テーマ : スポーツしずおか

⚽ジュビロ磐田 柏に競り負け0-1 J1第3節

 明治安田J1リーグは9日、各地で第3節の8試合が行われ、磐田はホームのヤマハスタジアムで柏と対戦し、0-1で敗れた。
磐田―柏 前半、相手と競り合う磐田・松本(中央右)=ヤマハスタジアム(浜松総局・山川侑哉)
①ヤマハ▽観衆12720人
 柏 2勝1分け(7) 1(1―0 0―0)0 磐 田 1勝2敗(3)
▽得点者【柏】古賀(1)


 【評】磐田は好機を生かせず、柏に零封負けした。
 前半は相手の攻撃をしのぎながら、カウンターで好機を探った。だが、35分、相手CKを押し込まれて先制点を奪われ、1点リードを許して折り返した。
 後半はペイショット、古川らを前線に投入して局面の打開を図った。ペイショットを起点に攻撃を仕掛け、ジャーメインがゴールを狙ったが、得点できず。試合終了間際に上原が放ったミドルシュートも枠を外れた。

またもセットプレーで失点 1点遠く連勝逃す
磐田―柏 後半、ゴール前で激しく競り合う磐田・ペイショット(中央左)ら=ヤマハスタジアム
 前節川崎から5得点を奪った派手な打ち合いを制しての勝利から一転、磐田は最後まで柏のゴールをこじ開けられなかった。ホームでの今季初白星を挙げられず、2019年11月以来のJ1での連勝を逃す悔しい結果に終わった。
 唯一の失点はまたも課題のセットプレーからだった。セットプレーから喫した失点は3試合連続。今季許した7失点中4点が該当する。横内監督は前半35分の失点シーンについて「早く動きすぎて相手にスペースを与えてしまった」と振り返る。今季から相手CKへの守備対応をマンツーマンからゾーンに変更したが、まだ効果は出ていないようだ。
 攻撃陣も前節の爆発から比べて物足りない内容だった。前節で昨季王者の神戸を完封した柏の堅い守りを前に、なかなかシュートまで持ち込めない。前半は2本、後半も4本だけ。「チャンスが多くなかった。したたかにやられてしまった」と指揮官も完敗を認めるしかなかった。
 川崎戦で4得点したFWジャーメインも相手マークが厳しくなり沈黙した。試合終盤に2度訪れたゴール前での好機はともにオフサイド判定に。点取り屋はこぼれ球の回収を課題に挙げ「後半もっとチャンスをつくらないと。チームで0点は責任を感じる」。さらに「連敗しないのが大事。負けて出た課題を見直して勝ち点を取る」と次節敵地でのG大阪戦を見据えた。
 (運動部・名倉正和)

新人植村が攻守に存在感 相手キーマンに仕事させず
 新人植村が開幕から3試合連続して右サイドバックで先発出場し、存在感を示した。初戦からそうそうたるアタッカーと対戦し、この日も柏の攻撃の起点となるMFマテウスサビオと対峙(たいじ)。満足な仕事をさせなかった。本職はボランチだが「サイドバックとして余裕や自信が出てきた」と胸を張った。
 マテウスサビオについて「柏のキーマン。何をしてくるか分からない難しい相手」と警戒し、不用意に飛び込まず距離を取って冷静に対応した。
 前半10分には相手のカウンターを1人で食い止め、そのまま持ち上がり味方の攻撃につなげた。それでも22歳は「90分を通してやらせてはいけない」とセットプレーでの失点を反省した。
前半、ゴール前にパスを出す磐田・山田(10)=ヤマハスタジアム

いい茶0

スポーツしずおかの記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞