控訴審の初弁論 12月5日に変更 静岡の旧優生保護法訴訟
旧優生保護法(1948~96年)下で不妊手術を強制されたのは憲法違反だとして、聴覚に障害のある県内の女性が国に3300万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審で、東京高裁は25日、第1回口頭弁論の期日を12月5日に指定した。
弁護団が取材に明らかにした。当初は12月1日の予定だったが、差し支えが生じたとして取り消し、改めて期日を指定し直した。
2月の一審静岡地裁判決は旧法を違憲と判断し、国に1650万円の支払いを命じた。弁護団は控訴審の第1回口頭弁論で意見陳述を予定しているという。