テーマ : スポーツしずおか

もう一度世界へ! 競泳女子自由形・望月絹子(鈴与) パリ五輪へ決意 代表選考会17日に開幕

 競泳女子自由形の望月絹子(鈴与)が初の五輪を懸けて、17日開幕のパリ五輪代表選考会に臨む。初めて日の丸を背負った昨年の世界選手権は800メートルリレーのアンカーを務めたが9位で予選敗退。「もう一度、この舞台に立ちたい」と決意した。失意に沈んだ東京五輪の代表選考会から3年。今度こそ悲願の切符をつかむ。

競泳のパリ五輪代表選考会に向け練習に打ち込む望月絹子。女子自由形で代表を狙う=神奈川大
競泳のパリ五輪代表選考会に向け練習に打ち込む望月絹子。女子自由形で代表を狙う=神奈川大
競泳女子自由形・望月絹子(鈴与)
競泳女子自由形・望月絹子(鈴与)
競泳のパリ五輪代表選考会に向け練習に打ち込む望月絹子。女子自由形で代表を狙う=神奈川大
競泳女子自由形・望月絹子(鈴与)

 清水桜が丘高ではあと一歩で全国タイトルを逃したが、神奈川大で成長。東京五輪を翌年に控えた2020年12月の日本選手権で400メートル、800メートルの2冠に輝いた。だが、五輪が一気に現実味を帯びたことで「準備不足のまま慌ててつかもうとしてしまった」。最後は重圧に押しつぶされ、4カ月後の代表選考会は完敗だった。
 同じ轍(てつ)を踏むつもりはない。前回の悔しさ、世界選手権の経験を踏まえ、今は五輪を明確な目標として向き合えている。冬場はこれまで主体だった距離中心の練習を抑えて強度を高めたメニューを取り入れ、序盤から突っ込んで押し切るためのスピードと持久力を強化。その上で大きなストロークで伸びる自身の「原点」を磨き直した。
 狙うのは400メートルと、200メートルの上位4人で組む800メートルリレーでの代表入り。本県水泳界の期待を背負う24歳は、「静岡の方々が応援してくれている。皆さんに喜んでもらいたい」と大一番に挑む。
 (山本一真)

いい茶0

スポーツしずおかの記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞