テーマ : サクラエビ異変

秋感じる桜色 サクラエビ天日干し 蒲原・富士川河川敷

ふるいを使ってサクラエビを干し場に敷く加工業者=29日午前7時半ごろ、静岡市清水区蒲原の富士川河川敷
ふるいを使ってサクラエビを干し場に敷く加工業者=29日午前7時半ごろ、静岡市清水区蒲原の富士川河川敷

 駿河湾特産のサクラエビの天日干しが29日朝、静岡市清水区蒲原の富士川河川敷でこの秋初めて行われた。前日夜に始まった秋漁で水揚げされたエビが、青空の下で桜色に輝いた。
 由比港漁協で初競りを終えた地元加工業者が、競り落としたサクラエビをトラックで河川敷に運び込み、ふるいを使って干し場に敷いた。記録的な不漁が続いていることを受けて秋漁は資源調査目的の試験操業中のため、まだ取引量は少なく、初日は約30キロ分を干す作業を数分で終えた。干し場一面が桜色に染まる同地区名物の景観を楽しめるのは、11月中頃からになりそうだという。
 干し場には風物詩をカメラに捉えようと写真愛好家も集まった。加工業者に「エビはまだ少ないですか」と尋ねたり、業者から「もっと近くに寄って撮りなよ」などと声を掛けられたりする場面もあった。

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