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【3月の病害虫予想】イチゴ アザミウマ類に注意

 静岡県病害虫防除所によると、3月は気温、雨ともに平年並みの予想だが、1~2月の高温が影響し、特にアザミウマ類やコナジラミ類の発生が増える見込み。
 【トマト】2月中旬の巡回調査で葉かび病・すすかび病、タバココナジラミの平均発生株率が平年の約2倍だった。葉かび病は、抵抗性品種を栽培している農地でも薬剤を予防散布し、発生に注意する。
 【タマネギ】生育は平年と比べ15~20日程度早い。腐敗病の発生が平年より多く、収穫時期を迎えている農地はできるだけ降雨前に収穫する。降雨後は鱗茎[りんけい]が十分に乾いた状態で収穫する。発病株は発生源となるため農地外で処分する。
 【イチゴ】炭そ病、アザミウマ類、ハダニ類の発生が多い予報。特にアザミウマ類は例年3月の気温上昇とともに発生が多くなるため、注意が必要。花の発生状況を観察し、必要のない花は摘み取って防除する。薬剤抵抗性が発達しやすいハダニ類は、気門封鎖剤や天敵の活用が有効。

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