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テーマ : 裁判しずおか

強制わいせつ致傷 犯行時19歳の男に有罪 地裁沼津支部判決

 静岡県東部の路上で女性にわいせつな行為をし、けがを負わせたとして強制わいせつ致傷の罪に問われた沼津市のアルバイトの男(20)=事件当時(19)=の裁判員裁判判決公判で、静岡地裁沼津支部は15日、懲役3年、保護観察付き執行猶予5年(求刑懲役3年6月)を言い渡した。
 野沢晃一裁判長は判決理由で、事件前日に犯行場所の見当を付け、女性を物色し待ち伏せした行動は「一定の計画性と犯行への強い意思が認められる。被害者の精神的被害は大きい」と述べた。一方で「被告が若年で更生に向けた家族の協力や医療機関への通院継続が期待できる」と保護観察付き執行猶予の理由を挙げた。
 判決によると被告は4月上旬、県東部の路上で、自転車で走行中の10代女性を転倒させた上、わいせつな行為をし、足や腕に約1週間のけがを負わせた。
 男は4月施行の改正少年法で起訴後の実名報道が可能になった「特定少年」に当たり、県内で初めて氏名を公表して審理した。

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