テーマ : 経済しずおか

高性能水筒人気沸騰中 コーヒーおいしく/炭酸長持ち

 水やお茶だけではなく、さまざまな飲み物に対応した高性能な水筒が人気だ。京セラは独自のセラミック加工でコーヒーの風味を邪魔しない製品を開発。タイガー魔法瓶(大阪府門真市)は炭酸飲料の持ち運びに適したボトルを展開する。脱プラスチックといったエコ意識や節約志向の高まりも水筒人気を後押しする。

タイガー魔法瓶が展開する、炭酸飲料にも対応した水筒
タイガー魔法瓶が展開する、炭酸飲料にも対応した水筒

 京セラは「CERAMUG(セラマグ) ボトル」シリーズに、大容量500ミリリットルの製品を1月30日に発売した。長時間持ち歩いても鉄分が溶け出さないよう、内部をセラミックで加工。本来の味を損なわないようにした。
 セラマグは2021年から展開し、従来の容量は180、300ミリリットルでコーヒー1、2杯分。大容量を求める声が多かった。日常的に飲む人から好評といい、京セラ企画開発部の日置敦史さんは「コーヒーを嗜好(しこう)品として楽しむ層へ訴求していきたい」と話した。
 タイガー魔法瓶は炭酸飲料を持ち運ぶ「真空断熱炭酸ボトル」を22年に発売した。ボトルの内側の表面をなめらかに加工し、炭酸の気化を抑えてシュワシュワ感を長く楽しめる。昨年は温かい飲み物にも対応した新しいモデルを投入。夏はビール、冬はホットコーヒーと一年中楽しめることをアピールしている。

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