさん(韓国)1位 浜松
若手オペラ歌手が実力を競う「第9回静岡国際オペラコンクール」(県、実行委など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)は5日、浜松市中区のアクトシティ浜松で本選を行った。審査の結果、韓国のパク・サムエルさんが1位に輝いた。将来性の高い日本人出場者に贈られる三浦環特別賞には女性唯一の本選出場者山下裕賀さんが選ばれた。 2次予選を通過した出場者6人が東京交響楽団の演奏に合わせて、アリア2曲を披露した。会場には力強く伸びのある歌声が響き渡り、歌唱後には来場者から多くの拍手が送られた。 パクさんは受賞後のスピーチで、6年前に参加した同コンクールで結果を残せなかった経験を振り返り、「さまざまなコンクールの中
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合唱や朗読 気持ちこめ 子ども育み150年 節目お祝い 浜松市東区・豊西小
浜松市東区の豊西小で4日、創立150周年を記念した式典が行われ、全校児童約400人や地域住民が節目を祝った。 児童は学年ごとに分かれ、太鼓の演奏や合唱などを披露した。2年生は「かえるのうた」を元気いっぱいに披露し、6年生は残りの学校生活を悔いのないように送ろうと、詩人谷川俊太郎さんの「生きる」を真剣な表情で朗読した。児童の気持ちのこもった発表に保護者や地域住民から大きな拍手が送られた。 実行委員として準備を進めてきた6年生たちは「150周年の節目にみんなの頑張りを見ることができてよかった」と口をそろえた。 (浜松総局・小林千菜美)
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記者コラム「清流」 新たな運動会
学校の運動会とはひと味違う地域の運動会に参加するのが小さい頃から大好きだった。回覧板の開催通知と出場したい種目に丸をつけるといよいよ秋が来るとワクワクしていた。 今秋、浜松市内の運動会を取材した。複数の自治会が運動会からふれあいフェスティバルと名称変更していることに驚いた。主催者が口をそろえて言った。「コロナ禍でつながりが減っているが、年齢や性別に関係なく誰もが楽しめる場を少しでも作りたい」―。時間も短縮して半日にし、種目もパン食い競争や伝統音頭、町内クイズ大会など従来の運動会とは変えていた。どの競技も小さな子供からお年寄りが笑顔で交流する姿が印象に残っている。 「ここにいるだけで楽しい
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静岡人インタビュー「この人」 浜松商業高の卒業生就活支援事業「鮭の会」の幹事長を務める 佐口丈夫司さん(浜松市東区)
浜松商業高(浜松市中区)出身の学生や生徒の就職活動を支援する「鮭の会」の幹事長。学生と企業を結ぶ懇談会などを企画し、地元企業への就職をサポートしている。浜松市中区出身。69歳。 ―団体の名前の由来は。 「鮭のように一度外へ出ても地元に『Uターン』して活躍してほしいという思いを込め、2010年に発足した。就活中の大学や専門学生、高校生などを集め、企業懇談会やインターンシップ、OB・OG自らが教壇に立つキャリア教育などを開催している。受け入れ側の企業は浜松市を中心に約100社が会員登録している」 ―発足のきっかけは。 「リーマン・ショック後、卒業生が仕事に就くことが難しくなり、当時の校長
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ジャズの世界 体で手話で 中区・浜松聴覚特支で「出前コンサート」 ハママツ・ジャズ・ウィーク
浜松市で22日まで開かれている「第31回ハママツ・ジャズ・ウィーク」(浜松市、市文化振興財団、ヤマハ、静岡新聞社・静岡放送など主催)の一環で20日、「出前ジャズコンサート」が中区の浜松聴覚特別支援学校で開かれた。特別支援学校での開催は初。 校歌アレンジ「かっこいい」 サクソフォン奏者森山瑞樹さん率いるバンドがジャズの名曲「A列車で行こう」「セント・トーマス」や人気アニメ曲などを披露した。同校と浜松視覚特別支援学校の幼稚部と小学部、地域住民など約50人が参加し、手話を使ったり、体を揺らしたりしてジャズの魅力を体感した。ジャズ風にアレンジした同校の校歌も披露され、児童らは笑顔で演奏を楽しんだ。
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手形アートで人の輪広げて 知的障害のある人×大学生 23日まで作品展 浜松市の静岡文化芸術大
浜松市中区の静岡文化芸術大で19日、障害のある人の作品展「華を結うひとたち展 碧い翔け橋2023」(同大文化・芸術研究センター、県障害者文化芸術活動支援センターみらーと主催)が始まった。23日まで。 知的障害のある人らでつくる「浜松手をつなぐ育成会」の会員10人が参加し、動物や植物をモチーフにした「手形アート」約35点を出品した。9月上旬に同大でワークショップを開催し、絵の具を手に塗ったり、スポンジで軽くたたいたりして個性豊かな作品を仕上げた。県が推進する東アジア文化都市事業と県障害者芸術祭の一環。 猫や草むらにいるゾウなどの個人作品や、学生らと協力して仕上げた桜や花火といった大型作品
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歌って弾いて、親子で音楽体感 ハママツ・ジャズ・ウィーク2日目
音楽イベント「第31回ハママツ・ジャズ・ウィーク」(浜松市、市文化振興財団、ヤマハ、静岡新聞社・静岡放送など主催)は2日目の15日、「ファミリーJAZZコンサート」を同市中区のクリエート浜松で開いた。午前・午後2回で約300人の親子連れが来場し、1日限りの体験型コンサートを通じてジャズの魅力に触れた。 ジャズ・ラテンピアニストの福本純也さん率いる「ファミリーJAZZグループ」が昨年に続き出演した。ラテン調でディズニーの名曲を披露したり、ブラジルやアメリカ発祥の多様なジャンルの音楽で「かたつむり」を奏でたりした。メンバーそれぞれがソロで即興や楽器を使った技を繰り広げ、会場から大きな拍手が上が
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俳優甲本さん 大河ドラマで家康家臣役 一日浜松城主に 中区で就任式 撮影の裏話披露
大河ドラマ「どうする家康」で徳川家康の家臣夏目広次を演じた俳優の甲本雅裕さんが14日、浜松市中区の浜松城の一日城主に就任した。浜松出世パーク葵広場で開かれた就任式と「第7回出世の街浜松家康公祭り」のトークショーに登場し、役への思いやドラマの裏話を語った。 甲本さんは浜松城の天守閣を訪れ、「初めてなのに懐かしく、武田軍が見えたような気がした」と笑いを誘った。5月の浜松まつり最終日に松本潤さんらと出演した騎馬武者行列を振り返り「観客の笑顔が印象に残っている」と語った。プライベートで犀ケ崖(さいががけ)古戦場に行ったことなどを明かし、「天下までの過程を大切に、それぞれの天下を取って。みなさんは
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指紋採取 気分は警察官 浜松東署で東陽中生職場体験
浜松市南区の東陽中の生徒がこのほど、地域で職場体験を行った。2年生の河合晴人さん(13)と小林礼二さん(13)は警察の仕事に理解を深めようと、浜松東署で鑑識業務を学んだ。 鑑識係の署員の指導で実際に特殊な粉末で缶に付着した指紋を採取し、転写シートに貼るまでの流れを確認した。署員は「いかにきれいに採取するかがとても重要。採取方法は常に研究して日々技術を高めている」と話した。 2人は「粉をかける作業が難しかった。警察官の仕事は自分たちの身近にあることを実感することができた」と語った。 (浜松総局・小林千菜美)
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浜松・中区の居酒屋に“幻のピアノ” ジャズ・ウィークのライブ会場の一つに 14日開幕
戦前の1911年~45年に横浜中華街で製造された“幻のピアノ”が浜松市中区紺屋町の和食居酒屋「和音」にある。14日から同市で始まるハママツ・ジャズ・ウィークのライブ会場の一つとして、ジャズの軽やかなリズムを刻む出番を待っている。 アンティーク調の外観に「S・CHEW(シュー)」のロゴが光る「周ピアノ」。クラシックからジャズまで多彩な音楽に合う柔らかく、爽やかな音が特徴という。店主の川嶋朱里さん(47)は市民吹奏楽団のオーボエ奏者で、店内はピアノのほか、トランペットやトロンボーンなどの楽器が並ぶなど音楽愛あふれる居酒屋だ。月に一度、地元アーティストを招いたライブには
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歌って踊って成果披露 伊佐見小児童が発表会 浜松市北区
浜松市西区の伊佐見小の児童がこのほど、音楽会を北区のサーラ音楽ホールで開いた。全校児童約500人がステージに立ち、保護者らに音楽学習の成果を発表した。 「心がおどるシンフォニー 楽しいメロディーひびかせよう」をスローガンに、息ぴったりの楽器演奏や合唱、ダンスを披露した。「手のひらを太陽に」や、大きなかぶのストーリーを再現したメドレーなどを演奏し、会場から大きな拍手が送られた。 (浜松総局・小林千菜美)
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浜松・懐かしい歌を歌う会 市民参加「広場」へ練習 10月15日コンサート
浜松市の音楽愛好家でつくる「浜松・懐かしい歌を歌う会」は、15日午後1時半から中区の市福祉交流センターで開く市民参加型コンサート「うたごえ広場」(静岡新聞社・静岡放送後援)に向けて練習に励んでいる。 会員がギターやアコーディオンなどを演奏し、来場者が歌声を響かせるイベントで今回が21回目。当日は「花は咲く」や「ちいさい秋見つけた」など27曲を予定している。 練習では、各曲のキーやテンポを入念に調整し、本番に備えた。曲紹介などの進行役を務める今村久美さんは「思い出のある歌を歌い、来てよかったと心から思える一日になってほしい」と話した。 予約不要で参加費500円。問い合わせは同会事務局<電
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地域“仕掛け人” 交流機会創出 浜松市職員に地方公務員アワード
浜松市富塚協働センター(中区)の主任野嶋京登さん(38)がこのほど、活躍する地方公務員をたたえる「地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員アワード」を、浜松市の職員で初めて受賞した。地域の“仕掛け人”として数多くのイベントを開催し、住民の居場所をつくってきた野嶋さん。「いまだに実感が湧かないが、地域の方々から祝福の声をいただき、とてもうれしい」と喜びをかみしめている。 西区出身の野嶋さんは大学卒業後、都内の民間企業に営業職として勤務。2014年にUターンで市に入り、企画課などを経て18年、同センターにコミュニティー担当として赴任した。重視しているのは、顔の見える
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地域一丸、音楽の輪♪ 小学生金管バンド「積志ジュニアウィンド」本格始動
浜松市東区積志地区の小学生金管バンド「積志ジュニアウィンド」が1日、本格始動した。今年3月末で地元小学校の金管バンド部が活動を終了したことを受け、社会人吹奏楽団「積志ウィンドアンサンブル」の団員が地域で協力し、児童の音楽演奏の場を広げようと設立した。活動拠点の積志協働センターで同日初練習を行い、児童は音出しや指使いなどの基礎練習に臨んだ。 積志地区の積志小、中郡小、有玉小の4~6年生の児童13人が加入した。今夏に同協働センター主催の金管バンド講座を受け、興味を持った児童らが集った。多くが初心者で、コルネットやトロンボーン、ドラムなどの各パートに分かれ、団員の個別指導を受けながら練習に励んだ
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記者コラム「清流」 ここだ!の1枚を
新聞記事で大事なことの一つは写真。記者の腕の見せどころでもあるが、なかなか満足のいく写真が撮れず、頭を悩ませている。 小学生の船の遠足取材では船が勢いよく走行する瞬間にシャッターを押したが、逆光で子供たちの表情がよく見えず。焦って追いかけたが、ピンぼけ写真が続き、あぜんとする。浜名湖の水上訓練では距離が遠すぎて米粒ほどの水上バイクばかり。初めての花火取材では豪雨でカメラが使えず予備のスマホが活躍した。 悪戦苦闘の日々だが、写真展の取材先で助言をもらった。「考えすぎず感じたままシャッターを押してごらん」。苦手意識から、最初から構図や位置取りを妥協していなかっただろうか。「ここだ!」と感じた
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青春“コメた”おにぎり対決 浜松の6高校参加 三ケ日みかん、舞阪しらす活用 中区でフェス
浜松市内の高校生のアイデアを基に地元産の食材を使っておにぎりを販売する「おにぎりフェスin浜松」(実行委主催)が24日、浜松市中区の砂山銀座サザンクロス商店街で初めて開かれた。市内6校が参加し、熱い青春を“コメた”おにぎりバトルを繰り広げた。 オイスカ浜松国際高、天竜高、浜松大平台高、浜松湖北高、浜松南高、浜松学芸高がそれぞれ県内のキッチンカー業者とタッグを組み、各200個を販売した。ひき肉にエシャレットを混ぜ、ギョーザをイメージした味付けに仕上げた浜松南高の「遠州ぎょうざ具にぎり」や茶と舞阪しらすを混ぜた浜松湖北高の「茶らす」など個性豊かなおにぎりが並んだ。
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ボール送りやパン食い競走 地域のみんなで 浜松・新津地区初のレクリエーション大会
浜松市南区の新津地区社会福祉協議会は23日、レクリエーション大会を同区の新津協働センター体育館で初めて開いた。同地区8町10自治会の子どもからお年寄りまで約200人が参加し、交流を深めた。 パン食い競走や玉入れ、ボール送りなどの競技のほか、戦後に作られたとされる「新津音頭」を踊ったり、町内に関する○×クイズを行ったりした。ボール送りは町内対抗のトーナメント戦で、バトン代わりの大きなボールを2人一組で運び、リレー形式でつないだ。大きなボールに手を滑らせ、落としてしまう場面もあったが、協力して競い合った。新津音頭は参加者が一つの輪になって、息の合った踊りを繰り広げた。 競技に参加
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アートや文化で共生社会実現を 浜松・中区でシンポジウム
浜松市や浜松国際交流協会(HICE)などでつくる浜松多文化創造活動促進事業実行委員会はこのほど、アートや文化芸術を通じて外国人との共生を目指すシンポジウムを中区のアクトシティ浜松で開いた。多文化共生に関心をもつ県内外の関係者約60人が研究者による事例発表やパネルディスカッションに耳を傾けた。 芸術社会学アートマネジメント論・文化政策論を専門とする静岡文化芸術大の南田明美講師をはじめ5人が登壇した。南田講師はシンガポールの移民の歴史や社会資本形成に向けたコミュニティ・アート運動などを紹介。同国は民族調和を祝い、毎年7月21日を「レイシャルハーモニーデー」に制定し、互いの伝統的な遊びを体験した
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「カワイイ」カフェワゴン登場 浜松・サンリオ展 限定グッズなど販売
浜松市東区の市総合産業展示館で開かれている「サンリオ展 ニッポンのカワイイ文化60年史」(静岡新聞社・静岡放送主催、セキスイハイム東海特別協賛)で16日、キャラクターグッズなどを販売するカフェワゴンがお目見えした。最終日の18日まで、キャラクタークレープや限定キーホルダーなどが並ぶ。 全体がピンク色のワゴン側面にはクレープの中にサンリオキャラクターがデザインされ、多くの来場者が「かわいい」と笑顔を見せた。全10種のクレープやドーナツ、アイシングクッキーなどが人気を集め、ワゴン限定のキーホルダーを買い求める女性客や親子連れでにぎわいを見せた。 同展はハローキティ、マイメロディなど数々の人気
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森町の魅力、一緒に探そう 現役大使が仲間募る キャラクター「コモコモ」呼びかけ
森町のプロモーション大使と町のPRキャラクター「コモコモ」が8日、浜松市中区の静岡新聞社・静岡放送浜松総局を訪れ、地域の魅力発信をする大使の第3期メンバーへの応募を呼びかけた。町のイベント活動やSNS発信を通じて町内外に魅力をPRする。応募期間は29日まで。 任期は2年で、おおむね1時間以内で同町に通えることなどの条件を満たした18歳以上が対象。性別や未婚・既婚は問わない。書類と面接で選考後、11月19日の森町産業祭で委嘱式を行い、活動を開始する。 現在は大学生、ピアニストなど9人で活動していて、森の石松まつりなどの行事参加や観光パンフレットのモデルなどに取り組んでいる。大使の足立羽美さ
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国内外の風景や人物 個性豊かに描写 10日まで中区で作品展 静岡県油彩美術家協会西部地区
静岡県油彩美術家協会西部地区の作品展(静岡新聞社・静岡放送後援)が10日まで、浜松市中区のクリエート浜松で開かれている。 会員30人らが自由なテーマで描いた国内外の風景や人物など約70点を出品した。風船を追いかける子どもや高くそびえるスペインのサグラダ・ファミリアなど、個性豊かに描写された作品が来場者を楽しませている。 同会の鈴木喜博事務局長(70)は「同じ油絵でも抽象や写実など表現方法は異なる。バラエティーに富んだ作品をぜひ楽しんでほしい」と呼びかけた。
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「感じたまま」写した60点 SBS学苑講師 浜松で生徒と作品展
SBS学苑の写真講座で講師を務める塚原勝二さん(76)=静岡市駿河区=と受講生の作品展が6日、浜松市中区の遠鉄百貨店6階ギャラリー・ロゼで始まった。11日まで。 「感じたまま」をテーマに、ジャンルにとらわれず思いのまま撮影した風景や動物の写真60点が並ぶ。浜松校の生徒8人を中心に、静岡校の生徒も出品した。ゾウが鼻を絡ませて仲良くたわむれる姿や、満開の桜の花びらが散る瞬間を捉えた作品などが来場者を楽しませている。 塚原さんは「身近な被写体を見て何か感じてもらえれば」と話した。
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「乳化」実験に驚き 小学生向け科学教室 浜松市中区
浜松市内の小学5、6年生約60人が2日、中区の浜松科学館で開かれた「ユネスコ科学教室」(市主催)に参加した。「身の回りの化学」をテーマに、浜松ユネスコ協会のメンバーの指導を受け、水と油を混ぜる実験や、硬貨で電気を発生させる実験に取り組んだ。 水と油の実験は、油が入ったコップに食紅で着色した水を一滴ずつ垂らし、棒でかき混ぜて変化を観察した。コップに中性洗剤を入れることで水と油が混ざって「乳化」が起きる現象を目にし、児童は驚いた表情を浮かべた。 10円玉と1円玉の間に食塩水に浸した紙を挟み、電気を発生させ、電子オルゴールを鳴らす実験にも挑戦した。硬貨と紙を交互に重ねるほどオルゴールから大き
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ウクライナの国花・ヒマワリ装飾 平和願う 服地専門店がワークショップ 浜松市中区
ウクライナへの軍事侵攻終結を願う催しがこのほど、浜松市中区の服地専門店「バラエティハウス」で開かれた。多くの親子連れなどが訪れ、ワークショップや音楽ライブを通じて平和への思いを新たにした。 加藤アミ店長が「同じ思いを持つ市民が集い、仲良くなることで平和の輪を少しでも大きくできれば」と企画。会場はウクライナの国花・ヒマワリにちなんだ装飾などを各所に施した。 南インドの伝統工芸「ストローバッグ」や自由に筆を走らせて自分の世界観を表現する書道「己書(おのれしょ)」などのワークショップが人気を集めた。 布絵本作家で同市戦災遺族会副会長の森下結城子さんが同店の来店客と協力して完成させたヒマワリと
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搬送ロボットに興味津々 小学生親子が浜松・馬込川工事見学
浜松市内などの小学生の親子8組がこのほど、同市南区の馬込川の工事現場で開かれた仕事体験会「けんせつ探検隊」に参加した。ドローンや作業支援ロボットなど最新技術を活用した建設現場の仕事を学んだ。 建設業の仕事に理解を深めてもらおうと、日本建設業連合会(東京都中央区)が企画した。参加者は、普段は近づくことのできない河口から約300メートルに建設された地震・高潮対策用の水門工事現場を見学したほか、仮想現実(VR)で水門の中に入るなど工事を体感。高さ約20メートルの水門の柱を見て「大きくてすごい」と親子で言葉を交わした。 ドローンや工事道具を運ぶ搬送ロボットの操縦体験も行った。搬送ロボットは、自動
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浜名湖の観光課題探る 浜松商業高、12月にプラン提案
浜松商業高商業科(浜松市中区)の3年生約30人が25日、観光マーケティング研究の授業の一環で、浜名湖周辺など市内3カ所を巡るフィールドワークを行った。同校出身でカキ養殖業の八木田昇一さん(38)や村櫛遊漁組合の高山義和組合長(68)らから産業や観光業が抱える現状や課題について学んだ。 八木田さんは、カキを収穫するのに、養殖の場所を変えながら約1年4カ月を要することなどを説明。「浜名湖は自然に囲まれていてプランクトンが豊富。だから身が肉厚で味が濃厚なカキをつくることができる」と話した。 浜名湖でアサリの収穫量が減少した理由について高山さんは「昔に比べて湖の塩分濃度が濃くなっていたり、温暖化
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フットサル、児童に指導 アグレミーナ浜松の選手ら教室
浜松市東区の浜松アリーナで19日、小学1~3年生を対象としたフットサル教室が開かれた。同アリーナをホームとするフットサルFリーグ「アグレミーナ浜松」の選手、コーチがドリブルやシュートのこつを子供たちに指導した。 約30人の児童が参加し、山田健太、巽翔矢の両選手と金井一哉コーチが指導した。児童たちは「常に自分の近くでボールを動かして」などとドリブルのアドバイスを受け、細かなドリブルを意識したシュート練習や選手と一緒に7対7のミニゲームに挑戦するなど笑顔いっぱいでプレーをして汗を流した。 市内のサッカースクールに通う坂本陽優さん(9)=積志小3年=と悠太さん(6)=同1年=きょうだいは「試合
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茶道と呉服の魅力体感 浜松の学生ら 専門店主から作法学ぶ
浜松市内の呉服店13店でつくる浜松呉服専門店会はこのほど、学生に茶道と呉服文化の魅力を継承する和文化講座を中区の呉服店「染の藤京」で開いた。浜松学院大現代コミュニケーション学部の学生2人と星槎国際高浜松学習センターの着付けゼミ生4人が、藤田晴康店主から着物の歴史や茶道の作法を学んだ。 学生らは浴衣に着替え、着物の原料の木綿や繭、麻を手で触ったり、帯などの染め方の違いを見比べたりした。江戸時代に友禅染ができたことや染めた糸を織る大島紬(つむぎ)などの説明を受け、伝統文化への理解を深めた。 茶道では宗徧流の指導者でもある藤田店主から、茶わんの持ち方から飲み方の手まで一連の流れの手ほどきを受け
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平和の尊さ 「すいとん」でかみしめて NPOが炊き出し 浜松市
浜松市南区のNPO法人「フリースクール空」は13日、太平洋戦争中に主食の代用とされた「すいとん」の炊き出しを中区の市南部協働センターで行った。過去の戦争や、今も続くロシアのウクライナ侵攻に関心を持ち、平和の尊さを考えてもらおうと企画した。スクールの生徒やスタッフ約10人が調理し、来場者に無料で振る舞った。 ニンジンやカボチャなどをふんだんに使い、野菜のだしが効いた優しい味付けに仕上げた。友人らと味わった馬渕君子さん(82)=同区=は「子どもの頃によく食べた。久しぶりで懐かしい気持ち」と語った。 会場では戦争に関連する漫画を展示したり、アニメ映画を上映したりした。ウクライナの子どもたちを支
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チクッとしますよ~ 気分はお医者さん 小学生 ワクチン接種模擬体験-浜松・中区
子どもの応急手当て普及活動などに取り組む市民団体「命のバトン浜松」(浜松市西区)はこのほど、小学生が医者になりきりワクチン接種を模擬体験する講座を同市中区の浜松こども館で開いた。市内の小学生と保護者約30人が参加し、ワクチン接種の意義や接種方法を学んだ。 県立こども病院の荘司貴代小児感染症科医長と本康医院(同市東区)の本康宗信院長が指導に当たった。児童は新型コロナの診療で使用されている感染防止衣を着て、模型を付けた親の腕に接種体験をした。注射器や針を出すところから接種まで、緊張した様子で一連の流れを確認した。「筋肉をつかみ、腕と注射器が直角になるようにして」とアドバイスを受け、最後まで慎重
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静岡市長に見どころPR SBS杯国際ユースサッカー 17日開幕
17日に開幕するSBSカップ国際ユースサッカー(日本サッカー協会、県サッカー協会、静岡新聞社・静岡放送主催)を前に、県サッカー協会の大石剛会長ら関係者が3日、静岡市役所静岡庁舎を訪れ、難波喬司市長に大会の見どころを紹介した。 大会は日本、韓国、パラグアイの各Uー18代表と県内選抜の静岡ユースが出場し、総当たりで優勝を争う。大石会長は「海外の選手と戦う貴重な機会。日本代表も静岡ユースもモチベーションが高い」と説明した。難波市長は「歴史があり価値のある大会。継続して開催してもらい、ありがたい」と述べた。 同市では大会初日の17日に草薙総合運動場陸上競技場で「静岡|パラグアイ」(午後2時55分
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竹の自転車で湖上すいすい 放置竹林活用し製作 浜松・佐鳴湖
放置竹林の整備や活用に取り組む浜松市北区のふじのくに竹王国企業組合(大石誠一理事長)はこのほど、地元の聖隷クリストファー大の学生らを招き、竹を使った「水上自転車」の走行体験会を同市の佐鳴湖で開いた。 水上自転車は組合員の手作りで、市内の山から切り出した12本の竹を使って製作し、耐荷量約180キロの浮力を備えるという。日よけの竹傘も取り付けた。 リハビリなどの理学療法での活用を視野に、同大リハビリテーション学部理学療法学科の学生5人が参加。自転車のペダルをこぐと、湖の水をかいて風も生かしながら前進し、ハンドルで進行方向を調整した。 運転に慣れると逆方向にペダルをこいで後進するなどして、走
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全壊から2カ月、再起へ一歩 台風被害の浜松・舘山寺のポテト店 隣接地に仮設店
静岡県内各地に深い爪痕を残した6月の台風2号による豪雨被害から2日で2カ月。土砂崩れで建物が全壊する被害を受けた浜松市西区舘山寺町のフライドポテト店「ワンフリット」のオーナー、藤田直弘さん(44)は、常連客や友人から励まし、寄付などの支援を受けて、店舗や隣接するキャンプ場の一日でも早い再開に向けて奮闘中だ。 「頭が真っ白になって何も考えられなかった」。愛着のある店舗が崩壊した当時の心境をこう明かした。 県内外から大勢の観光客が足を運ぶ人気店。小さい頃から何度も足を運んだ母の地元、舘山寺で2017年に移動販売を開始し、18年にコンテナの店舗を構えたところだった。地元のジャガイモやサツマイモ
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静岡人インタビュー「この人」 SDGsに関する絵本教材を制作し図書館に寄贈した 高田亜美さん(浜松市中区)
SDGs(持続可能な開発目標)をテーマに子ども向け絵本「うさぎたんてい~うみとそらとやまのだいぼうけん~」を制作し、浜松市内の図書館などに寄贈した浜松学院大地域共創学科3年生。絵本サークル「Smile Leaf」代表。御殿場市出身の20歳。 ―絵本の内容と工夫した点は。 「依頼を受けたウサギの探偵が平和な街に起きた悲劇を伝え、海や山の自然に触れながら環境問題の謎の解決を目指す物語。読み手に考えてもらうきっかけをつくれるよう終わり方を工夫した。私たちの暮らしと山や海などの自然は一つにつながっていることを伝えたい」 ―制作のきっかけは。 「学童で小学生に本を読む機会があり、子どもたちの教
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浜松伝統の「30分間回泳」今年も 3日間で児童7000人挑戦
浜松市内の小学5、6年生がプールで足を付けずに泳ぎ続ける恒例行事「30分間回泳」(市教委など主催)が24日、西区の市総合水泳場トビオで始まった。27、31の両日と合わせて計3日間で94校の約7000人が挑戦する。 初日は29校約2100人が参加した。複数の学校ごとグループに分かれ、スタートの笛の合図で一斉に泳ぎ始めた。教員から「ゆっくりでいい」「あと少しでいけるぞ」と励ましの声を力に、平泳ぎや背泳ぎ、クロールなどの泳法で50メートルプールを反時計回りに30分泳ぎ続けた。 海や川、湖など自然に囲まれた同市で万が一の水難事故に備え身を守るとともに、泳力を向上させて自信を養おうと1966年から
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豪雨被災者支援へ 浜名湖パルパルにガチャガチャ設置 浜松・北区の障害者施設
浜松市で6月に発生した豪雨災害の被災者を支援しようと、浜松市北区三ケ日の障害者通所事業所「ゼロベース三ケ日」は24日、ガチャガチャの売上金の一部を被災者に届ける「義援金ガチャ」を、同市西区の浜名湖パルパルに設置した。パルパルを運営する遠鉄観光開発の協力で8月末まで設置する。 利用者がデザインしたかわいらしいテントウムシやヒマワリ、「I LOVE HAMAMATSU」の文字が刻まれた缶バッジなど全7種類をそろえた。1回100円。 夏休み中、ガチャガチャを通じて手軽に募金に参加し、缶バッジを服やかばんなどに身につけて楽しんでもらおうと企画した。同事業所の平沢文彦施設長は「ガチャガチャを通して
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⚾聖隷小技光る 終盤4点 4番・山崎 反撃の一打 全国高校野球静岡大会3回戦
▽3回戦(浜松第1試合) 聖隷クリストファー000000040―4 浜松修学舎 000100000―1 ▽三塁打 鈴木虎(浜)▽二塁打 堀内(聖)永川(浜) ▽試合時間 1時間46分 【評】聖隷クリストファーが終盤に逆転し浜松修学舎を下した。 聖隷は1点を追う八回、山崎の左前適時打や堀内の右前二塁打などで一挙4点の勝ち越しに成功した。 浜松修学舎は四回に上西の右前適時打で先制するも、五回の鈴木虎の三塁打の好機を生かせず、リードを守れなかった。 相手走塁ミスから流れ 聖隷クリストファーが小技を生かし、終盤で逆転勝ちを飾った。1点を追う八回、無死一塁で大高、石橋が絶妙なバント
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シュートのこつ、プロから学ぶ 浜松・浜名小 三遠ネオフェニックス選手招きバスケ教室
浜松市浜北区の浜名小で18日、バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)三遠ネオフェニックスの選手らを招いたバスケ教室が開かれた。5年生約110人がプロ選手からシュートのこつを学んだ。 山内盛久選手と元選手の鹿毛誠一郎、岡田慎吾両アンバサダーが参加した。児童は選手からボールを奪うゲームやハーフコートを使った試合形式のミニゲームに挑戦した。背の高い選手らに必死に食らいつく場面もあり、児童らは笑顔いっぱいでコートを走り回って汗を流した。 バスケを習っている沢木瑛士さん(11)は「プロ選手とバスケができて楽しかった。ゲームで友だちとの仲も深められた」と充実感を語った。 山内選手のバスケ人生を振
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障害者就労の支援者養成 浜松で静岡県が研修 企業担当者ら40人
障害者の就労、雇用を支援する人材の育成に向けて静岡県の「ジョブコーチ養成研修」(静岡新聞社・静岡放送後援)が12日、浜松市中区の市福祉交流センターで始まった。企業の採用担当者など約40人が、会場やオンラインでの全5回の研修を通じ、障害者の就労や職場環境に関する専門知識を習得する。 ジョブコーチは、障害者が仕事を覚え、職場になじめるよう一定期間、職場に出向いてサポートする。県は2001年から独自の派遣制度を行っていて、現在は約50人が活動している。 初日は、県内の「障害者就業・生活支援センター」の活動などを学ぶ4講座が開かれた。富士障害者就業・生活支援センター「チャレンジ」の木村清子センタ
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お金の知識こつこつ貯金 保育園児が銀行体験 浜松いわた信金支店
浜松市中区のしんえい保育園の年中・年長児約20人が12日、銀行見学体験を同園近くの浜松いわた信用金庫泉町支店で行い、お金の大切さや金融機関の役割を学んだ。 同支店の職員がおもちゃの紙幣や硬貨を使ってお金の価値を説明し、「買い物をする時にお父さんお母さんがどんなお金を使っているか見てみよう」と話した。 園児が「お小遣い通帳」を使って、銀行でお金を下ろし、買い物する模擬体験も行った。緊張しながらも銀行でお金を受け取り、食べ物や車など欲しいものを交換すると園児は笑顔を見せた。よく菓子を買いに行くというオオウチ・ニコラスちゃん(5)とアベ・アヤカちゃん(5)は「買い物できて楽しかった」と話した。
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三遠ネオフェニックス選手 浜松・蒲小児童にバスケ指導 シュート対決やミニゲームも
浜松市東区の蒲小で6日、バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)三遠ネオフェニックスの選手らを招いたバスケ教室が開かれた。6年生約180人がプロ選手からシュートやドリブルのこつを学んだ。 市の「トップアスリート連携事業」の一環で、太田敦也選手と細川一輝選手、元選手の鹿毛誠一郎アンバサダーが参加した。 児童は「ボールを投げる時には膝をしっかり使って」とシュートのアドバイスを受け、各クラスの代表がシュート対決やミニゲームに挑戦した。児童が選手からボールを奪おうと、必死に食らいつく場面も見られ、教室は盛り上がった。 2選手は小中学生時代を振り返りながら講演し、身長を伸ばすために大切なのは「
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台湾小学生と合同演奏も 浜松でジュニアオーケストラ
浜松市はこのほど、交流演奏会を南区の可美公園総合センターで開いた。市内の小中高生でつくる「ジュニアオーケストラ浜松」と台湾の台南市復興國小弦楽団が参加し、音楽を通じて国を越えた交流を図った。 同小弦楽団は「君が好きだと叫びたい」、ジュニアオーケストラ浜松はハチャトゥリアンの「仮面舞踏会」などを披露し、強弱の効いた迫力のある演奏を届けた。「浜松市歌」の合同演奏では息の合った掛け合いで、観客を魅了した。 バイオリニストの相知明日香さんも特別出演した。CM曲「SOLA」を優美に演奏し、会場は盛り上がりを見せた。
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「大きく元気に育ってね」ヒラメの稚魚放流 浜松・舞阪小児童
浜松市西区の舞阪小の児童が30日、同区の弁天島海浜公園でヒラメの稚魚を放流した。日本釣振興会県支部(石黒衆支部長)が企画し、船と陸から計1万匹を放った。 水産資源が減少する浜名湖の現状を学ぼうと、3年生約70人が参加した。石黒支部長は、ヒラメは寿命が長くないことや成長が早いことを説明した。児童は体長5センチほどの稚魚が入ったバケツを手に、陸から波打ち際に移動し、浜名湖に1匹ずつ丁寧に送り出した。平田華さん(9)は「ヒラメが大きく元気に育ってほしいと願いを込めた」と語った。 同支部は県内各地でマダイやヒラメなどの稚魚を放流していて、今回で14回目。コロナ禍を経て3年ぶりに子どもたちとの放流
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野菜摂取足りてる? カゴメ社員 浜松・南区で講演
浜松市南区のクッキングスタジオチャコはこのほど、野菜の摂取について学ぶセミナーを同スタジオで開いた。講師を務めたカゴメの相沢宏一健康事業部長は、健康寿命を1年でも長く延ばすため、厚労省が目標とする1日350グラム以上の野菜摂取を勧めた。相沢事業部長は野菜の賢い食べ方を紹介し、「トマトやニンジンに含まれるカロテノイドには抗酸化力がある。がんや生活習慣病などの予防に重要な役割を持つ」と解説した。 セミナーには同スタジオに通う生徒ら約30人が参加した。野菜の摂取量が推定できる機械「ベジチェック」の体験を行い、参加者は出た数値をもとに野菜不足になっていないかを確認し、食生活を振り返った。相沢事業部
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浜松東高で「朝ごはん食べよう」 JAとぴあ浜松女性部員が調理指導
JAとぴあ浜松女性部はこのほど、浜松市東区の浜松東高で料理教室「朝ごはん食べよう!」を開いた。土鍋での炊飯や地元野菜のみそ汁など“母親の味”を3年生約15人に伝授した。 教室は、若年層の朝食欠食率が高いことを受け、朝ごはんの重要性を伝えようと同JAが管内の浜松、湖西両市の高校を対象に実施していて、今回で9回目を迎えた。この日は、フードデザインの授業を履修する生徒たちが参加した。 生徒は4班に分かれて、「さくらごはん」とジャガイモやニンジンなど新鮮な地元野菜をふんだんに使ったみそ汁を調理した。女性部員から手ほどきを受け、野菜を細かく切ったり、ゆでたりして和食づくりを楽しんだ。 伊藤妃花さん(1
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アユ取れた! 浜松の園児 プールでつかみ取りに挑戦
浜松市中区の松城幼稚園の園児約35人が23日、園庭のプールでアユのつかみ取りに挑戦した。体長20センチほどのアユを懸命に追いかけ、捕まえた後は保護者が調理した塩焼きを味わった。プール開きの時期に合わせて25年以上前から、命や食の大切さを学ぶ一環で行っている。 市内の養殖業者から買い付けた55匹がプールに放たれた。園児は大はしゃぎで水に入り、元気よく泳ぐアユに苦戦しながらも、手を伸ばして捕獲した。「取れた」と水の中から園児がアユを持ち上げるたびに、保護者や教員から大きな歓声が上がった。 3匹を取った岩口昌寿君(6)は「ヌルヌルしていて、つかむのが大変だった」と笑顔で話した。
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溺れた人 陸から助けよう 「水に入らないレスキュー」 浜松の児童が実践訓練
浜松市南区の芳川小は20日、水難事故を防ぎ命の大切さを学ぼうと、「水に入らないレスキュー講座」を同校で開いた。4年生約110人が参加し、溺れた人の救助方法を学んだ。 日本赤十字社県支部の職員ら5人を講師に招いた。児童はペットボトルやロープなど身近な道具を使って海で溺れた人を救助する実践訓練に取り組んだ。海に見立てたブルーシートの上で溺れている人を発見すると、児童は安全な陸から「大丈夫ですか」と声をかけ、ロープを結んだ浮輪を優しく投げ入れた後、腰を下ろして、真剣な表情でロープを引っ張って救助した。 プールで起こる事故の危険性もクイズ形式で学び、「夏本番を前に、楽しい思い出を悲しい思い出にし
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トウモロコシ採れた!園児が収穫体験 浜松・浜北区
浜松市浜北区の上島幼稚園は15日、近くの桜井祐一さん(83)が管理する畑を訪れ、トウモロコシの収穫を体験した。農産物を収穫する喜びを体感してもらうのが目的。さわやかな甘みが特徴の「ゴールドラッシュ」の刈り取りに、年中園児6人が汗を流した。 桜井さんが「1人10本、みんなで60本採って」と声をかけると、園児はやる気満々の表情で約150平方メートルの畑に入った。トウモロコシは園児の背丈の2倍以上の高さ。迷路のような畑を行ったり来たりしながら、茎を両手で引っ張るようにしてもぎ取った。畑のあちこちから、「採れた」との歓声が上がった。 この日は、83歳の誕生日を迎えた桜井さんを園児が「おめでとう」
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舞阪小児童 浜名湖の自然学ぶ アマモ場観察
浜松市西区の舞阪小はこのほど、浜名湖でアマモ場の観察を行った。総合学習の一環で、地元の自然環境の現状を学ぼうと5年生約80人が参加した。 児童は網を片手に勢いよく波打ち際へ向かい、カニやヤドカリなど磯の生物を観察したほか、近年の浜名湖の環境の変化で海草「アマモ」が減少している実態の説明を受けた。 アマモは「海のゆりかご」とも呼ばれ、魚の産卵や子育ての場になるなど、水中で重要な役割を担っている。児童は観察体験を通じて、環境保全の大切さについて理解を深めた。 祖父とほぼ毎日、浜名湖に通っているという河合正太郎君(10)は「カニやハゼをたくさん観察できた。アマモも見つけたけど、元気がなく弱っていた
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児童がタグラグビー 楽しく挑戦 トライ決め笑顔 浜松・伊佐見小
浜松市西区の伊佐見小はこのほど、ラグビーリーグワン1部「静岡ブルーレヴズ」関係者を迎えたタグラグビー教室を校内で開いた。3年生約50人が参加し、競技の楽しさと協力し合う大切さを学んだ。 タグラグビーは腰の左右にタグをつけてプレーする。タックル禁止のためにけがの危険性が低く、幅広い年齢層が楽しむことができる。この日は、ヤマハ発動機ジュビロの元選手で、静岡ブルーレヴズで育成・普及を担当する藤井達也さんと小池善行さんが指導に当たった。 2人は「ラグビーは、前にいる味方にボールをパスできないルール」「常にボールを持つ人が先頭にいるように」などとアドバイス。児童はボールを使った基礎動作を学んだ後、
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陶芸品や着物 骨董品600点 浜松で展示販売
食器や古布などの「ちょっと古いもの展」が2日、浜松市中区千歳町の多目的施設「Any(エニィ)」で始まった。4日まで。 江戸時代後期から昭和初期の陶芸品やリサイクル着物、茶道具など約600点を展示販売している。美濃焼や京焼など各地の陶器や古布を使ったハンドメードの洋服なども見られる。 同区田町の骨董(こっとう)商「陶々美(とうとうみ)」などが中心となって企画した。同店の横山恵美さん(62)は「時代が異なるさまざまな骨董を身近に感じ、楽しんでほしい」と話した。
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歯と口の健康考えて JR浜松駅で街頭啓発
虫歯予防などを呼びかける「歯と口の健康週間」が4日に始まるのを前に、浜松市は1日、JR浜松駅で街頭啓発を行った。 市職員約10人が駅利用者に啓発チラシを手渡し、食生活習慣の見直しや、歯周病検診の大切さを訴えた。食べこぼしなどから分かる歯や口を含めた身体の衰え「オーラルフレイル」への対応の必要性も周知した。 健康週間は10日まで。市と市歯科医師会でつくる実行委員会は同週間に合わせて、歯と口の健康の大切さを伝えるポスター・標語コンクールなどを実施する。担当者は「市民の皆さんに歯全体の健康意識を高めてもらいたい」と話した。
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静岡県内産「葵美人」苗植え付け 浜松の飯田小3年生が体験
浜松市南区の飯田小は26日、40年以上続く恒例行事の「田植え体験」を同校近くの水田で行った。3年生約90人が参加し、広さ約450平方メートルの田んぼで作業に汗を流した。 米を育てる大変さを体験し、米の貴重さやありがたみを学ぼうと授業の一環で行っている。児童は地元農家杉山達雄さん(74)ら指導員から「まっすぐに引かれたひもの上に印がある。そこに苗を置いて」などとアドバイスを受けた。 水を張った田で、泥のぬかるみに足をとられながらも、県内産「葵美人」のもち米の苗を丁寧に植え付けた。田植えに初挑戦した杉本朔久さん(8)は「足を入れたら膝まで泥がくるくらい深くてびっくりした」と興奮気味に話した。
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キッチンカーや古本市、浜松・池町大通り出店でにぎわう 吹奏楽パレードも
浜松市中区の池町繁栄会は21日、中心街の活性化を目指すイベント「池町出世街道まつり」を同区の池町大通りで初開催した。キッチンカーや古本市など約15団体が出店し、家族連れなどでにぎわった。中高生の吹奏楽パレードが雰囲気を一段と盛り上げた。 不要になった本を個人で販売する「素人本屋さん」など、出店者が店主気分を味わえる浜松古本市が人気を集めた。同区の浜松修学舎中・高と浜松商業高による吹奏楽パレードには、市のマスコットキャラクターの出世大名家康くんと出世法師直虎ちゃんの着ぐるみも登場。約500メートルの通りをブラスバンドの音色とともに練り歩いた。 繁栄会の石川順一会長(67)は「大勢の皆さんに
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母親の再就職支援 講習会「出張マザーズコーナー」開く 浜松市東区
認定NPO法人はままつ子育てネットワークぴっぴとハローワーク浜松、マザーズハローワーク浜松は18日、職場復帰や再就職を希望する母親を対象とした講習会「出張マザーズコーナー」(静岡新聞社・静岡放送後援)を浜松市東区役所で開いた。9月まで市内全7区で順次開催し、就職や保育の情報提供、相談に応じる。 初回となったこの日は、育休中や未就学児の母親など20人が参加した。同NPOの原田博子理事長が市内の保育施設の入園状況や入園手続きの流れ、注意事項などを丁寧に説明。「施設見学は必ず1カ所以上足を運んでほしい。悩んだ時には市の無料相談先なども活用して」と呼びかけた。 登録制で子どもの預かり先をボランテ
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障害ある人の才能、アートで発信 浜松・東区で30点展示
浜松市内の障害者施設利用者らの絵画展が17日、東区のイオンモール浜松市野で始まった。市内などの企業、団体が2022年4月に発足させた「irodoriプロジェクト」が初めて企画した。21日まで、クレヨンや色鉛筆、ペンで描いた約30点を紹介する。 障害のある人のアート作品を多くの人に知ってもらい、新たな才能を浜松から発掘しようと始まったプロジェクト。発足から約1年の準備期間を経て開いた作品展で、100色以上の色鉛筆を使った「鬼」や紙を一枚一枚よって完成させた「ヒマワリ」などが来場者を楽しませている。 高校在学時から約20年にわたり、鬼をテーマに制作を続ける中区の清水優旭さん(35)は「鬼は人
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若者ボランティア 自習室開催 勉強ができる居場所を提供 小中学生を支援 浜松市中区
浜松市中区の富塚協働センターを拠点に活動する若者ボランティア団体「コミュニティ・アシスタント」はこのほど、居場所づくりと勉強に意欲的な小・中学生を支援しようと入退場自由の自習室「スタトミ」を同センターで初開催した。 スタトミは「スタディー トミツカ(Study Tomitsuka)」の略。高校生7人と小中学生約10人が参加した。小中学生は、算数や地理などの解き方が分からない問題を高校生にサポートしてもらい2時間半ほど宿題や自習などの勉強に励んだ。時折頭を悩ませながらも、年齢の近い高校生の身ぶり手ぶりを使った教え方に後押しされ、勉強に親しんだ。 学校や塾以外に学習できる居場所をつくり、地域
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児童40人がビーチバレー ブレス浜松選手から学ぶ
浜松市南区は13日、バレーボールVリーグ女子2部「ブレス浜松」の選手を講師に招いたビーチバレー教室を同区の遠州灘海浜公園江之島ビーチコートで開いた。 午前の部は市内の小学4~6年生40人が参加し、選手11人からパスやレシーブ、スパイクなどの基本技術の指導を受けた。普段の屋内とは違い、砂浜で裸足になって行うバレーボールを興奮した様子で楽しんだ。 スパイク練習では「体育館ではジャンプをする際にかかとから踏み込むが、今日は足が埋もれないように両足全体で踏み込んで」などアドバイスを受けると、児童はジャンプ直前から踏み込むまでの流れを丁寧に確認し、思い切ってスパイクを打った。 熱中症対策講座と
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空襲犠牲の生徒ら追悼 浜松・西遠女子学園 平和の大切さ考える
浜松市中区の西遠女子学園中・高は12日、太平洋戦争で亡くなった生徒と教員を追悼する「殉難学徒慰霊式」を校内で行った。全校生徒約320人が犠牲者を悼むとともに、昨年2月から続くロシアによるウクライナ侵攻を踏まえ、平和の大切さを考えた。 同校によると、太平洋戦争末期の1945年4月30日と5月19日、米軍爆撃機による浜松市への空襲で、軍需工場に学徒動員されていた生徒29人と引率教員1人が亡くなった。式では、生徒が持ち寄った花々や手作りの折り鶴を飾った祭壇を前に、出席者が黙とうをささげ、殉難生徒らを悼む歌を合唱した。 高校生徒会の谷山栖美礼会長(2年)は「世界中の人々が平和を感じられる日の到来
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サンパウロで文化交流 静岡文化芸術大生4人が研修報告 デザイン・ESG・長寿テーマに
静岡文化芸術大(浜松市中区)はこのほど、外務省がブラジル・サンパウロ市に設置する日本文化情報発信拠点「ジャパン・ハウス サンパウロ(JHS)」との連携で実施した、学生4人によるサンパウロ研修の活動報告を同大で行った。 同大の学生や教員ら約20人が発表に耳を傾けた。4人はJHSから提示された「デザイン・ESG(環境・社会・ガバナンス)・長寿」をテーマに研究を進め、2月にサンパウロを訪問した。現地で「天竜美林」や「遠州織物」をはじめ自然と共存する日本文化の魅力を紹介したほか、サンパウロ美術館を視察し、静岡県人会の会員と「富士宮やきそば」を作って交流を深めたことなどを振り返った。 リーダーを務
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成長願うお囃子の音、未来へ響け 静岡新聞記者、御殿屋台を体験 浜松まつり
浜松まつり初日の3日、浜松市中区海老塚町の御殿屋台の町内引き回しと子どもの初練りに、記者が同行した。屋台の上で小学生と共に、お囃子(はやし)の横笛を体験。子どもが誕生した4軒を祝うため、約3キロを3時間かけて練り歩いた。町内を挙げて子どもたちの健やかな成長を願う。まつりの原点を実感した。 演奏に苦心 笑顔に感動 練りに鳥肌 午後6時、大きな海老が背に描かれた青い法被に袖を通し、木製の屋台に乗り込んだ。明かりをともした屋台が鹿島神社からゆっくりと動き始めた。「ガチャマン景気」と呼ばれ、地場産業の織物が好況に沸いた頃の1957年製。高さ5メートル、重さ6トン。海老塚だけに、「鯛で海老を釣る」と
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「お練りの会」4年ぶり 園児が祭り気分楽しむ 浜松まつり控え
浜松まつり開幕を翌日に控えた2日、浜松市南区の飯田幼稚園は園内で「お練りの会」を開いた。園児11人が飯田地区周辺3町の凧(たこ)揚げ会メンバーと祭りムードを楽しんだ。 地域の伝統を肌で感じてもらう行事で、新型コロナ禍を経て4年ぶりの開催となった。飯田町、三和町、渡瀬町の凧揚げ会約30人が各町の旗を先頭にラッパの演奏をしながら来園した。園児は凧印の由来の説明を受けたり、こどもの日に向けてかしわ餅を食べたりした。 勇壮なラッパと太鼓が鳴り響く中、法被姿の園児が肩車され、「オイショ、オイショ」と園庭を練り歩いた。一足早く祭り気分を味わった小川瑞稀くん(5)は「初めてラッパ隊の演奏を聞いた。めっ
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双葉小児童 大切に育てた60株 フタバアオイ献上へ出発式 上賀茂神社(京都)に初の里帰り 浜松
浜松市中区の双葉小は25日、児童が大切に育てたフタバアオイ約60株を上賀茂神社(京都市)へ献上するのを前に、里帰り出発式を校内で開いた。 5、6年生約70人が参加し、県西部でフタバアオイの保護活動に携わる市民グループ「葵の会遠州」の坂口武利事務局長(74)に、プランターを託した。同神社で5月6日に行われる「里帰り式」を経て、来年の葵祭の装飾に使われる予定。 フタバアオイは徳川家の「葵の紋」のモチーフといわれ、毎年5月15日に行われる京都三大祭りの「葵祭」に欠かせない装飾となっている。例年は約1万株が衣装や道具の飾りとして使われるが、環境の変化に伴う自生地の減少により、全国各地で保護活動が
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冷蔵貯蔵のかんきつ類 爽やか「不知火」初選果 浜松・浜北区
JAとぴあ浜松は19日、冷蔵貯蔵したかんきつ類「不知火(しらぬい)」の今季初の選果作業を浜松市浜北区の同JA湖北営農果樹センター柿梨選果場で行った。かんきつ類が比較的品薄になるこの時季に市場へ出荷する。 不知火は果汁が多い「清見」と香りが良いポンカンをかけ合わせた品種で、酸味が強く、爽やかな味わいが特徴。直径は8センチ程度。冷蔵貯蔵すると、甘みが強くなる。他産地と出荷時期をずらすことで、高単価で取引されるという。 今季は管内で2月下旬に収穫し、例年より1週間ほど長く貯蔵した。生産者からの要望を受け、前年の約2倍に当たる約3トンを市内の市場などへ出荷予定。選果場では、関係者ら約20人が傷み
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津波警報、素早く屋上へ 沿岸部の浜松・舞阪小 全校児童避難訓練
海岸近くに位置する浜松市西区の舞阪小は14日、南海トラフ地震の発生と津波警報発令を想定した屋上避難訓練を校内で行った。新学期のスタートを受け、全校児童約450人が命を守るために安全で素早い避難行動を確認した。 「緊急地震速報。強い揺れに警戒を」とアナウンスが各教室に流れると、児童は机の下に潜って安全を確保した。津波警報発令後はライフジャケットを身に着け、ヘルメットをかぶり、教師の「ゆっくりで大丈夫だよ」との指示を聞きながら3階建て校舎屋上まで移動した。児童は事前に学んだ「押さない、走らない、しゃべらない、戻らない」の合言葉を守り、真剣な表情で黙々と訓練に取り組んだ。 全員が避難するまでに
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甲冑姿の家康 墨で力強く 17日まで浜松・遠鉄百貨店
国内外で活躍する画家の増田薫さん(兵庫県)の個展が13日、浜松市中区の遠鉄百貨店本館7階で始まった。17日まで。 墨で力強くかつ繊細に表現した甲冑(かっちゅう)姿の徳川家康やコーヒーと水墨で仕上げた鹿の絵画など約30点が並ぶ。白と黒をベースにした作品が多く、見る人によって異なった楽しみ方ができるという。 増田さんは淡路島で生まれ育ち、フランスやベトナムなどを訪れて現地の子どもたちと絵を描いている。昨年秋に浜松城を訪れ、感じたままに家康を描こうと個展に合わせて制作した。
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風景や花など60点 水墨画で表現 日本酔墨会支部が作品展 浜松
水墨画の愛好家グループ「日本酔墨会浜松支部」の作品展(静岡新聞社・静岡放送後援)が4日、浜松市中区のクリエート浜松で始まった。9日まで。 会員7人が風景や花などを題材に自由にしたためた約60点を出品した。霧と雲の動きを柔らかく表現した富士山や、白と黒の水墨の世界観を表した中国の岩山などが見られる。中国出身で講師を務める水墨画家顧哲剛さんが仕上げた鳥の姿になった女性が空を舞う作品も楽しむことができる。 川合勝一支部長(72)=磐田市=は「作品ごとの印象や思いを感じ取ってもらえれば」と話した。
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静岡(ぶん)化芸術大「キャンパス養蜂」始動 ハチミツで地域活性探る 浜松
静岡文化芸術大(浜松市中区)の学生と教員有志が28日、同大屋上を活用して養蜂を行う「静岡ぶん芸大養蜂プロジェクト」を本格始動した。ハチの飛ぶ音「ぶん」と同大の「文」を重ねた。養蜂事業者などと連携し、ハチミツの採取や研究、商品化を通じて地域活性化につなげる。 学生9人、教職員4人の計13人が参加し、年間50キロのハチミツの採取を目標に活動する。屋上に設置した二つの木箱を使い、内部に配置した5枚の板でミツバチを育てる。 この日は、長坂養蜂場(北区)の大野諒さん(27)=西区=を招いて作業に臨んだ。生徒らが養蜂の要とされる女王バチが板に1匹いるかを確認する「内検」に当たり、巣の状態やハチの動き
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遠州フレンチに舌鼓 地元産カキや野菜ふんだんに 生産者らランチ会
浜松市西区のフランス料理店「メゾン ナカミチ」で28日、「春の遠州地産地消ランチ会」が行われた。同店の中道敦シェフが遠州各地から直接取り寄せた旬の食材を調理し、地元生産者や料理人ら15人が舌鼓を打った。 色とりどりの9種類の前菜オードブル、カキやハマグリなどを入れたチャウダーパイドームなど、地元の食材をふんだんに使用した料理が並んだ。中道シェフは、生産者が丹精込めて市内で育てた無農薬の有機野菜やカキなどの食材を余すことなく調理した。参加者は一口食べるごとに、「おいしい」と感嘆の声を漏らした。 浜名湖産の養殖カキを提供した八木田牡蠣商店の八木田昇一さん(37)は、「自分のカキがフランス料
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SDGs 絵本で知って、学んで 市立図書館に寄贈 浜松学院大サークルが制作 「うさぎたんてい」主人公
浜松学院大(浜松市中区)の絵本サークル「Smile Leaf」が27日、子どもたちに絵本でSDGs(持続可能な開発目標)を学んでもらおうと制作した「うさぎたんてい」を市立中央図書館(同区)に寄贈した。 絵本は主人公の「うさぎたんてい」が、平和な街に起きた悲劇を伝え、謎を解決していく姿を描いた探偵もの。山や海、風など浜松の自然のほか、市の鳥ウグイスも登場する。 同サークルは、絵本制作のため昨年5月に結成した。代表の地域共創学科2年の高田亜美さん(20)=御殿場市出身=を中心に、子どもたちの教材になる内容を目指して取りかかり、約1年かけてことし1月末に完成した。弁天島(西区)など市内のボランティ
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かるた、人形劇で防災学ぶ 災害の教訓や心得楽しく 浜松
浜松市中区の市防災学習センターは25日、ワークショップ形式で防災を楽しく学ぶ「春フェスタ2023」(静岡新聞社・静岡放送後援)を同施設で開いた。親子連れなど約190人が訪れ、かるたや人形劇を通じて防災への理解を深めた。 静岡市の団体「しぞ~か防災かるた委員会」による「防災かるた大会」では、参加者が白熱した戦いを繰り広げた。かるたは上の句に県内各地の風景など、下の句に防災の心得が記されていて、ゲーム感覚で災害の教訓を学んだ。「初孫の名前高々浜松まつり 声かけあって普段から」など地元の札が読み上げられると、一段と盛り上がりを見せた。 津波が発生した際に自分の身をどう守るかを考える「ぼうさい人
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利用5万人 記念祝う 浜松・市防災学習センター
浜松市中区の市防災学習センターの利用者が25日、2018年12月のオープンから約4年3カ月で5万人に到達し、施設内で記念式典が開かれた。市のマスコットキャラクター「出世大名家康くん」と「出世法師直虎ちゃん」の着ぐるみが登場し、節目を祝った。 式典では、5万人目の来場者となった中区の公務員市川賢さん(42)家族に記念品を贈呈した。これまでに4回ほど訪れたという市川さんは「子どもから大人まで防災を楽しく学べる場。今日は偶然だったが、うれしかった」と話した。 鈴木康友市長は「防災は自助が重要。南海トラフ地震が想定される中で、ここで災害の特徴を学び、備えてほしい」と呼びかけた。 防災学習センタ
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華麗 バトン演技披露 浜松で全国大会
「2022年度全日本バトントワーリング選手権大会」(日本バトン協会主催)が24日、浜松市東区の浜松アリーナで開幕した。26日まで、県内外の全国レベルの選手が熱戦を繰り広げる。 初日は「IBTF世界バトントワーリング選手権大会日本代表選考会」を行い、11~37歳の530人が8月に英国で行われる世界選手権出場を目指し、練習の成果を競った。 選手はソロやグループに分かれ、課題曲のリズムに合わせてバトンを高く投げたり、腕や背中伝いに転がしたりするなど華麗な演技を披露した。高難度の技が決まるたび、会場から拍手が送られた。 25、26日には「第48回全日本バトントワーリング選手権大会」と「第4回全
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佐鳴湖水環境対策協議会が意見交換 24年度事業計画承認 浜松
静岡県や浜松市、地元自治会でつくる佐鳴湖地域協議会は23日、中区の県浜松総合庁舎で会合を開き、2023年度の事業計画を承認した。オンラインを含め約30人が出席し、官民連携による佐鳴湖の水環境対策に向け、活発に議論した。23年度は毎年行っている佐鳴湖内の魚類調査に加え、水質調査などにも取り組む。環境美化対策として新たに湖岸のごみ回収事業を行うほか、協議会メンバーや一般市民対象の勉強会の開催を目標に掲げた。 このほか、佐鳴湖の浄化を利用者に啓発する「佐鳴湖掲示板」を2022年11月に1枚増設したことや、段子川に設置されていたごみを捕らえる美化ネットを今年1月に撤去したことも報告された。
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10種の“卵”を探せ イースターの催し 浜松の舞阪図書館
浜松市西区の舞阪図書館でこのほど、春の訪れを祝うキリスト教の行事「イースター(復活祭)」に合わせ、小学生以下を対象としたイベント「まいさかとしょかんdeエッグハント」が始まった。今年のイースターに当たる4月9日まで。 館内の児童コーナーに、水玉や花柄などの模様をあしらった10種類の紙製の“卵”が隠されている。職員が手作りで仕掛けを制作した。すべて発見すると、小さなウサギが入った卵型のカードを贈る。 日本でなじみのない世界の文化を体験し、異文化に興味を持ってもらおうと企画。同館担当者の山口裕子さん(57)は「イベントを通じ、気軽に図書館を訪れる楽しさを感じてほしい」
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浜松吹奏楽大会 練習に熱 中区で25日開幕 全国から選抜の中高生
全国各地で選抜された中学、高校の吹奏楽部が集う「浜松吹奏楽大会2023」(浜松市など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が25日、中区のアクトシティ浜松で開幕する。26日までの2日間の日程で、日ごろの練習で培った演奏技術を競うとともに、音楽を通じた交流を図る。 初日は、全国トップレベルの中学生による「第11回全国中学生交流コンサート」を開く。浜松市中学校選抜吹奏楽団や湖東中(西区)など4団体約350人が出演する。 同楽団は市内の中学1、2年生約400人の中からオーディションを勝ち抜いた約150人で構成。2グループに分かれ、スーザの「雷神」やリードの「第4組曲 シティ・オブ・ミュージック」など
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ヤングケアラー同士交流 浜松市中区でイベント「共感多く、気持ち楽に」
浜松市中区の多目的施設「Any(エニィ)」でこのほど、ヤングケアラー同士の交流を図るイベント「ヤングケアラーズサークル」が行われた。県内の20~30代を中心とした当事者らが、自身の介護の経験や思いを伝えた。 一般社団法人ヤングケアラー協会の高垣内文也理事(37)が、自身の当事者としての経験を踏まえ、企画した。イベントは先月オンラインで実施し、対面形式では初めて。高垣内理事は継続的に交流の場を作る大切さを強調し、「子どもたちに気軽に顔を出してほしい」と呼びかけた。 関東から参加した女子大学生(22)は、「相談できる人が周りにいなかった。年代が異なる当事者の話を聞いて、共感が多く、気持ちが楽
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家康の足跡 探してみた 浜松城や浜松八幡宮…市内18カ所 浜松商業高生 街歩き
浜松商業高(浜松市中区)の1年生約300人がこのほど、徳川家康の足跡を探そうと市内18カ所を巡るフィールドワークを行った。大河ドラマ放送に合わせた学年行事の一環。 1グループ3~10人で、浜松城や浜松八幡宮などを訪れ、約2時間の街歩きを楽しんだ。チェックポイントでQRコードをスマホで読み取り、感想を記入してポイントを獲得する仕組み。集計し、後日表彰が行われる。ほかにも川柳などの課題に挑戦したり、集合写真の撮影に臨んだりした。 チェックポイントの一つの五社神社(同区)には、市のマスコットキャラクター「出世大名家康くん」も応援に駆けつけ、生徒を驚かせた。 家康くんが好きだという松下幸生さん
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ピカチュウ今年も ポケモンセンターが開店 グッズ900点販売 浜松・メイワンに出張所
JR浜松駅ビル「メイワン」6階に18日、ゲームやアニメで人気の「ポケットモンスター(ポケモン)」のグッズを販売する「ポケモンセンター出張所」がオープンした。開設は5月7日までの期間限定。初日は、開店前に約300組600人が行列を作った。 キャラクターの「ピカチュウ」「ポッチャマ」などのぬいぐるみやカード、文具など約900点を扱う。ポケモンシャツの展示や、音楽の街・浜松に合わせた店内の装飾が来店者を楽しませている。 静岡市駿河区から訪れ、大好きな「ヌメラ」のぬいぐるみを購入したという満間圭人君(9)は「いろいろなキャラクターが見られてよかった」と笑顔で話した。 出張所は昨年4月に続き2回
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和太鼓とフラダンス共演楽しんで 北島さん(雄踏小)と倉田さん(和地小) 19日、静岡でこども大会
浜松市西区を拠点に活動する少女和太鼓グループ「魁鼓/KAIKO・500」(種村弘子代表)の小学生メンバー2人が19日、静岡市駿河区のグランシップで開かれる「異才・天才・奇才すぱっくこども大会」(県舞台芸術センター主催)に出演する。16日には、本番に向けて、雄踏文化センター(浜松市西区)で練習に汗を流した。 北島雫さん(雄踏小5)と倉田亜果莉さん(和地小4)は、市のご当地ソング「逢いたくて浜松」を力強い和太鼓と優美なフラダンスで披露する。本番さながらの緊張感の中で、華やかなフラダンスの衣装を身にまとい、入念に動きを確認した。太鼓の強弱やリズムに、息を合わせて繊細な動きのフラダンスを重ねる。2
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Jam9 後輩を歌で祝福 浜松・西部中 卒業式目前サプライズ
浜松市中区の西部中で10日、同市を拠点とする3人組音楽ユニット「Jam9」の母校凱旋(がいせん)ライブが行われた。卒業を間近に控えた3年生141人を含む全校生徒約400人が、先輩からの歌のエールを受け取った。 会場の体育館は、メンバーのギズモさんとイシノユウキさん兄弟が在学した27年前、文化発表会で演奏した思い出の舞台。音楽活動の出発点で、アレンジした校歌や即興ソングなど9曲を熱唱した。ギズモさんらは「自分の心に素直になり、大きな夢を持って飛び立ってほしい」と激励の言葉を贈った。 入学直後からコロナ禍の影響を受けた3年生を少しでも喜ばせようと岡本雅康校長がサプライズで企画した。半年以上前
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20キロ桜島大根「うんとこしょ」 浜松市中区・ばらの都苑 花川小1年生、力合わせ収穫
浜松市中区の花川小1年生8人が6日、学校近くの「ばらの都苑」(天野和幸苑主)を訪れ、桜島大根の収穫体験を行った。直径40センチ、重さ20キロの大きな大根に悪戦苦闘しながらも、青空の下で収穫作業を楽しんだ。 桜島大根は天野さん(82)が昨年夏から、日本一大きい大根を目指して育ててきた。国語の授業で児童が「大きなかぶ」という題材を学ぶことを知った天野さんは、「子どもたちに教科書の中の世界を体験してほしい」と栽培を始めた。 児童はこの日の収穫に向けて、「大きなかぶ」の劇の練習に励んできた。おじいさん役やねずみ役を演じ、皆で「うんとこしょ、どっこいしょ」と声をかけ合って、大根を力いっぱい引き抜い
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浜松の藤谷さん 夢かなえ初個展 水彩や油彩画 クリエート浜松
浜松市西区の元会社員藤谷寿さん(67)の初個展が7日、中区のクリエート浜松で始まった。12日まで。 優しいタッチで女性を描いた水彩や、色を重ねて河畔の風景を繊細に表現した油彩など約30点を持ち込んだ。 学生時代にデザインを学び、退職後に再び筆を執ったという藤谷さんは、散歩など何げない日常の中で興味を持った素材を作品に取り入れている。個展を開くのが夢だったそうで、知人や友人の来場に喜びの表情を浮かべた。「作品ごとの雰囲気の違いをぜひ楽しんでほしい」と話した。
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今春中学教壇に 常葉大・松島さん初個展「イヌに噛まれる」 浜松のギャラリー
浜松市東区中田町の書絵堂ギャラリーで14日まで、常葉大造形学部4年で、4月からは中学の教壇に立つ浜松市の松島彩乃さん(22)が陶器や絵画の初個展「イヌに噛(か)まれる展」を開いている。色鮮やかな湯のみやカップなど、この1年に制作した陶器を中心に約70点を持ち込んだ。 大学生活の集大成と意気込む松島さん。自身の生き方を飼い主に従順な犬に重ね合わせて、ネガティブなイメージは青い鼻の犬で、ポジティブさはダックスフントのような胴の長い犬で表現。2種類の犬に社会への反骨心を込めたという。 自宅で土台を作り、片道2時間をかけて陶器を焼きに静岡市のキャンパスに通った。初個展について「自分はひとりじゃな
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浜松の2専門学校 卒業式、決意新たに「社会明るく照らす」
浜松市中区の「ルネサンス デザイン・美容専門学校」と「専門学校ルネサンス・ペット・アカデミー」の合同卒業式が2日、同区のアクトシティ浜松で行われた。7学科約180人がブライダル業界や動物関係の分野で学びの成果を発揮することを誓った。 教員が卒業生の名前を読み上げ、代表生徒が卒業証書を受け取った。中野勘次郎校長は「コロナ禍で学んだ困難を思い出し、よりよい人生のために仕事をしてほしい」と卒業生にエールを送った。 ブライダル・トータルビューティー科の大平留生さん(20)は「在学中に身につけた経験と知識、頼もしい先生方の教えを糧に、社会を明るく照らしたい」と決意を語った。