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バスケ・三遠快進撃 B1台風の目 “血の入れ替え”名将招聘 リーグ随一の攻撃力

 バスケットボールBリーグ1部(B1)で、三遠が台風の目となっている。千葉Jでリーグ優勝経験のある大野篤史監督を招聘(しょうへい)して2季目の今季、34勝7敗(4日時点)で中地区首位を独走。レギュラーシーズンは約3分の1を残し、既にクラブ史上最多勝利数を更新した。主将でガードの佐々木隆成は「大野さんが求めるバスケの理解度が上がっている」と手応えを口にする。

A東京戦後に記者会見する三遠の大野監督=豊橋市総合体育館((C)B.LEAGUE)
A東京戦後に記者会見する三遠の大野監督=豊橋市総合体育館((C)B.LEAGUE)
琉球戦で攻め込む三遠の佐々木(左)=豊橋市総合体育館((C)B.LEAGUE)
琉球戦で攻め込む三遠の佐々木(左)=豊橋市総合体育館((C)B.LEAGUE)
A東京戦後に記者会見する三遠の大野監督=豊橋市総合体育館((C)B.LEAGUE)
琉球戦で攻め込む三遠の佐々木(左)=豊橋市総合体育館((C)B.LEAGUE)

 愛知県と静岡県をまたぐ形で拠点を構えるチームは、bjリーグ時代に「浜松・東三河」として3度優勝。ただ、B1では2017~18年シーズン以降負け越しが続き、一昨季は勝率1割台と大不振に陥った。再建へ、断行したのが大幅な“血の入れ替え”。名将の大野氏と元千葉Jのスタッフ陣を迎え入れたほか、選手も3点シュートの名手で東京五輪代表の金丸晃輔らを獲得した。
 昨季はけが人が相次いだこともあり、すぐには好結果が出なかった。だが、今季は全員で守備とリバウンドをこなし、速いペースで攻撃を展開するスタイルが定着。1試合平均90・2得点はリーグ1位だ。チームが見据えるのは悲願のリーグ制覇。シーズン終盤戦へ、佐々木は「勝っても誰一人満足していない。(プレーオフの)チャンピオンシップで優勝する準備をしていく」と意気込みを口にした。

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