テーマ : サクラエビ異変

「漁業」など項目別流量を検討 国交省会合 富士川水系の河川維持流量【サクラエビ異変 母なる富士川】

 国土交通省が3月末までの設定を表明している富士川水系の河川維持流量について、同省甲府河川国道事務所は8日、学識経験者ら9人による検討会の第3回会合を甲府市内の同事務所会議室で一部オンラインで開いた。事務局は「景観」や「舟運」、「漁業」など八つ程度の項目とエリアごとに維持流量の原案を学識経験者らに示し、検討した。
 会議は冒頭以外非公開。留守洋平所長はあいさつで「(河川維持流量の設定は)社会や市民から大きな関心をもらっている。丁寧な議論を行い、速やかな河川維持流量設定を目指したい」と述べた。会議後に行われた同事務所幹部への取材によると、流域住民らから提出されている、維持流量の増量を求める複数の要望書が会議で紹介された。
 学識経験者らによる会議は3月に最終回が行われ、その場で事務局から最終案が示される。了承されれば、年度内に河川維持流量が決定する。季節ごと、エリアごとに細かく分けた維持流量の設定になる方向だという。

いい茶0

サクラエビ異変の記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞