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スズキ自販東海、愛知の新城商店街に営業店 軽トラ市会場、30日開店

 スズキの販売子会社スズキ自販東海(愛知県)の新城市の営業店が30日、同市中心市街地の商店街に移転新築オープンする。全国三大軽トラ市の一つ、「のんほいルロット」の会場で、毎月1回の開催時は敷地を無料休憩所として開放する。車両販売や整備の拠点と同時に、にぎわい創出や地域振興にも貢献する。

商店街に移転オープンする営業店。軽トラ市開催時は敷地開放する=24日、愛知県新城市
商店街に移転オープンする営業店。軽トラ市開催時は敷地開放する=24日、愛知県新城市

 スズキによると、営業店は幹線沿いの立地が主流で、町なかの商店街への出店は非常に珍しい。約3キロ離れた旧店舗の老朽化や需要増に伴い、利便性を高める面積確保のほか、市内外から平均2千人が訪れる軽トラ市の存在などを踏まえて決めた。面積は1・4倍程度拡大し、点検整備設備を増やした。軽をはじめとする自動車やセニアカーを展示する。
 新店舗は約700メートルに広がる軽トラ市会場のほぼ中央に位置する。開催時間は休憩で立ち寄れるようテーブルや椅子を備えるほか、トイレ、授乳室を開放し、スタッフも対応に当たる。
 24日は現地でプレオープンイベントを開催し、多くの来場者でにぎわった。出席したスズキの鈴木俊宏社長は「商店街と一体化という意味で新しい試み。人が集まり、活性化につながる役割も担えれば」と述べた。地域要望を受け、防犯対策の一環で夜間の照明時間の延長も検討するという。

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