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テーマ : 裁判しずおか

スルガ銀行と元役員1人和解 不正融資損賠訴訟

 シェアハウス向けの不正融資問題を巡り、スルガ銀行は29日、旧経営陣の責任を追及して損害賠償を求めた訴訟で、麻生治雄元専務執行役員と静岡地裁で和解が成立したと発表した。麻生氏が責任を認め、1千万円を支払う。
 同銀行は岡野光喜元会長や営業担当だった麻生氏ら9人(相続人を含む)に、総額35億円の損害賠償を求めて提訴した。和解成立は9人の中で初めてという。
 不正融資に関わったとして懲戒解雇された麻生氏は、同銀行に地位確認と未払い給与など計約2400万円の支払いを求めて東京高裁で係争中だが、今回の和解を受けて訴訟を取り下げるという。一審の東京地裁判決は「解雇は合理的な理由を欠き無効」と判断し、解雇後から定年に当たる年齢まで1カ月当たり50万円を支払うよう命じた。
 同銀行は「残る元役員に関する訴訟は継続する」としている。

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