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テーマ : 裁判しずおか

妻を感電死 男に懲役18年求刑 静岡地裁沼津支部公判

 2021年、沼津市の自宅で同居する妻を感電死させたとして殺人の罪に問われた同市寿町、トラック運転手の男(66)の裁判員裁判論告求刑公判が5日、静岡地裁沼津支部(野沢晃一裁判長)で開かれ、検察側は懲役18年を求刑した。
 検察側は論告で、被告に電気工事に関する知識があったことや遺体の一部が炭化していたこと、感電死についてウェブ検索していたことなどを踏まえ「周到な準備、計画によって敢行された犯行で強い非難に値する」と指摘。公判での被告の弁解内容は不合理で信用できないとした。
 弁護側は反射的な行為であり、通電したアルミ板付き手袋をはめた手で妻の口に触れた時には被告が「危険性を認識していなかった」と反論。不幸な事故で、被告にとって予想外の出来事だったとし「殺人罪は適用されない」とした。
 起訴状などによると、被告は同年12月11日早朝、通電したアルミ板付き手袋で妻=当時(63)=の口を押さえるなどして感電死させたとされる。

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