テーマ : 経済しずおか

ドコモとNEC 海外展開新会社 携帯基地局技術生かす

 NTTドコモとNECは26日、特定企業の通信機器に頼らない最新の携帯電話基地局の運用方式「オープンラン」を巡り、両社の技術を生かしシステムの海外販売を進めるための共同出資会社を立ち上げると発表した。経済発展で通信網の拡充が続く東南アジアや中東など新興国の通信企業に加え、中国製機器からの乗り換え需要を見込む欧米への展開も想定する。
 従来の基地局は単一メーカーからのシステム一括調達が一般的だったが、オープンランはさまざまな企業の機器や技術を組み合わせて最適なシステムを構築する。調達コストの削減が見込めるため市場規模が徐々に拡大しており、ドコモはNECのほか、富士通や米半導体大手エヌビディアなど国内外の有力企業と連携し機器を提供する。
 ドコモとNECによる新会社は「OREX SAI(オレックス サイ)」で、4月1日に設立する。本社は川崎市に置き、出資比率はドコモが66%、NECが34%。

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