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テーマ : 裁判しずおか

御前崎の元公民館長 報酬無効 静岡地裁、訴え棄却 原告は控訴方針

 御前崎市の池新田公民館(現地区センター)の元館長への報酬支給は違法で無効だとして、市民10人が市を相手取り、元館長を任命した当時の市教育委員らに報酬支給額と同額の450万円を請求するよう求めた住民訴訟の判決で、静岡地裁は4日、訴えを退けた。原告側は取材に対し、控訴する方針を明らかにした。
 原告側は訴訟で、公民館が民間産廃処理施設を誘致する活動に使われていたとし、館長(当時)は社会教育法に反して営利事業を援助した―と主張していた。
 日野直子裁判長は判決理由で、住民訴訟の前提となる住民監査請求が期限を過ぎて不適法として訴えの一部を却下した。その上で、公民館の使用について「住民らが企業誘致を目的として、打ち合わせなどのために利用したに過ぎない」とし、館長が企業に利益を与えたと言うことはできないと指摘。報酬の支給に違法性はないと結論づけた。

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