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茶況(4月3日)上場連日の4万キロ 静岡茶市場 県産一茶

 静岡茶市場の県産一茶の上場数量は、3日連続で4万キロを超えた。本山筋など一部の荷口の引き合いは強く、活況な取引となった。大型連休中は好天に恵まれ、入荷量が安定する見通し。
 賤機は2000円台半ばが中心だった。藁科や美和は2000円台前半が多い。清水は有度が終盤を迎えた。
 川根は2000円台半ば、袋井は1000円台前半などで成立した。盛期の沼津は上場数量が1万5000キロを超え、平均は1100円前後。三桁台の商いも増えている。東部の生産者は「相場が下がったことで、大口の販売が増えつつある」と話す。
 静岡市中の県産一茶取引は、前日から200~100円ほど値を下げた。終盤の初倉は持ち込み数量が減少し、1000円台前半を中心に成立した。磐田は1200~800円で取引され、平均は900円台だった。
 榛原、坂部、相良は1400円台から1000円の荷が多い。一部で1600円を超える品物もある。金谷、小笠は2000円周辺から1700円で取引された。
 富士は1300~1000円で成立した。中堅問屋は「品質は安定してきた。仕入れやすい価格に移行しているので、購入量を増やす」と語る。

 藤枝 JA茶業部藤枝工場に9工場から13口2332キロが持ち込まれた。高値は3500円、安値は1000円台後半。早場所では一茶生産を終えた地域も出てきた。
 島田、金谷、川根 島田地域は早場所がほぼ終了し、1500~1300円前後が中心。JA大井川金谷工場には27口1万1756キロが持ち込まれ、平均は1664円。同川根工場は全工場からの出荷が出そろい、44口1万137キロが4500~2000円前後で取引された。
 榛原、相良 1500~1200円が中心で、前日から100円の下げ。買い手からは一茶の仕入れに満腹感が出始めている。
 掛川、小笠 掛川茶市場には3万6693キロが上場した。3500~1130円。平均は2004円。JAサエリアには3万145キロが上場し、3300~920円で取引された。
 袋井、森 森町茶業センターは73口6364キロが上場し、高値3450円、平均2191円だった。

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