未来のプロピアノ奏者、有料公演5月に 小中高生意識醸成へ 浜松市天竜区
音楽家のマネジメントを手がけるイマジン(浜松市中央区)は5月12日、今西泰彦社長(40)のレッスンを受ける小学5年生から高校生(1人は今春大学進学予定)9人によるピアノコンサート「ピアノの旋律(しらべ)とともに」を天竜区の市天竜壬生ホールで開く。早くからプロ意識を身につけさせようと、チケット代を大人4千円、学生2千円と有料開催とした。
同社の有料のコンサートは、初開催した2023年5月に続いて2回目。昨年は約200人の観衆を集めた。感動した来場者からプレゼントを受け取ったという宗田聡介さん(湖東中3年)は「自分の持っているものを出しきりたい」と意気込み、ショパンのバラードなどの曲の練習に取り組む。
今回出演する9人のうち、3人が初めてコンサートを経験する。金子結羽さん(浜名中1年)は昨年、観客として来場し「発表会にはない緊張感の中で自分もピアノを弾きたい」と思ったと振り返り、「お金をいただく責任感を持って取り組む」と話す。
チケットは同ホールやカワイ浜松などで取り扱う。
(浜松総局・大山雄一郎)