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テーマ : 浜松市

花と歩んだ20年 浜名湖ガーデンパークボランティアの大谷さん夫婦(浜松) 花博開幕間近「多くの人に見てほしい」

 浜松市中央区の浜名湖ガーデンパークで20年にわたって花管理のボランティアを続けている高齢夫婦がいる。きっかけは2004年に同園で初めて行われた「浜名湖花博」。同園が会場の一つとなる「浜名湖花博2024」(浜名湖花博20周年記念事業実行委主催)の開幕まで半月ほど。「自分たちが管理してきた花を多くの人に見てほしい」―。間近に迫った花の祭典を、2人も待ちわびている。

2004年からボランティアとして花の管理を行う大谷さん(右)。妻の行子さんと浜名湖花博の開幕を待ちわびている=2日、浜松市中央区の浜名湖ガーデンパーク
2004年からボランティアとして花の管理を行う大谷さん(右)。妻の行子さんと浜名湖花博の開幕を待ちわびている=2日、浜松市中央区の浜名湖ガーデンパーク

 同区の大谷康さん(81)は04年の花博でボランティア募集を知り、定年退職後の趣味をつくろうと応募した。当初は1人で地道に活動に取り組んできたが、17年ごろ、「楽しいから一緒にやろう」と妻行子さん(77)を誘い、今では夫婦で肩を寄せ合いながら花や人との触れ合いを楽しでいる。活動は週2回。自宅から車を約30分走らせ、東京ディズニーランドよりも広い約56ヘクタールの敷地の園内で、苗を植えたり、花殻を摘んだり、除草や清掃に汗を流す。
 元々は花栽培などの経験はなかったという大谷さん。活動は「今では生きがい。ほかの若いボランティアさんと話すことも楽しく、元気になる。体が動くうちは続けるつもり」と笑顔を見せる。行子さんも「始めてよかった。居心地もよく、花に癒やしをもらえる。歩くことで健康づくりにも役立っている」と充実感をにじませた。
 「浜名湖花博2024」は23日に「はままつフラワーパーク」(同区)で開幕し、ガーデンパーク会場の開催は4月6日から。2人は「6人の孫に前売り券をプレゼントする。多くの仲間と花の手入れを行ってきたので、孫をはじめ、若い人たちに楽しんでもらいたい」と期待を寄せた。

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