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テーマ : 裁判しずおか

8億円損害賠償求め提訴 焼津カツオ窃盗事件、被害の船会社など

 焼津漁港での冷凍カツオ窃盗事件の第3ルートを巡り、被害に遭った焼津市の船会社「極洋水産」など10社と個人事業者1人が28日までに、窃盗罪で起訴された被告や所属していた水産加工会社などを相手に約8億500万円の損害賠償を求める訴訟を静岡地裁に起こした。22日付。
 訴状によると、同市の水産加工会社「マルテ小林商店」元役員の被告(46)=窃盗罪で起訴=、同市の運送会社社長(62)=同罪で有罪判決=、水産加工会社「大熊」元役員の被告(69)=同罪などで起訴=は共謀して、原告らの保有する漁船が水揚げしたカツオを盗んだとされる。それぞれの会社にも損害賠償責任や使用者責任があるとしている。
 損害額は2016年から21年までの間に盗まれたとされるカツオについて、16~18年は盗品数量にカツオの平均単価を掛け合わせて算出。19~21年は静岡県警の捜査で判明した損害額を採用した。運送会社社長とマルテ小林商店元役員の被告からの弁済額を差し引いた。
 原告代理人によると、焼津漁協と同漁協職員については和解が成立しているため提訴の対象に含めなかったという。

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