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⚾投手・東海林碧波 けが、病回復 再起期す【くふうハヤテ選手紹介】

 今野球ができることが「めちゃくちゃ幸せ」と心から思う。けがや病に苦しんだ大学4年間。それでも復帰を諦めなかった大型左腕が、再びマウンドで躍動する時が近づいている。

東海林碧波投手
東海林碧波投手

 東京・早実高-早大とエリート街道を歩んだ。だが大学2年時に腰のけがで約1年間離脱し、4年春には汗が出なくなる難病「特発性後天性全身性無汗症」を発症。公式戦には一度も出場できなかった。
 「野球ができなくなるかもしれない」。それでも望みを捨てずに治療を続け、運動制限がなくなるまでに回復した。動ける喜びをかみしめながら励む練習には充実感がある。
 197センチの長身から角度のある直球は最速148キロ。体重は103キロまで増やし、球威は格段に上がった。「実戦感覚を取り戻し、1試合圧倒できる投手になりたい」。22歳の逆襲の1年が始まる。

 しょうじ・あおば 千葉県出身。早実高では3年夏に西東京大会8強入りした。

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