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テーマ : 浜松市

天竜川水系上空のドローン航路 浜松市、平時から利用 物流や河川管理に

 浜松市は28日、2024年度中の本格運用を予定している天竜川水系上空のドローン航路利活用の概要を明らかにした。官民連携で平時から物流や河川点検で航路を利用することで、災害時の速やかな対応や、医療や介護といった生活インフラの維持につなげる。
 天竜川水系上空は経済産業省がドローン航路の先行モデル地域に選定した。市は同航路におけるドローン利活用の重点として防災、物流、インフラメンテナンスの3分野を設定。当初は拠点となる高齢者施設や病院などへの医薬品配送を物流事業のハマキョウレックス(中央区)、河川や橋の巡視・点検を測量・設計業のフジヤマ(同)が担う予定。
 平時の利活用を重ねて効率化を図り、災害時には被災状況の把握や医薬品・物資の輸送に迅速に対応する。さらに、能登半島地震を受けて危機感が強まる孤立集落の不安解消、土木技術職員不足や老朽化するインフラの管理といった各課題の解消を進める。市は25年初頭の本格運用開始を見据えているという。
 同航路利活用の概要は、市役所で開催した官民組織「市デジタル・スマートシティ官民連携プラットフォーム」の本年度第4回運営委員会(委員長・山名裕副市長)で報告した。
 (浜松総局・宮崎浩一)

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