テーマ : 経済しずおか

上海でアジア最大見本市 中韓製家電、AI活用アピール

 【上海共同】アジア最大規模の家電見本市「AWE」が中国上海市で14日開幕した。中国、韓国メーカーが人工知能(AI)の活用をアピールする一方、日本メーカーはペットの飼育や調理の時短といった利便性を高める製品を展示した。17日まで。

中国家電大手TCLのスマートドアを説明するスタッフ(右)=14日、上海市(共同)
中国家電大手TCLのスマートドアを説明するスタッフ(右)=14日、上海市(共同)

 中国家電大手のTCLは、顔認証で玄関ドアを解錠するスマートドアに不審者と認識すると録画を始める機能を加えた製品を展示。韓国サムスン電子は、いびきを感知してマットレスの形状を変え、呼吸を助けるスマートベッドを披露した。
 中韓勢はスマート家電も強化。インターネットでスマートフォンとつなぎ、遠隔操作できるテレビや冷蔵庫、調理器具などをそろえた。
 一方でパナソニックは中国でペットを飼う人が増えているのを受けて動物の毛を衣服から除去する乾燥機を展示。外出中でもペットに餌を与えられるスマート家電も出展。若い世代でも購入しやすい価格帯で冷蔵庫や電子レンジを提供することを押し出した。
 中国政府は低迷が続く景気を刺激するため、家電を含む消費財の買い替えを促進している。

いい茶0

経済しずおかの記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞