おいでよ浜名湖花博 開幕 見どころや魅力紹介
「浜名湖花博２０２４」（浜名湖花博２０周年記念事業実行委員会主催）が３月２３日に浜松市中央区で開幕する。テーマは「人・自然・テクノロジーの架け橋～レイクハマナ デジタル田園都市～」。はままつフラワーパーク（３月２３日～６月１６日）と浜名湖ガーデンパーク（４月６日～６月２日）の２会場を拠点に、浜名湖周辺の地域資源と先端技術との“融合”を発信する。関係者に見どころや魅力、お勧めポイントなどを紹介してもらった。
川勝平太知事（７５）＝浜名湖花博２０周年記念事業実行委員会会長好きな花はタチツボスミレ。花材の王国である浜松を花の都、食の宝庫として発信する。市のフラワーパークと静岡県のガーデンパークで個性の違う庭が楽しめる。開放感のある春を味わってほしい。きっと来訪者の一生の思い出になる。
鈴木修スズキ相談役（９４）＝浜名湖花博２０周年記念事業実行委員会名誉顧問好きな花はヤマユリ。故郷の下呂（岐阜）の少年時代、飛騨の山奥へよくヤマユリを採りに出かけた。花は愛でるのもよいが、実はユリの根は食用になり実用的。花の魅力は多様。より深く楽しんでほしい。
吉元洋美会長（５４） 湖西市新居／中根庭園を研究する会 世界的造園家中根金作が旧新居町で手がけた景観づくりを紹介する展示を、はままつフラワーパークで行う。実際にまちを訪れて、地域の歴史風土を生かした庭園や公園を楽しんでほしい。
金原貴さん（７０）＝浜松市中央区／舘山寺温泉観光協会長好きな花はツバキ。各商業施設で開幕に合わせた宿泊プランや料理などを用意し、おもてなしの準備を整えている。花はもちろん、浜名湖周辺の温泉や食、景観との〝出会い〟も楽しんでいただきたい。
鈴木豊乃さん＝東京都／はままつフラワーパークでコンサートを行う浜松市出身の音楽家好きな花はサクラ。春の穏やかな日に、花と緑に囲まれたはままつフラワーパークですてきなハーモニーをお届けする。豊かな自然とエネルギッシュな音楽に触れて、たくさんの元気をもらってほしい。
小池秀友さん（５５）＝浜名漁業協同組合 新居支所遊船組合長好きな花はサクラ。海湖館や浜名港と浜名湖ガーデンパークを結ぶ船を運航する。湖に広がるカキやノリの養殖棚など漁の景色も楽しんでほしい。運が良ければ鉄橋下から湖の上を走る新幹線が見られるかも。
小島里緒さん（１９）＝磐田市／浜名湖花博２０２４ＰＲリーダーを務めるアザレア・セブン選手好きな花はヒマワリ。巨大なウオータースクリーンを使ったバーチャル映像が楽しみ。音楽に合わせて花びらやキャラクターが飛び出てくる。大迫力のショーで、多くの人に「非日常」を味わってほしい。
大谷康さん（８１）＝浜松市中央区／浜名湖ガーデンパークの花緑ボランティア好きな花はネモフィラ。２００４年の浜名湖花博から２０年間、植栽のボランティア活動に参加し、妻や多くの仲間と花の手入れを行っている。バラ、ネモフィラなどたくさんの花を見て楽しんでほしい。
佐原宏康さん（６２）＝湖西市／浜名湖ガーデンパークの花修景計画責任者好きな花は菜の花。美しい花景色にとどまらない、自然の癒やしや喜びを感じられる情景づくりがテーマ。花が秘める力、豊かさや幸福感が映し出される花修景、日本一くつろげる会場を目指した。
高木隆ノ介さん（２６）＝浜松市浜名区／浜名湖ガーデンパークの催しに出展するエフ・シー・シー社員好きな花はウメ。４月の３週目に事業化検討中の幻のカニ「ドウマン」の養殖プロジェクトを紹介する。ＡＩ設備模型の展示や地元飲食店とコラボした珍しいカニ料理の提供を予定。ぜひ足を運んでほしい。
谷中正博さん（５４）＝湖西市／湖西市農業振興協議会長好きな花はガーベラ。２５日から市役所にフラワーアーチを設置し、４月に浜名湖ガーデンパークで全国シェア８割を誇る市特産のコデマリを中心に屋内展示を行う。会場とともに普段の生活でも花を楽しんでほしい。
稲岡一乃さん＝千葉県佐倉市／浜名湖ガーデンパークのフラワーガーデンコンテストに出場するガーデナー好きな花は野バラ。「心安らぐ水辺の風景」をテーマに、全国のガーデナー２６組が植栽デザインを競う。多彩な花風景が林や水辺に溶け込み、美しい景観が続くフラワーガーデンストリートは必見。
鈴木智子さん（５２）／静岡県浜名湖花博２０周年記念事業推進室の花緑班長好きな花はアカシア。ガーデンパークは花の美しさ、花がテーマの食、多彩な香り、花と音楽との融合、花との触れ合いなど、花緑とデジタルを五感で楽しめる。専用音声ガイドも活用して満喫してほしい。
宇藤陽通さん（６９）＝浜松市中央区／はままつフラワーパークの園芸ボランティア好きな花はサクラ。花博成功の一助になりたいとの思いで庭園の維持管理に取り組んでいる。フラワーパークではさまざまな花が楽しめる。多くの方に足を運んでいただき、花と自然を肌で感じてほしい。
影山剛士湖西市長（４９）＝浜名湖花博２０周年記念事業 実行委員会副会長好きな花はコデマリ。花博会場と湖西市を舟でつなぎ、環浜名湖一体で盛り上げる。４月２７日に海湖館で「湖うみの見えるマルシェ」を開く。花と舟に加え、グルメや地元企業の技術力で食とエコも感じてほしい。
大間由樹さん（２８）＝磐田市／浜名湖花博２０２４ＰＲリーダーを務める静岡ＳＳＵボニータ選手好きな花はチューリップ。花博に向けてボニータの選手たちでネモフィラを手植えしたので、チームカラーと同じサックスブルーの花が咲くのが楽しみ。多くの人に日常から離れた花の空間で癒やされてほしい。
池田貴裕さん（４８）＝浜松市中央区／夜間のはままつフラワーパークを光で演出するパイフォトニクスの社長好きな花はアジサイ。直進性の高い七色の光を放つＬＥＤ（発光ダイオード）照明装置を使い、夜間の芝生広場を彩る。多様な花々の鑑賞ができる日中に続き、会場に広がる虹色の空間を家族で楽しんでほしい。
小倉珠子さん＝浜松市出身／はままつフラワーパークの新ガーデン「はなのはら」をデザイン・監修好きな花はノコンギク。「はなのはら」は見頃の時期が異なる４０種の宿根草や２６種の球根などを組み合わせたサステナブルガーデン。花がどんどん入れ替わるので訪れるたびに変化する風景を楽しんでほしい。
杉山花那さん（１６）＝浜松市中央区／花や植物の紹介版を手掛ける西遠女学園高自然科学部の部長好きな花はキクザクラ。フラワーパークの大温室に、花や植物を擬人化させた履歴書風の紹介板を並べる。厳選した１４種の特徴などを手書きのイラストにまとめた。楽しみながら学び、自然を好きになって。
斉藤薫さん（７１）＝浜名湖花博２０周年記念事業 実行委員会委員／浜松商工会議所会頭好きな花はバラ。時代の変化に合わせた新たな感性を、ガーデンデザイナーたちがどう来場者に提案するのかに注目。ガーデンパークに誕生する新しいローズガーデンに期待している。
谷口充さん（６０）＝浜松市中央区／浜松ガーデンパーク所長好きな花はサクラ。チューリップ、ネモフィラ、フジ、バラなどがスケールアップして来場者を迎える。新施設整備に加え、従来の植栽もリニューアルする。新しい発見に心躍らされる体験を提供したい。
小沢美緒さん（３９）＝浜松市中央区／はままつフラワーパークの花壇担当職員好きな花はチューリップ。新花壇「フラワーフォレスト」は足元から頭上まで自然の美に包まれる没入体験型の庭園。サクラやチューリップ、低木などに覆われた新感覚の空間で自然との共生を体感してほしい。
永田晴康さん（５２）＝湖西市／湖西・新居観光協会長好きな花はサクラ。４月６日から６月２日まで、湖西市の海湖館や浜名港と浜名湖ガーデンパークを結ぶ舟運事業を実施する。花博のメインは花を楽しむことだが、周辺地域の魅力も体験してもらいたい。
太田佐知代さん（４４）＝浜松市浜名区／浜松市緑政課の花修景担当職員好きな花はシデコブシ。はままつフラワーパークは起伏がある植物園。花や緑が間近に迫り、自然に包まれる感覚が体験できる。遠くから眺めたり、近づいたりと、新しい花の楽しみ方を発見してみては。
町田通さん（４９）＝静岡市葵区／花博限定レストランをオープンする仏料理店「ＬＥＮＲＩ（レンリ）」シェフ好きな花はミモザ。観光と食がつながる「ガストロノミーツーリズム」を実現する場になる。フランス料理と食材を通じて浜松の魅力を伝えたい。花博の空間と食がマッチした非日常を味わってほしい。
塚本こなみさん（７４）＝浜松市中央区／はままつフラワーパーク園長好きな花はフジ。園内の整備やイベントなど、開幕に向けてスタッフ一丸で準備を進めている。特にサクラ、チューリップの庭園は世界一美しいと思う。花の持つ魅力、感動をお届けしたい。
マハラジャン・ナレスさん（５１）＝ネパール出身、焼津市／浜名湖ガーデンパークの国際庭園エリアでネパール庭園再整備に協力好きな花はネパールの国花シャクナゲ。庭園はネパールの伝統的建築物を再現し、象の神様ガネッサやお釈迦（しゃか）様の仏像、シャクナゲなどを整備する。音楽や舞踊のステージも開催し、ネパールの文化を発信したい。
水上真悠子さん（２８）＝浜松市浜名区／浜名湖花博２０２４ＰＲリーダーを務めるブレス浜松キャプテン好きな花はガーベラ。有名なガーデンデザイナーの作品を楽しめる上、たくさんの花と緑に囲まれて癒やしも感じられる。ＰＲリーダーの活動を通じて魅力を伝え、多くの人に足を運んでもらいたい。
伊藤巌さん（８１）＝浜松市中央区／はままつフラワーパークのガイドボランティアリーダー好きな花はセツブンソウ。皆さんにとって楽しい思い出になるよう精いっぱい盛り上げたい。会期中、季節の移ろいとともにさまざまな花を見ることができる。来園してあなたの“一番”を探してほしい。
中野祐介浜松市長（５３）／浜名湖花博２０周年記念事業実行委員会副会長好きな花はサクラ。花は咲いているところをリアルに見てもらうことが一番。テレビや写真もいいが、ぜひ会場で花の美しさを体感してほしい。まずはフラワーパークの満開のサクラでおもてなししたい。
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