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テーマ : 裁判しずおか

神社の銅板窃盗 静岡地裁初公判 被告「生活のため」

 静岡市駿河区の神社の屋根の銅板をはがして盗んだとして、窃盗の罪に問われた住所不定、無職の男(51)の初公判が20日、静岡地裁(谷田部峻裁判官)であった。男は起訴内容を認め、「生活のためだった」と売却の事実も肯定した。
 検察は冒頭陳述で、住所不定となった男は「手持ち資金が尽きると神社の屋根の銅板を盗み、売却して生活していた」と指摘。被告人質問で男は「解体の仕事をしていた時に銅板を売れば金になると知った。人けのないところに行けば盗めると思った」と述べ、2023年11月に逮捕されるまで「7、8回」銅板を盗む行為を繰り返したと明かした。神社での犯行に罪悪感がなかったかとの質問には「当時は生活のために夢中になっていた」と答えた。
 起訴状などによると、男は23年10月16日午後1時半ごろから3時20分ごろまでの間、同区丸子の丸子稲荷神社で、屋根に設置された銅板18枚(計1万1253円相当)をはがして盗んだとされる。

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